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【イタリア旅行日記 2月16日】フィウミチーノ市内を散策、静かな街で1泊する

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時系列が前後していて申し訳ない。

フィウミチーノ市内で急遽1泊

2月16日のうちにピサに着くつもりだったのに、飛行機を乗り逃して(前の飛行機が遅れたためだ)4時間のロスタイムをチューリッヒ空港で過ごすことになった。

とはいっても、チューリッヒ空港は歩いているだけで楽しかったし、英語とその他の言語が織り交ざったチューリッヒ空港はとっても楽しい場所だった。

ただ、その後の予定が狂ってしまったのは事実だ。

フィウミチーノからピサに向かうと、日没をどうしても過ぎてしまいそうだった。フレッチャロッサ(高速鉄道)に乗ればいいのだろうが、そんなことはしたくない。浮いたお金で美味しいものを食べたい。

ということで急遽、フィウミチーノ市内で夜を明かし、明朝ピサに向かうことにした。

曇っていたフィウミチーノ市内で、最高の散策ができた

フィウミチーノ市内は、すごく小さな町で(人口約8万人)、観光客は皆無ですごく静かだった。

ローマにはないその静けさがあって、宿も安いし、あまりひともいなくて、快適だった。

2月半ばのイタリアは、さほど寒くなかった。雪どころか雨すら降らない天気は、すごく快適だった。

イタリアの冬は、さほど寒くないのだろう。そう思い込んだが、じきに雨の降るボローニャで痛い目に遭う。それはそのときに書こうと思う。

ただ、日本とは違う寒さがイタリアにはある。

とにかく底冷えするのだ。

大陸特有の冬は、とにかく温もりがない。

だから、だんだんからだの芯まで冷えていく。

だから、フィウミチーノ市内をとにかく歩いて、いろいろなものを見てみた。

見るものすべてがイタリアだった

見るものすべてがイタリアだった。

路面はぐちゃぐちゃにひび割れているし、たまに見えるひとたちは痩せていないし、車は古いし、建物は大きいし、広告には当然イタリア語がつかわれている。

道路が汚くて、安全でないのは、残念ながらイタリア全土に共通することで、道路に空いた穴にひっかかって転んで事故死するバイク運転手が絶えない。

イタリアの食事はとてもヘビーだし、美味しい食べ物も多いので、痩せたひとをあまり見ない。だから、健康的でない体形をしているひとも実際かなりいる。それでも、イタリアの食事はとっても美味しいから、食べるのを辞められない。

車は高いので、中古車が良く売れる。若者は失業率4割とも5割ともいわれるので、100万円くらいを動かせる余裕はない。だから、20万キロくらいは知った車を数万円か十数万円で買う。そんな車、日本だったら売れないだろうに、イタリアでは売れてしまう。

観光地ではない場所を旅する楽しさ

有名な観光地は、YouTuberやインスタグラマーが既に行っていて、綺麗な写真を撮っているから、正直「予習」ができてしまう。

観光地ではない場所を旅することで、地元民と同じ景色を見て、同じようなものを食べて、同じような生活をすることができるという、旅の魅力が存分に発揮される。

実際、観光地でないほうが、ディープな世界が見られるし、観光地値段でないから美味しいものが食べられる。

そして、インスタグラマーたちが行っていないし、たくさんの地元民じゃないひとがいるわけではないから、より「生」の体験ができる。

だから私はこの旅で、たくさんのお友達に会って、彼らが勧める店でごはんを食べて、イタリアでの留学生活を思い返すような、濃い体験をたくさんしてきた。

こんなに居心地がいい国もなかなか世界にはないと信じている。イタリアは、私の第二の故郷だ。

写真

フィウミチーノ市内。家の建築や、色遣いがものすごくイタリアだった。
フィウミチーノというのは「小さな川」とかいう意味なので、綺麗な川が流れていた。
留学時代よくお世話になったスーパーマーケット。ここで買えるハンバーガーが私の大好物。そして、ロゴやPBのデザインが可愛い。
フィウミチーノ市内の景色。天気が曇っていて、私には最高だった。暑くも寒くもなく、快適だった。

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