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子どもに伝わる会話法3選

はじめに

今回は「子どもに伝わる会話法3選」というテーマで
お話をします。

親でも先生でも、コミュニケーションを
取れるようになったばかりの子どもとの会話は
難しさMAXです。
それはまるで、アルファベットを覚えた状態で
アメリカ留学に行くようなものです。

しかし、今回の会話法を習得すれば
少なくとも中学英語をマスターするレベルまで
達することが出来ます。
もちろん練習は必要ですが、
英会話スクールなどと違い、
毎日顔を合わせる子どもと練習できるので
上達は早いと思います。

参考本紹介【言語化大全】


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こちらの本は、言語化についての練習方法や
コミュニケーションを取る時に
注意すべき事などが書かれている本です
また、ChatGPTを使った練習法なども書かれていて
1人でも気軽に練習できる内容が書かれています。
この本によると
言語化とは頭の中にある考えや思い
情報などを的確に言葉にし
相手にわかりやすく伝える力のこと。
だそうで、それについての説明が
図を交えて書かれているのでおススメです。

子どもに伝わる会話法 1【整理してから具体化する】

この本によると、
「人は自分でもよく分かっていないことを
 誰かに伝えることはできない」
とあります。
まずは自分の中で、何を言いたいのかを
整理してから、子どもに伝えるようにしてみてください。


例えば、何かを注意する時でも
「何が」危険なのか、「どうすべきか」を
自分の中で考えてから話してみてください。
伝わる度合いが全く違ってきます。

因みに絶対言ってはいけないのは
「怒られるから」です。

「お店の人に怒られるから」
「運転手さんにおこられるから」

この言葉は「怒られるから」
止めるんであって
根本的な、「何が危険か」を
理解できません。
「誰に」ではなく「何が」を伝えて
危険な行為自体を、子どもに伝えるようにしてください。

また、伝えることを整理する時には
具体的であればあるほど良いのですが、
一度に沢山の情報を子どもに与えてしまうと
混乱して、結局何も身につかない事態になってしまうので
其々の子どもに合った情報量を探ってみてください。

それでは2つ目に行きます。

子どもに伝わる会話法 2【5W3Hの使い分け】

5W1Hというのは誰でも一度は聞いたことがあるのはないでしょうか?

When(いつ)Where(どこで)Who(誰が)What(何を)
Why(なぜ) How(どのように)

しかし、これだけでは不十分なんです。
5W1Hに加えて
How many(どのくらい)How much(いくら)

5W3Hのやり取りがベストなんです。

How muchのやりとりは、
おこづかいをあげている年齢の子にしか使いませんが
How manyは程度や数量を聞くときに使うので
使用する頻度も、それなりに多いと思います。

例えば…
今からおばあちゃんの家に、お母さんとお父さんと一緒に行くよ。
おじいちゃんが、美味しいスイカを用意してくれてるって!
今日お泊りして、明日まで居ようか!

こんな感じです。
非常に長々としていて、聞いてる方は多少うんざりするかもですが
情報を伝えるという点では満点です。

全ての会話で5W3Hを取り入れるのは難しいと思いますが、
なるべく多くの要素を盛り込むことで
確実に伝わりやすくなります。

子どもに伝わる会話法 3【伝わりやすい型】

話し方には主に3つの型があると言われています。

1結果優先型
2列挙型
3ストーリー型

この中で、最も子供に響きやすいものは…
3のストーリー型です。
これは、簡単に言うと物語形式で伝える方法です。

では、「今日の遊び」という内容で
それぞれの型に当てはめて例を作ってみたいと思います。
まずは1の結果優先型。
「今日は粘土遊びをします。お部屋で粘土、粘土板、粘土へらを使って1時間くらい遊びます。みんなで好きな果物を作って楽しみましょう。」

続いて2の列挙型
「今日はお部屋で粘土を出して遊びます。粘土、粘土板、粘土へらを使って1時間で好きな果物を作りましょう。」

最後に3の、ストーリー型
「今日は皆で果物屋さんに変身します。粘土で美味しくてあま~いフルーツを沢山作って、人気のお店にしてください。1時間くらいで作ってお店が開くのに間に合わせてくださいね!」

いかがでしょうか?
一応、5W3Hも意識しながら作ってみました。

1と2はビジネスで使うには効率的で良いと思いますが
子どもの興味を引くかというとイマイチですよね?
3のように、何かをイメージさせる話し方は
少し長い話になりますが子どもを引き付けるには最高です。

さらにポイントは
所々で子ども達に質問を投げかけることで
こちらの話に注意を向けさせ続けることが出来ます。
例えばこんな感じです

「今日は果物屋さんに変身しようと思うけど、どんな果物があると思う?
沢山あるね。それを粘土で作ってみようと思うんだけど、ずっと作ってても大丈夫?お客さんが来ちゃうよね?だから1時間くらいで並べられるように完成させてね!」

子どもは質問を投げかけられたり
周りの子が質問に答える姿を見ると、
そちらに自然と注意をむけます。
それを利用して
子どもの注意を向けさせて下さい。
きっと子どもの理解する力は
大きく改善されると思います。

日常生活でも幼児の子どもであれば
「そろそろ片づけて」というよりも
「今何時?何する時間やったけ?」と質問形式にする方が
子どもは動きやすくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は『言語化大全』を基に
「子どもに伝わる会話法3選」をご紹介しました。

1整理してから話す
 何を離したいかを一度自分のの中で整理をして
 子どもに伝えるようにしてみてください

25W3Hで話す
 5W1Hにもう一工夫加えるだけで
 伝わりやすさがけた違いに上がります

3伝わりやすい型
 子どもに話をする時には
 ストーリー型で話しましょう。
 注意力を持続させるために
 質問を投げかけることも忘れずに

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