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著…中根一『寝てもとれない疲れをとる本』

 「疲れない体」になるのは無理だけれど、「疲れを溜めにくく回復しやすい体」を目指そう、という本。

 就寝前の食事や「ながら食べ」がなぜ体に悪いのか? 入浴・食事・就寝はどの順番が良いのか? といったことも載っています。

 この本の中で特に興味深いのは、体質と疲労のタイプを、「木」(肝)、「土」(脾)、「金属」(肺)、「水」(腎)の4つに分類していること。

 要約すると、

 「木」は休むことに罪悪感を覚えるタイプ。
 頑張り過ぎて過労になりがち。
 自分の疲れに気づいた時には、既に疲労が危険なレベルに達しているので、倒れかねない。
 疲れが目、側頭部、首、肩、爪に現れやすい。

 「土」は自分のペースで動きたいタイプ。
 急かされるのが嫌。
 根気強く物事に取り組む。
 ストレスで胃腸を悪くし、下痢をしがち。
 疲れが口内炎や口角炎となって口元に現れやすい。

 「金属」は「木」と真逆のタイプ。
 休憩を取るのが上手。
 空気を読める。
 1つのことに集中して取り組むよりも、色々なことを同時進行した方がうまくいきやすい。
 疲れが喉・鼻といった呼吸器系に現れやすい。

 「水」は腰が低くて愛想が良いタイプ。
 決断したり新しいことに挑戦するのが苦手。
 体力や根気が続かない。
 疲れが髪のパサつき、白髪、シワ・たるみ・くすみなど分かりやすい外見の変化として現れがち。
 元々は違うタイプだった人でも年齢を重ねることで「水」の傾向が加わる。

 それぞれのタイプ別の疲労解消法については、実際に本を読んで確かめてみてください。

 一つのタイプにだけピッタリ該当する方は滅多におらず、たいていの方は複合的だと思いますので、全てのタイプについてのページに目を通すと参考になると思います。

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