一元観エピソード18〜やなぎだけいこさん編〜
人は食べたもので出来ている…いつかどこかで聞いたことがある。
肉だけを食べていると、イライラするようになり、凶暴になる…と、アメリカかどこかの海外のの研究で実験して証明されたことがあるとか。
これはお肉のみ食べるという実験で、極端な話だけど。
たぶんそんな感じ。
曖昧な記憶だけどね。
野菜大事。
バランス大事。
悪いお肉(家畜状況)を食べると、明らかに身体に異変が起こり、お腹を下す人がいるというのも聞いたことがある。
卵アレルギーを持っていても放牧された環境の中、ストレスが少なく、いい餌を食べている鶏から生まれた卵なら食べてもアレルギー反応を起こさない子という子にも会ったこともある。
腸は脳を司ってるとか、腸は第二の脳とか言われてもいるので、やはり食べ物は大切なんだと思う。
ジャッジをしながら生きてきたというやなぎだけいこさん。
ジャッジして生きてくよりも『どちらでもよい』と考えた方が、楽に生きやすくなったキッカケが食べ物。
そんな食べ物を通して一元観エピソードを書いてくださいました。
『マクロビオティック』…初めて聞いた言葉だった。
けいこさんはいつだって『子どもたちの声を聞く』『自分の心の声を聞く』ということを丁寧にしている方だと私は思っている。
それに加えて自分の身体の声も聴くけいこさん。
傾聴のプロだ。
明石家さんまさんも体調を崩した時や風邪をひきそうになった時、スーパーへ行き、自分の身体の声を聞くという。
「俺は何が食べたいんや」そう言いながら感性を研ぎ澄まし、心の声を聴き、自然と手に取った食べ物こそが、その時自分が欲しているものなんだと感じ取るらしい。
「そうか。今俺はこれが食べたいんやな」と言って買うらしい。
そして、それを食すと体調が良くなるんだとか。
自分の身体の声を聴く…それは本来人間に備え付けられているものなのかもしれない。
けれど、日々の生活の忙しさの中に身を置いているうちにその感覚は鈍り、さまざまな環境の中で身体の声を聴くこともせず、その声は聞こえにくくなってしまっている人も多くいると思う。
本能よりも煩悩が勝り、わがままボディを手に入れた私。
本当に身体に必要な物って何かね?
未だわからないでいる。
人というのは極端なところも持ち合わせていて、これがいいとなったらあっちはダメだと思ってしまうこともあると思う。
けいこさんもそんなつもりはなかったはずなのに、どこかでそんな思いもほんの少しだけ出てきたのだろう。
けいこさんは時々このような言葉を使うことがある。
その心がザワつく時…。
ザワついたところにこそ宝物があるかのように、掘り下げていく。
とことん自分の心の声を聞く。
その中で掘り当てた真の自分の心。
そして、そこに転機が訪れる。
けいこさんはその時も自分の身体の声、いや、もう1つの自分とは別の命の声をきちんと聴きそれに従った。
妊娠中、女性の身体と心は不思議な感覚に陥ることがある。
自分であって自分ではないようなそんな感覚だ。
今まで苦手なものを食べたいと思ったり、逆に好きだったのに、食べたくなくなったり。
これがホルモンの仕業なのだろうか…⁉️
生命の神秘。
心や身体、はたまたもう一つの命の声を無視することなく聴いてあげたことにより『様々なものを口にし、それらが身体の一部になると、私はあらゆることから開放された気がした。』と書かれている通り、けいこさんの心や身体を軽くしたと思われる。
けいこさんの記事の中に
『マクロビオティック食事法ガイドライン。食べる食品量の割合の推進の表。』
という表がある。
とても興味深い表だ。
この表…『基本食』と『たまに』が私の中では逆になっていることに気づく。
なぜだか分からないけど「ごめんなさい」と言いたくなった。
誰にだろう…。
自分の身体に対してだろうか…。
これによると、やはりこれはダメあれはダメなどと言ってはいないことがわかる。
けいこさんがおっしゃるように、自分に合う合わないもあるし、その時の身体の調子にもよるわけで、自分で選んでいいのだ。
食に良いも悪いもない。
全て恵みだし、全て感謝していただくものだ。
本当にその通りだ。
「いただきます」
は、命をいただきますだ。
感謝して命をいただいていく。
そのためには、やはり自分の身体の声を聴くようにしたい。
こちらも一元観エピソードだと私が感じたもの
やっぱりけいこさんは凄い。
頭に来ることやイライラしちゃうこと、不機嫌になるきっかけは、外部にあったとしても、原因は外にはないのだ。
そのモヤモヤ、イライラ、ザワつきはいつだって自分の中にある。
お母さんだからといって常にニコニコ明るく太陽のようでいなくてもいい。
イライラ出しまくりは困るけど…。
ずっとイライラ出しまくりだと、子どもにとっても家族にとっても決して気持ちのいいものではない。
『母の不機嫌は恐怖であった。自分の存在を脅かすものだった。親とは、それくらい影響力を持っている』とけいこさんが書かれているように、恐怖心を与え、悪影響を及ぼす。
さらに「お母さんの機嫌が悪いのは、私のせいでは?」と、意味のない罪悪感を抱いてしまうというのもうなづける。
けいこさんは、この幼少期の時の体験からご自身が親になった時に、反面教師として同じ過ちを犯していない。
負の連鎖を断ち切っている。
それがまた凄いところだ。
時に機嫌が悪くなり、イライラしたとしても内観する時間があれば、また落ち着くことが出来る。
家族がそっとしていてくれる。
そんな優しさがあったら、安心してブレたりザワザワと向き合うことが出来る。
そしたら、自然とまた中心に戻って来れる。
自然と笑えるようになる。
不機嫌であることにも良いも悪いもないのかもしれない…。
そこに愛と信頼さえあれば…。
そんなことを考えさせてくれました。
それに加えてやなぎだ家の関係性が素敵だなぁとも思えました。
日々の親子関係、夫婦関係がしっかりと築かれているからこそ出来ることでもありますね。
けいこさん、企画にご参加してくださりありがとうございました😊
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