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監修…東京慈恵会医科大学附属病院栄養部『その調理、栄養の9割捨ててます!』

 「せっかく食事をしたのに、期待していたほど栄養を摂れなかった」なんてことを防ぐための本。

 野菜や果物の栄養価を高められるような皮の剥き方、切り方、焼き方、茹で方、蒸し方、保存方法、調味料との組み合わせ方、食べる時の温度などが紹介されています。

 野菜や果物は収穫後も生きようとするけれど、もう土などから栄養を得られないので、自分の栄養を「生長点」に送ってしまってどんどん栄養が減ってしまう、だから芯に生長点があるものはくり抜いたり爪楊枝を刺すなどして、葉に生長点があるものは切り分けることが大切…といったことがP14〜15に載っています。

 よく「肉や魚を食べるのはかわいそうだから野菜や果物を食べる」と言う人がいますが、野菜も果物も生きているんだよな…と、わたしはこの生長点の話を読んでしみじみと思いました。

 しかし、人間は何も食べずには生きられません。

 だからこそ、分けていただいた命を無駄なく美味しく食べたいですね。

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