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シンガポールのテイラースイフトのコンサート誘致

毎週書こうと思って、早速2週間ほど開いてしまった。

仕事は相変わらずバタバタしているけど、仕事に関係ない話で今日のトピックは最近タイ国内でも話題のTaylor Swiftのコンサートについて。

うちのメンバーにも熱烈なSwiftiesがいるが、タイには残念ながらTaylor Swiftはこず(いつか来たらぜひ見に行きたいと思っている)、東南アジアではシンガポールだけに結局来た。

その時のディールが話題になっていて、シンガポール政府はTaylor Swiftのコンサート誘致に1公演あたり数億円をかけて、独占契約(他の東南アジア諸国ではコンサートをしない契約)を結んだとのこと。

昨年BlackPinkのバンコクのコンサートを見に行った際に、タイ人でもなく在タイ外国人でもないコンサートのために来たであろうアジア系の人たちが多くて驚いたのだけど、今回もTaylorSwiftのシンガポールでのコンサートで30万人売れたチケットのかなりの割合が在シンガポール以外の人たちだろう、経済効果は推定数百億円とのこと。

これを聞いてシンガポールの強さというかしたたかさをとても感じた。

タイのSrettha首相がイベント誘致のカラクリがわかっていなかったからタイは競り負けた、というようなことを言っていたが、おそらくシンガポール政府側は東南アジアの各国、タイ・インドネシア・フィリピンらのトップが切り替わるのでバタバタで腰を据えてイベント誘致どころではない、というこのタイミングをある程度見越してこの独占的なディールを取り決めたと思ってる。

小国が群雄割拠の世の中で生き残っていくにはこの生き馬の目を抜くが如くしたたかで、大胆で、かつ冷静に周りを見ている必要があるし、これはうちみたいな弱小企業でも言える。

どうしても「それは複利できくのか?」という点ばかりについ思考が行きがちだけど、そこにこだわりすぎずにワンショットででかいチャンスを見つけるというのをもっと視野を広げてやっていかないと。

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