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春に起こりやすい不調を改善するための薬膳

3月になって、いよいよ本格的な春に突入です。

春は、寒暖差も大きくて、気候も安定しません。
4月に始まる新年度や新生活で、
気持ちも落ちつきません。

心身ともに変化の多い春は、体調を崩しやすいのです。

そこで今日は、春に起こりやすい不調とその原因。
食材で改善する方法をお話しします。

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春に起こりやすい不調は、

気分が落ち込む
イライラする・怒りっぽい
頭が重い
のぼせる
肩が凝る
目が疲れやすい
眠りが浅くてすっきりしない

などです。



🔸春の不調の原因

冬、寒さで縮こまっていた体が、
春になって、
エネルギーを放出し、
活発に活動しようとします。

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中医学的には、

五臓で言う「肝」(かん)という臓器の働きが
活発に動き出します。

肝の働き
👉 ①「気」という体のエネエルギーを全身に巡らせる   
        ②「血」の貯蔵。

肝は気や血を全身に巡らせるために、
春は忙しくて、フル稼働です。
だから疲れて、毎日ヘトヘトなんです。

肝が弱ると
👉①気が巡らない。体の上部に熱が集中します。

情緒不安定、イライラする、怒りっぽくなる、落ち込む、肩こり、偏頭痛、冷えのぼせ、めまいが起こりやすくなります。

👉②血の貯蔵ができなくなる→血の不足

目のトラブル、充血、疲れ目などが起こります。
血が少なくなると、眠りも浅くなります。

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もし、春に限らず、年中これらの不調があるかたは、
肝そのものが弱っているサインです。

ストレスを減らすなど、生活を見直して
肝を元気にする食材を積極的に取り入れてみましょう。


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🔸春の薬膳

体やメンタルの不調は、
食材で臓器を整えることで改善できますよ。

*️⃣酸っぱい味
酸味は、一生懸命働いて疲れている肝を元気にしてくれます。
✅酢を使った料理や柑橘類

*️⃣苦い味
春野菜は苦味のあるものが多いですね。
体の毒素を排出して、気の巡りをよくすることで、
肝を助けてくれます。
 ✅菜の花、ふきのとうなど山菜

*️⃣いい香りが気の巡りをよくします。

✅香味野菜  シソ,セロリ,パクチー,春菊
✅柑橘類  オレンジ,グレープフルーツ,伊予柑,
✅ハーブ  ミント、カモミール

体の上部に溜まった熱も下げてくれます。
イライラしてしまう時は,いい香りを嗅ぎましょう

*️⃣芽の野菜
春は芽吹きの季節。芽の野菜には,すくすくと育つエネルギーが、たくさん含まれています。
夏に向かって成長するために,元気なエネルギーを蓄えましょう。 
✅豆もやし、豆苗など。

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🔸春の過ごしかた

最後に春の過ごしかたです。

春は木々が枝を伸ばすように、
のびのびと過ごしましょう。 

服や髪型も締めつけるものは避けて、
体の中をエネルギーが活発に巡っている様子を
イメージして。
お散歩でリラックスして、
心も体も陽気に明るく、のびやかに。

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🔸まとめ

✅春は肝が弱りやすい。
気の巡りが悪くなり、血の不足による不調が起きやすい。
✅酸味、苦味の食材。
✅香味野菜や柑橘類やハーブなど。
✅芽の出る野菜。


旬の食材は、
その季節に実ることで、人の体がその時期に必要とするものを補って、助けてくれます。

人も自然の一部。中医学の基本的な考えかたです。
その考えのもとに薬膳も成り立っているのです。

自分が弱っている部分を知り、
スーパーで買える食材で、簡単に炒めものや和え物を
作るだけで、立派な薬膳です。

ぜひ、生活に薬膳を取り入れてみてくださいね。


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