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さく…くどうれいん え…みやざきひろかず『あんまりすてきだったから』

 良い出来事がまた新たな良い出来事を生み出す…というポジティブな連鎖を描いた絵本です。

 疲れた大人の心にも沁みますし、子どもへの読み聞かせにもおすすめ。

 この絵本を読んでいると、「自分も何か素敵なことを始めてみたいな」とやる気が出てきます。

 ストーリーは以下の通り。

 まず、歌手の歌声があんまり素敵だったので、女の子がファンレターを書きます。

 その封筒があんまり素敵だったので、郵便屋さんがご機嫌になって口笛を吹きます。

 その音色があんまり素敵だったので、楽しい気分になったやまめが跳ねます。

 その川のきらめきがあんまり素敵だったので、昼間の月がうっとりします。

 …という感じ。

 どんどん幸せの輪が広がっていく様子が、優しいタッチと淡い色彩の絵で描かれています。

 「すきだと思ったらすきだと言う。それは、すきなひとのためではなく、いちばんには、あなたのえいようになります」
 (『あんまりすてきだったから』のあとがきから引用)

 という作者の言葉もまた素敵。

 わたしもこの絵本があんまり素敵だったからみんなに勧めたくなりました。

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