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なんやいうて、本音が出る

今は時代錯誤になりつつ、アルコールでの思い出
酒の失敗は、なるだけ若いときがいい
犯罪じゃなければ
「若気の至り」で笑って済まされる

量産型女子は、わたしから見ると無個性で
しかし、男子から人気があった
量産型女子は、言うことも可愛らしく
「甘いお酒なら少しだけ飲めますよ」

無個性は安心感に繋がるからだろうね
無難な女子は、世間並だけあってそれなりに可愛い
そして、甘える点を分かっているから
彼女達は、見た目ほど清純ではない

わたしは常に、心の片隅で自分が認められず
自分を持て余していた
やっぱり「量産型女子」に憧れて
「みんなと同じ」になりたかった

わたしの時代なら、篠原ともえさんのような
宇宙百貨ミカヅキモモコから出てきたような
個性はなかった

だけど
ファッションやメイクに捨てられない拘りを持ち
おおたうにさん野宮真貴さんに似た
振り切った個性を捨てることは出来なかった

わたしが酔って記憶を失くすと
後から「セーラームーン」や「仮面ライダー」で
周りを笑わせていたと聞く
女の子が仮面ライダーの変身をやるって、らしい

「変わりたかった」こんな自分が認められず
変身ベルトがあれば、変わりたい
潜在的に量産型女子に憧れたわたしが私へ
素直になってよ、という抵抗だったと思う

アルコールはなんやいうて、本音が出る
たった今、盛大にdisったのも気づいたかな

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