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ふと思い出した両親の愛

私はうっかり者でどこか抜けているので、時々とんでもない失敗をやらかしてしまう。

周囲の人には迷惑がられたり、呆れられたりするが、両親だけは、私の失敗談を面白がってくれる。

もういい歳の大人なのに、小さい子どものお茶目な失敗のように、
「あんたはいつもいつも・・」と呆れながらも嬉しそうに笑ってくれる。

でも

父は3年前に他界し、母は脳出血の後遺症からずっと施設暮らし。

私がやらかしても温かい笑い話にしてくれる人はいない。


もうそろそろしっかりした大人になりなさい。

そういうことなんだな、きっと。


両親から受けた愛というのは、ふとした時に思い出します。
そしてそんな愛が私という人間を形作っていることにも気づかされます。

母は先月は調子を崩して入院していましたが、今はすっかり回復して施設に戻っています。コロナ禍で病院は面会禁止だったし、施設も先月末から面会禁止。
しばらく会えないのですが、次に会う時は、私の失敗談をお土産にしよう。

以前みたいに面白がって笑ってくれるかな。


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