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大宮アルディージャ(+サッカー全般)

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自身の記事のまとめ。2007年からの大宮アルディージャサポーター。戦術的な話は詳しくないため、データ収集や観戦歴を活かした情報に基づく記事が中心。時事ネタや過去のチームや選手を振…
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記事一覧

2024年 大宮アルディージャ新体制について

2024シーズンの新体制が発表となった。カテゴリーをJ3に下げた中で、今まで以上に予算の兼ね合いも含めて厳しい編成を強いられている。現状ではどのようなメンバーでどのようなスタイルのサッカーに辿り着くか不透明ではあるが、わからないなりの先入観のないうちに今季の展望を考えたい。DFとMFにはメインポジション、併せてFP全員は考えうる兼務ポジションを併記しておく。また、J3のクラブであることを前提のうえ

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2023年の大宮アルディージャを振り返る(クラブ編)

2023年の大宮アルディージャを振り返る(クラブ編)

選手編に続き、とにかく多かったクラブの問題点について。
例年放置されてきた課題が一気に爆発し、取り入れた外部の風もクラブの悪いDNAに全て飲まれてしまい、遂にトップチームの結果として表面化してしまった。今シーズンのクラブの問題について、大きく7つに分けて振り返る。

・急激な人件費の削減により選ばれないクラブへ

編成面での失敗を生んだ理由の一つ。2020年から2022年にかけて人件費は3分の1に

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2023年の大宮アルディージャを振り返る(選手編MF・FW+監督)

2023年の大宮アルディージャを振り返る(選手編MF・FW+監督)

GK・DF編より続き。

中盤から前についてはより合格点をあげられる選手は少なく、恐らく東洋大コンビぐらいではないか?書き続けるだけでストレスが溜まりそうだが、出場記録の管理も含め備忘録程度に振り返る。

MF(12名)

6大橋尚志 9試合(先発4・343分) 0ゴール0アシスト
今季最大のハイライトはH山形戦終了後の記念撮影でイジられる姿。守備を重んじる相馬さん、軽視する原崎さんどちらも嵌まら

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2023年の大宮アルディージャを振り返る(選手編GK・DF)

2023年の大宮アルディージャを振り返る(選手編GK・DF)

屈辱にまみれたクラブ創設25周年降格イヤーを選手短評にて振り返る。個人としては健闘した選手も何人かいたが、総じて合格点以下。相馬監督のもと志向するサッカーを遂行できれば開幕時のメンバーでも勝ち点50前後を狙えると思っていたので、クラブ内部同様にあれよあれよとチームが崩壊し降格まっしぐらとなったのは非常に残念だった。
誰が見てもJ2にふさわしくないクラブ、実りのない1年を過ごした選手たち。選手に向け

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2023年 大宮アルディージャプレビュー

3年連続で下位に低迷し、資金力もJ2中位と元J1で首都圏クラブのブランド力も地に落ちた大宮アルディージャ。今季こそ昇格を視野に入れたいところだったが、相馬監督のサッカーができない選手は去ってもらうと言わんばかりの大粛清が明言された割には大半の選手が残留。必要な選手は残せたが必要性の低い選手も残り、補強を目指したポジションは不発に終わるなど例年になく厳しいオフシーズンとなった。以下はレンタル選手も含

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2022年の大宮アルディージャを振り返る(選手編)

2022年は昨年より順位を下げる19位、勝ち点は1増の43でシーズン終了。2年連続監督途中交代となった2022年。3年連続の低迷によりクラブの地位は地に落ちた。苦しい台所事情でプレーした選手たちの2022年を簡単に振り返りたい。

GK(6名)

GK31上田智輝
昨年のコンディション不良に続き、今季は負傷。登録抹消も経験した。売りの一芸を発揮する機会もなく、監督交代によるサッカーの変化もあり立ち

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強化本部長発言に関する9の違和感と問題点

元々、日程の4分の1が終わった際に振り返りと展望ということで記事にしようとしたがモチベーションが上がらず頓挫、今般"燃料"となるサッカーダイジェストの西脇強化本部長のインタビュー記事が上がったため、その内容から感じる違和感と疑問から9つのポイントを抜粋し、今季の3分の1を終えての振り返りと展望をまとめる。

①大枠で見ると守備は整ってきている
14試合で17失点は決して多くないのは事実だが、結果と

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2020年の大宮アルディージャを振り返る(チーム編)

2020年の大宮アルディージャを振り返る(チーム編)

12月20日、Jリーグ史上最も遅い日に2020年のJ2リーグは全日程を終えた。
まさかのコロナ禍による長期の中断や日程の再編成等により、本来起こりうる結果順位とは全く異なるものとなったことと思われる。

我らが大宮アルディージャはクラブ史上最低の15位、高木監督の下成熟のシーズンを迎えるはずだったクラブは、誰もが予想できない次元の不振に陥り、名将は契約非更新となった。

前代未聞の大量の負傷者が発

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2020 J2リーグ 3分の1を終えた大宮アルディージャを振り返る

2020 J2リーグ 3分の1を終えた大宮アルディージャを振り返る

激動の2020年、実質2か月でシーズンの3分の1が終わった。開幕4連勝とスタートダッシュに成功し一時は首位に立ったものの、その後の失速により9位にまで順位を落とした。完敗といえる試合は栃木戦と北九州戦ぐらいだろうが、日程が進むにつれ攻守がかみ合わなくなっていった。

大宮に関しては未消化試合があるため実際は13試合の消化ではあるが、過密日程を考えるとこの1試合をプラスに捉えることは難しいため、3分

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Jリーグのある日常が戻ってくる―サッカースタジアム7選

Jリーグのある日常が戻ってくる―サッカースタジアム7選

Jリーグ再開によせて、今回はスタジアムについて。

2020年のJリーグが今日再開する。しかしながら、観戦できる日常を取り戻すのはもう少し先であり、発表された日程通りに消化され、予定通り観客が収容されるのかも未だ確信できない状況下にある。できることなら1日でも早くサポーターの埋まったスタジアムの雰囲気を肌で感じたい。

過去に現地でサッカーの公式戦を観戦した競技場は全部で36あった。お題目は便宜的

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大宮アルディージャの振り返りたくない試合をあえて振り返る

リーグ戦再開まであと18日。

オレアルでは"記憶に残るあの試合"を毎週放送しており、Jリーグのない寂しい日々の中ノスタルジーに浸ることができる。

しかしながら、決して強豪チームとは言えずJ2沼にはまりかけている大宮アルディージャ。長いこと試合を見ていると、正直なところいい試合より悪い試合の方が多いのである。

強くないチームだからこそ勝った時の喜びはひとしお、確かにそれはそうではあるが、もう少

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大宮アルディージャ マイベストイレブンを考える(日本人選手限定)

リーグ戦再開の報道も出てきたところで、近頃気になっているのが大宮公式の記者によるマイベストイレブンの記事。選手との接触もあり思い入れも人それぞれ、担当歴も長い記者たちの目線は非常に興味深いところがある。是非、引き続き色々な方のマイベストイレブンを知りたい。

個人的には2007年から大宮アルディージャを見ているが、そこから現在に至るまでのマイベストイレブンを便乗して一旦整理したい。2007年以降に

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大宮アルディージャの2007年を振り返る(後編)

前編からの続き。

Jリーグ参入時の監督でクラブの礎を作ったピムの弟、ロバート。攻守にやりたいことが見えずちぐはぐで、チャレンジしていた4-4-1-1はすぐに頓挫し、"安全策"の過去の遺産、4-1-4-1で選手の献身に懸ける形になった。昇格後3年目で最も編成面で恵まれず、肝であった2トップの前に位置したエニウトンが適性に乏しかったことでプランが崩れたことは同情の余地があり、佐久間元GMにも責任の一

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大宮アルディージャの2007年を振り返る(前編)

シーズンが一向に再開しないので、クラブが過去に戦ったシーズンで印象に残った年の記録を残していく。

先日のOle!アルディージャ、ゲストの片岡洋介が挙げた印象に残った試合は2試合とも2007年だった。在籍10シーズンでその年以外にもコンスタントに試合に出続けた彼があえて選んだこのシーズンは、残留争いを毎年のように繰り返したクラブの歴史の中でも最大のピンチで、また激動の1年だった。

この年の4月に

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