著…植松眞人『センパイ!その日本語まちがってます! 人に言われて赤っ恥をかく前に知っておきたいよくある誤用』
間違って使ってしまいがちな日本語について分かりやすくまとめた本。
可愛らしいイラスト付きで、楽しく読めます。
●的は「射る」のであって「得る」のではない。
●汚名は「返上」するのであって「挽回」するのではない。
●破天荒」は「豪快な様子」ではなく「誰も成しえなかったことをする」こと。
●「確信犯」は「悪いと知っていて罪を犯す」のではなく「自分の行為を正しいと信じて疑わずに行う犯罪」という意味合いが強い。
●「爆笑」は「一人で大笑いする」のではなく「大勢の人が一度に笑う」こと。
●「失笑」は「さげすんで笑う」ことではなく、「あまりのおかしさに、こらえきれずに笑う」こと。
●「元旦」は「平成〇〇年の一月一日」ではなく「元旦の日の出」のことなので、元旦の午後、という言い方はしない。
●「忸怩たる」は「悔しい」ではなく「深く恥じ入る」という意味。
といった内容が載っています。
中には普段使う機会がない言葉も含まれていますが、それはそれで勉強になります。
「知らなかった! 今まで間違って使ってた!」と冷や汗をかいた言葉もあります。
また、わたしは「君子豹変」という言葉の意味は偉い人がコロコロ態度を変えるということなのかと勘違いしていました。
同じように誤解している人も多いので、悪い意味で使う人もいるようですが、この本によると本来は、
という良い意味なのだそうです。
君子にはポジティブな方へどんどん豹変して欲しいですね。
〈こういう方におすすめ〉
日本語を正しく使いたい方。
〈読書所要時間の目安〉
1時間前後くらい。
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