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著…石原加受子 絵…成瀬瞳『「どうして私ばっかり……」と思ったとき読む本』

 自分で自分を大切にするための本。

 職場や家庭で、いつも自分ばかりが仕事や家事を押し付けられて、嫌なのに断れない…。

 そんな人におすすめです。

「あなたにとっては、〝損する〟以上に、争いにならないことのほうが重要だった。だから、結果として〝損する〟ことを選んでいるのです」
(P27から引用)

 という記述に、わたしも思い当たる節があります。

 つい、「これをしたい」や「これはしたくない」といった自分の気持ちよりも「こうすべき」なことを優先。

 自分より他者を優先。

 そうすれば穏便に済むと思って我慢してしまう。

 他者より自分を優先することに罪悪感を覚える。

 そういうところが、わたしにもあります。

 けれど、それは、相手と話し合うことから逃げることでもあります。

 自分で自分を虐待することであるとも言えます。

 「自分よりも他者を優先すべき」と自分で自分を縛っているから苦しいのですよね…。

 自分が自分の自由を認められたら「損する気持ち」にはならない、とこの本に書かれているのを読み、ハッとさせられました。

 この本のP84〜86に、「罪悪感」から自分を解放するためのレッスンというものが載っていますので、わたしと同じように思い当たる節がある方は読んでみてください。

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