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著…じゅえき太郎『正直、仕事のこと考えると憂鬱すぎて眠れない。』
ブラックな職場で働いていて「自分だけがこんなに苦しいのではないか? 自分がダメだからこんなに苦しいのではないか? もっと頑張らないと」と追い詰められている方におすすめしたい本です。
心の糸がぷつんと切れてしまう前に。
自分がいま心身共にヤバい状況なんだ、と気づくきっかけになるはず。
ゆる〜い雰囲気の本なので、説教をされているような気分にはなりません。
安心して読めます。
まず、タイトルに物凄く共感!
どのエピソードにも「分かるわ〜」と何度も頷かされます。
思わず「ほんと仕事って大変だよね…」と貰い泣きしたくなるエピソードが載っています。
たとえば、
●上司に指示されたことを言われた通りに行っていたら、他の上司に「なにをやっているんだ!」と怒鳴られた
●休憩時間に上司から仕事を頼まれて、休憩時間が完全に潰れてしまい、隠し持っていたお菓子で飢えをしのいだ
●帰る直前になってから「今日中に」と仕事を頼まれた
●休日なのに職場から鬼のように電話がきたり、すぐに呼び出される
●転職先が今よりもっと悪い会社かもしれないと思うと転職に踏み切れない
●転職したいけど忙し過ぎて転職活動が出来ない
などなど…。
理不尽!
わたしもこれらを全て実体験として経験し、また、今もキャパオーバーな仕事を抱えているので、とても共感しながら読みました。
この本がこの世に存在するということは、こうした職場が多いということを意味します。
本の内容に共感する人が多くて売れる見込みが無ければ、本は出版されませんから。(自費出版等は別ですが)
わたしはこの本を読んでいて「世の中一体どうなっているの? もしかしたら、どこかで人類社畜化計画でも勝手に発動してるんだろうか? 計画の立案者、出てこいやー!」と叫びたくなりました。
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