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著…コシノジュンコ『いちいち、わざわざ コシノジュンコ流おもてなし』

 家が狭くても、高価なお皿や豪華なお料理が無くても、お客様をおもてなしすることは出来る…という本。

 大切なのは、お金をかけることではありません。

「どうすればお客様に喜んでいただけるのだろうか?」と工夫し、ちょっとした一手間にも心を込めることが大切。

 これはファッションにも言えることですよね。

 どんなに高価な服を着ていても、本人に似合っていなければ服だけが浮いてしまって格好良くありません。

 それと同じで、おもてなしも豪華であれば良いというわけでは無いのですね。 

「そもそも、おもてなしとは、〝心〟を目に見える〝カタチ〟で表現することではないかしら」
(P32から引用)

 という文にも心を打たれます。

 また、日本人の美意識についての、

「お客様をお迎えするためにいちいち玄関に打ち水をし、ふすまや障子戸はわざわざいったん座ってから開けて、お客様にご挨拶する。そのための一手間を面倒な手間と考えず、そこに心を込めるのが日本人の美意識だったのです」
(P19から引用)

 という文も素敵。

 「わざわざ」「いちいち」と思うような、ちょっとした一手間の積み重ねがとても大事なのだと気づかされます。

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