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教育業界で働いている人は、少し無理してでも周りからフィードバックを求めた方がいい
教育関連の会社を経営してきてしばらくぼんやりと考えてきたこととして、教育業界で働いている、特に教える現場に近ければ近い人ほど少し無理してでも周りからフィードバックを求めた方がいいと思っている。
教育業界で働く人の中では割と色々な業界の人と接する方だと思うのだが、フィードバックを受けることが苦手な人が教育業界には多いと前から感じていて、自分なりにその理由を考えてみた。
これは本人の問題ではなく、教育の構造的な部分と大きく関連しているのだけれど、
1.教室内はブラックボックス化していて周りからのフィードバックが得にくい
2.合格実績至上主義からの脱却によって、指導の評価の物差しがぼやけてきた
3.基本的にそこそこ以上を続けている限り否定的なフィードバックをユーザ(生徒・保護者)からあまり得ない
ため、特にネガティブなフィードバックを受ける機会が少ない。
またフィードバックを仮に受けても、本人が自分毎と捉えようとしない限り、個人差や家庭環境をいくらでも言い訳に使えてしまう。
ただこれはこれで、このままそこそこ以上を続けてこれで本人も子どももハッピーならいいじゃないか、と思うかもしれないが
この1,2,3の結果何が起きるかというと、特に教育業界はコツコツと努力できる人が多いけれど、せっかく努力をしてもそもそもそれが間違った方向の努力で、そのことに本人が気づけない、ということが起きてしまう。
さらに悪いことに、業界の構造として基本は1年周期で仕事が進むため、個人のフィードバックのサイクルが非常に長くなってしまい軌道修正が難しい。
そんなわけで、その努力を年単位で続けることが平気で起こってしまう。
「非連続は意思」という言葉をどこかで聞いてまさにその通りだと思ったのだけど、せっかく努力を続けていても自分の判断だけに頼っていては方向性を間違い多大な時間を浪費してしまう可能性があるので、とにかく無理してでも周りからフィードバックを受けて、自分の進んでいる先の方向性について客観的な意見をもらった方がいい。
こんなことを偉そうに言いながら自分の会社も、フィードバックをして改善のサイクルを回していくってあまりできていないので、もっと試行錯誤をしてみる必要がある。
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