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#小説
小説・ミニマリストM子の憂鬱【後編】
ミニマリストM子は、それをどうやって捨てるか考えた。大事にしすぎて、簡単に捨てるのはもったいない。
ミニマリストM子が大切にしてきたそれは、この世に生を受けたとき与えられたものだ。
40年という月日は嫌でも劣化を招いている。真っ白だった肌はくすみ、髪は艶やかさをうしなった。誰かにもらってもらうにも、いらないと言われてしまうだろう。誰が好き好んでもらってくれるだろう。相手を選ばなければ、夜の繁華街で
小説・ミニマリストM子の憂鬱【前編】
捨てることに取り憑かれた女、ミニマリストM子。
ミニマリストM子には、あとひとつ捨てなければならないものがあった。それは捨てたくても捨てられなかったもの。
今まで、ありとあらゆるものを捨ててきた。親、兄弟、友達さえ捨てた。一度捨ててみたいけど、まだ実現していないのが、恋人を捨てること。そして、結婚したら、旦那を捨ててみたいと思っていた。
いままで一度も彼氏がいたことがないミニマリストM子。
アイデアがちょこっと採用されました。「知らない人んち(仮)」テレ東シナリオコンテスト
それは、先週の金曜日。テレ東ドラマ「知らない人んち(仮)」最終回のシナリオ応募締切日。締切は午前10時。
月曜日放送の連続ドラマの続きを考えて、ハッシュタグをつけてnoteに投稿すると応募になるというもの。応募期間は火曜日から木曜日までの実質3日間しかない。
1週間前の締切日に応募できなかった私は、最終回は絶対応募しようと決意していた。とにかく参加してみることが大事。出来が悪くても、恥じるこ