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ワンマンプレイは評価を下げた

人事考課を出す時期になった
うちはこの時期だった

わたしも当然、上から評価されてしまうから
他人を評価するのは、気分が重かった

仕事はチームプレイだと、わたしは思っている

些細な出来事も、周りと調整しながら進める
なかなか理解してもらえないのだけど
優秀な人とは、個人の能力だけが目立つ人ではなく
全体の調和で、能力が際立つ人じゃないかって

わたしなりの頑固な哲学があるせいか
ワンマンプレイは評価を下げた
そういう人は、自分が有能だと分かっているので
常日頃からの不平不満が多く、周りを見下す

わたしは性格が悪いので
「本当に頭脳明晰?」と穿った見方をする

比較してはいけないけど
そういう人が普段から雑に扱う
発達障害やパニック障害を持つスタッフの優秀さを見習えと感じたことがあった

彼女達は、問題解決に時間を要しても
人当たりが良いので、同じマイペースでも
組織の内外との折衝や妥協のバランスがよく
集中力で顧客の満足度が高かった

プライドが高い人は、自己主張が強く衝突があり
内心
「発達障害を見下すアンタがおかしい」と
思っていた

多くの情報を短時間で収集し、分析する
解決案を練り、結論を出す
こんなのは、こっちで出来るから
頼むから、謙虚になってほしい
頭が良いなら、周囲との理解力を磨いてよって

どんなに頭が良くても
リーダーシップが図れないと、船は沈没する 

梅雨のある日、突然、豪雨になった
納骨式でテントを張っていたが、はみ出して
濡れている参列者がいた

素早く見つけ、自分がべちゃんこになっても
参列者を濡らすまいと傘をさす拘りが強い彼女は
誰よりも輝く、発達障害の持ち主だった