著…ペネロペ・ルイス 訳…西田美緒子『眠っているとき、脳では凄いことが起きている 眠りと夢と記憶の秘密』

 ●睡眠時は覚醒時よりも反応が鈍くなるため、他の生き物から攻撃されるリスクが高まるのに、なぜどの生き物も眠るのか?

 ●生き物の眠り方にはどんな違いがあるのか?

 ●眠らないとどうなるのか?

 といったことを考察した本。


 この本によると、たとえば、

 ●キリンはたいてい立ったまま眠るか、木に寄りかかったまま眠る

 ●ブダイはネバネバした膜を自分の周りに巡らせて眠る

 ●ハンドウイルカは半球睡眠をする

 とのことです。

 他の生き物から見れば、ベッドや布団やソファの上で眠っている人間もまた、「奇妙な睡眠の取り方をしているなあ」と思われているのかもしれませんね。

 残念ながら、「夢」についてはまだ科学的に解明されていない部分が多いため、この本にも夢についての答えは載っていません。

 ただし、様々な説は載っています。

 わたしはこの本に掲載されている説を読み、夢について更に興味が出てきました。

 どういうメカニズムで夢の内容が創られるのでしょうか?

 なぜ起きてから時間が経てば経つほど夢の内容を忘れてしまうのでしょうか?

 なぜ夢の内容を忘れても「夢を見た」ことだけは覚えている場合があるのでしょうか?

 この本によると、現実と夢を混同してしまわないようにするため、夢に関する記憶は消えている可能性があるようなのですが…。

 だとしたら、あまりにもリアルで現実としか思えない夢を見て、そのことがしばらく印象深く残っているケースがあるのはなぜなのでしょう?

 気になることだらけです。

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