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編著…鹿島茂『宮家の時代 セピア色の皇族アルバム』

 今は皇族の方々が少ない時代。

 それを理由とする様々な問題が起きています。

 だから「旧皇族の方に皇籍復帰していただくことは出来ないのか?」という議論もよく出てきます。

 それでわたしは旧皇族の方に興味を持ち、この本を読んでみました。

 元々はどのような方々がいらっしゃったのか紹介されています。

 いわゆる「失われた宮家」の方々についてのページが特に興味深いです。

 ●秩父宮家
 ●高松宮家
 ●伏見宮家
 ●閑院宮家
 ●山階宮家
 ●梨本宮家
 ●北白川宮家
 ●東伏見宮家
 ●久邇宮家
 ●賀陽宮家
 ●竹田宮家
 ●朝香宮家
 ●東久邇宮家
 ●有栖川宮家
 ●華頂宮家
 ●小松宮家

 各宮家の方々の写真とエピソードが添えられているので、その暮らしや人柄を想像しながら読むことが出来ます。

 いかにも上品そうな方、なんだか物思いに耽っていそうな方、やんちゃそうな方もいて個性豊かな印象。

 わたしは特に、東久邇宮稔彦王様のエピソードに目が釘付けになりました。

 中でも、

「東久邇宮稔彦王が街の女占い師に手相を見てもらったときのこと。〝あなたはいつかかならず日本の総理大臣になる〟と断言された。東久邇宮が自分は日本の皇族で、皇族は政治家にはなれない規則になっていると答えると、女占い師は〝それはそうかもしれないがあなたは必ず総理大臣になる〟と言い張った」
(P113から引用)

 というエピソードは強烈。

 これ、後に的中しているんです!

 この占い師さんはもうとっくにご存命ではないでしょうが、わたしもこの占い師さんのような超実力者に占って欲しいです!


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