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著…横川良明『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた』

 死にたいほど嫌なことがあるわけでは無い。

 しかし、心を燃やせるような楽しいことも無い。

 ただ毎日が過ぎてゆくだけ。

 昨日も今日も変わり映えしない。

 きっと明日も明後日も…。

 そんな人生が、推しが出来た途端、キラキラと輝き出す!

 これは、そんな「推し」がいることのメリットについて考察する本です。

 心理学的な見地からの考察…というわけでは無く、著者が推しへの愛をひたすら情熱的に語りまくる本なのですが、

 ●推しについて話すだけでドキドキ。アドレナリンがガンガン出る

 ●推しを生んでくれたご両親だけではなく、そのご先祖様たちにまで感謝する

 ●推しに会いたいけれど会いたく無い。推しに自分なんぞの存在を認識していただくなんて身に余る光栄過ぎて、推しのツイートに「いいね」を押すことも出来ない

 などなど、推しのいる方ならきっと共感するであろうエピソードがいっぱい。

 わたしはこの本を読みながら思わず「分かる〜!!」と、ヘドバン並みに大きく頷き過ぎた結果、ちょっと首を痛めました…。

 著者によると「推し」には、

 ●推しの公演日をメモして「この日までは死ねない」と食生活を見直す。推しの予定のおかげで延命出来る

 ●好きなものについて語ることは心のデトックスになる

 ●「あんなファンがいるなんて」と推しの評判が悪くならないように、自分の見た目に気を配るようになる

 ●同じ推しがいる者同士で交流することで他者と繋がれる

 ●自分がお布施を払えば払うほど推しが売れていく。「誰かが自分を必要としてくれる」と思い、自分の存在価値を感じられる

 ●嫌な人がいても「この人も誰かの推しかもしれない」と思うと寛容になれる

 といった素晴らしい効果がいくつもあります!

 素敵!

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