HokutoShibasaki(Liclass Education/NockAcademy代表)

タイで教育関連の企業を経営しています。世界の教育関連+世の中のトレンドの簡単な考察+事…

HokutoShibasaki(Liclass Education/NockAcademy代表)

タイで教育関連の企業を経営しています。世界の教育関連+世の中のトレンドの簡単な考察+事業のことを週1回くらいの頻度で記事にしてけるようがんばります。

最近の記事

塾産業に携わる人が急速に成長するには

少し期間が空いてしまったけど、あまり自分でハードル上げるとどんどん書けなくなるので、特に準備して書くのではなく、今年度の目標の一つであるアウトプットを増やす、ということを達成するためにとりあえず書き始めてみる。 書こうと思うのは最近少し自分の中で考えている「塾産業で働く人がどうしたら急速に成長できるか」を僕の視点で書いてみる。 塾産業についての特徴は、 需要側は日本を見てもタイを見てもどうしても意思決定に慎重で、新しいものを見てすぐに飛びつくことは少なく急激な成長を実現する

    • シンガポールのテイラースイフトのコンサート誘致

      毎週書こうと思って、早速2週間ほど開いてしまった。 仕事は相変わらずバタバタしているけど、仕事に関係ない話で今日のトピックは最近タイ国内でも話題のTaylor Swiftのコンサートについて。 うちのメンバーにも熱烈なSwiftiesがいるが、タイには残念ながらTaylor Swiftはこず(いつか来たらぜひ見に行きたいと思っている)、東南アジアではシンガポールだけに結局来た。 その時のディールが話題になっていて、シンガポール政府はTaylor Swiftのコンサート誘

      • 2024年のチャレンジ

        あっという間に2024年も2ヶ月が経過してしまった。年始の目標に決めた、「アウトプットを週1回に増やす」というのをやろうと思う。 ユニクロの柳井さんもノートを毎日取る、と確か言っていたが、アウトプットは思考を整理するという意味でも僕にとって有用な行動なので、できる限り続けていきたい。(以前社内向けにやっていたことがあったけど、確かに堂々巡りしがちな自分の思考を深めてくれていたと思う。) 色々構えると、いいことを書こうとすると手が進まなくなるので、着地点を決めず今日は書いて

        • 教育業界で働いている人は、少し無理してでも周りからフィードバックを求めた方がいい

          教育関連の会社を経営してきてしばらくぼんやりと考えてきたこととして、教育業界で働いている、特に教える現場に近ければ近い人ほど少し無理してでも周りからフィードバックを求めた方がいいと思っている。 教育業界で働く人の中では割と色々な業界の人と接する方だと思うのだが、フィードバックを受けることが苦手な人が教育業界には多いと前から感じていて、自分なりにその理由を考えてみた。 これは本人の問題ではなく、教育の構造的な部分と大きく関連しているのだけれど、 1.教室内はブラックボック

        塾産業に携わる人が急速に成長するには

          イカゲームを見て感じたこと

          話題になっているイカゲームを仕事が終わってから見てみた。 どうしても仕事柄視野が狭くなってしまいがちで、時代から遅れないようにするためにこういうトレンドはできる限り追うようにしている。 個人的な感想を言うと、ストーリー自体はそこまでインパクトはなかったし、何度かもう途中でやめようか、と思うほどツボにはハマらなかった。 ただ一方でこれが世界数十ヵ国で一位を取ったのはわかる気がする。 詳細な分析は他に譲るとして、考えてみると、 1.選んだジャンルが秀逸 東アジアの作品で世

          会社が6年目を迎えるにあたって(邦人向け塾版)

          会社メンバーへのメッセージを一部修正して転載します。 会社があっという間に6年目を迎える。昨年は会社的にはかなり苦しい一年だった。 今年度をどうするかは、全てこれからの自分たちにかかっているので、昨年度やったことを前向きに否定しながら常に新しいHowとWhatを模索していきたいと思う。そのためにはWhyをもっと自分でも考える必要がある。 バンコクでは2014年の 開校時に最も勢いのあった塾がどんどん経営が苦しくなっている。しかし一方で未だ成長を続けている塾、新しく進出し

          会社が6年目を迎えるにあたって(邦人向け塾版)

          遠回りの必要性

          もう多くの日本人がこの手の話題にはすでに食傷気味だと思うけど、 日本における、不倫やその他当事者が至らなかったとされる出来事に対する週刊誌の報道と、それに対して反応する世論を見ていて、 経緯を含めて「どうしてこうなってしまうのか」と 特に自分は海外に来てから違和感を感じていた人間の一人である。 誰にでも間違いを犯すことはあるし、このいわゆる「叩き」の対象となる その一つの間違いを見つけて、 鬼の首でも取ったかのように世論が一気に一つの方向に固まる様に 個人的にとてつもない恐

          チャレンジと子どもの未来

          教育系スタートアップである、うちの会社ならではのことなのかもしれないけど、最近ある2つの言葉について考えることが多い。 それは「とりあえずチャレンジしよう」と「子供の未来をじっくり考えよう」という結構距離の離れた言葉。 会議などでもよくこれらの板挟みになることが最近増えてきて否が応でもこの2つとどう向き合うか考えざるを得なくなってきた。 スタートアップとして不確実性の中でスピードを緩めずに突っ走るためのチャレンジと、一方で教 育という子どもの将来を背負っているという責任。

          教育者の今後の役割

          小さな海外の民間の教育機関の経営者として、また時には子どもに教える講師として、大きな括りとして人を教育をする側であることが日々の時間で僕は多い。ここ最近、今後の教育する人間の役割について考えており少し自分の中でまとまってきた。 親しい知人の子どもがスイスのサマースクールに三姉妹で毎年行っているのだが、その時の話が毎回刺激的だ。今年も今ちょうど行っているのだが、昨年行った時の話が面白かった。昨年は12歳の長女はシェイクスピアの劇を、1ヶ月ほどの期間中に準備し、最終日にチームの