ほんのひととき

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“旅や本にまつわる読みもの”を日々お届けするウェブマガジンです。月刊誌「ひととき」の人気連載や特集の一部、文化・歴史をテーマとする書籍の内容や、ウェブ限定記事もお楽しみいただけます。[運営]株式会社ウェッジ ✉️honno.hitotoki@wedge.co.jp

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    そうだ 京都、行こう。 御朱印帳BOOK春夏版

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    「そうだ 京都、行こう。」の30年

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    ひととき2024年3月号【特集】そうだ 京都、行こう。とわたしたちの30年

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    君たちはどの主義で生きるか ~バカバカしい例え話でめぐる世の中の主義・思想~

    さくら剛
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    旅する台湾・屏東(へいとう) あなたが知らない人・食・文化に出会う場所

    一青妙

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  • 「ひととき」の特集紹介

    旅の月刊誌「ひととき」の特集の一部をお読みいただけます。

  • 桜の記事、集めました。

    3月27日は「さくらの日」ということで、“桜”にまつわる記事を集めました。どうぞお楽しみください!

  • 「注目記事」に選ばれた記事

    「ほんのひととき」がこの3年間に投稿した計802本の記事の中で、noteの「注目記事」に選ばれた31本の記事をこちらにまとめました。(*2023年4月14日時点)

  • 偉人たちの見た京都

    偉人たちが綴った日記、随筆、紀行を通してかつての京都の姿に思いを馳せ、時代を超えて人々を惹きつける古都の魅力をお伝えします。

  • 「ほんのひととき」からのお知らせ

    「ほんのひととき」に関するお知らせをまとめています。編集方針やメディアで紹介された情報など、ゆるくたのしくをモットーにお伝えしてまいります。

最近の記事

福井・北前船と夢の町(南越前町)|北陸新幹線開通記念特集

海運と商才と──南越前町 風を受けていっぱいにふくらんだ白い帆の力で、がっしりとした木組みの船体が海を滑るように進んでいく。「どんぐり船」とも呼ばれるでっぷりした腹の中には、各地の自慢の産物がぎっしりと詰め込まれている。  江戸時代の半ばから、1897(明治30)年ごろまで、こうした「北前船」が日本海を数多く行き来した。当時の船絵馬や錦絵には、入港してくる大小の白帆や、帆を下ろして停泊する船がいくつも描かれ、湊のにぎやかなようすが伝わってくる。水軍力抑止のため、大型船建造を

    • 財界人にして歌人・川田順が醍醐寺で感知した豊臣秀吉の寂寥

      京都の東南、山科盆地にある真言宗醍醐派総本山・醍醐寺は、世界文化遺産にも指定された京都を代表する古刹の一つです。創建は平安時代に遡り、1100年以上の歴史を持っています。境内にある国宝の五重塔は951(天暦5)年に完成した、現存する京都府最古の木造建築物。ほかにも多くの国宝や重要文化財を誇る寺院です。 しかし、醍醐寺の名が歴史に強く刻まれるようになったのは、太閤豊臣秀吉による大規模な花見の宴の場所に選ばれたからでしょう。1598(慶長3)年に開かれたいわゆる醍醐の花見がそれ

      • 3月18日(月) 『「そうだ 京都、行こう。」の30年』 刊行記念フェアを開催します! @PASSAGE SOLIDA(神保町)

        神保町の共同書店 PASSAGE SOLIDA にて、3月18日(月)に『「そうだ 京都、行こう。」の30年』と『そうだ 京都、行こう。 御朱印帳BOOK春夏版』の刊行記念フェア(12時〜15時)を開催します!📚 当日いずれかをお買い上げの方にもれなく、リニアL0系のイラストが描かれた「エコバッグ」と「新幹線トレーディングカード」を一点ずつプレゼントします🎁 【開催概要】 日時:2024年3月18日(月)12時〜15時 場所:PASSAGE SOLIDA    東京都千代

        • そうだ、と始めたら 30年がたっていた。(コピーライター 太田恵美)|『「そうだ 京都、行こう。」の30年』より

          京都に必要なのは、情報ではなく、感情だった。1993年スタート時、京都はチョー有名な観光地だったけれど、多くの人にとっては修学旅行で「連れて行かれた」、やや面倒臭い場所でもあった。歴史はご立派らしいが、面白いのかどうかわからない。自分と関係があるとは思えない。今を生きている町とは言い難かった。とりわけ、京都生まれながら、辛気臭いと飛び出した私にはそうだった。 じゃあ、何を見せるか、語るか。京都の歴史的建造物や季節の写真はすでに膨大に出回り、皆が知ったつもりになっていた。それ

        福井・北前船と夢の町(南越前町)|北陸新幹線開通記念特集

        • 財界人にして歌人・川田順が醍醐寺で感知した豊臣秀吉の寂寥

        • 3月18日(月) 『「そうだ 京都、行こう。」の30年』 刊行記念フェアを開催します! @PASSAGE SOLIDA(神保町)

        • そうだ、と始めたら 30年がたっていた。(コピーライター 太田恵美)|『「そうだ 京都、行こう。」の30年』より

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        記事

          「春の江戸絵画まつり・ほとけの国の美術」展~怖い絵、かわいい絵のルーツをたどる(東京都・府中市美術館)

          かわいい動物に着目し、日本美術ブームを牽引してきた名物学芸員、金子信久さんがプロデュースする企画展「春の江戸絵画まつり・ほとけの国の美術」が、緑に囲まれた都立府中の森公園の中にある府中市美術館で開催されます(5組10名様に招待券をプレゼント致します。詳細はページ末尾をご覧ください)。 若冲が描いたユニークな白象の絵や円山応挙や長沢蘆雪の無邪気でかわいい子犬など、江戸絵画というと、現代ではそれぞれの画家の「個性」に目が向けられがちですが、本展覧会では、当時の画家たちの制作の根

          「春の江戸絵画まつり・ほとけの国の美術」展~怖い絵、かわいい絵のルーツをたどる(東京都・府中市美術館)

          リスボンで故郷を想う 川添 愛(言語学者、作家)

           遠藤周作が長崎を訪れたときにキリシタン禁教時代の踏み絵を見て、そこから小説『沈黙』の着想を得たのは有名な話だ。私は長崎の出身だが、地元で踏み絵を見たことはない。私が生まれて初めて見た踏み絵は、ポルトガルのリスボンにある美術館に展示されていたものだった。  リスボンに行ったのは、もう二十年近く前のことだ。空港からタクシーで市街地に入ると、壁がボロボロの建物が並び、なんだかとんでもないところに来てしまった気がした。街を歩いていてもけっこうゴミが目につき、病院の前を通りかかった

          リスボンで故郷を想う 川添 愛(言語学者、作家)

          トルコから見るシルクロード(1)伊東忠太をめぐって(タシケントとブハラ)|イスタンブル便り

          サマルカンドから帰ってきたばかりである。サマルカンドは、中央アジア、ウズベキスタンにあるオアシス都市。シルクロードで栄えたことで有名だ。先月のエジプト同様、日本のさる研究機関から依頼された、研究調査出張だった。 ウズベキスタンは初めてだった。 研究のために行くというのに、誰も知り合いがいない。ゼロである。 出発する数日前、勤務先のイスタンブル工科大学の同僚、ゼイネップから尋ねられた。 「タシケントに行くの? ユクセルに会う?」ゼイネップが言う。 「え? ユクセル先生?

          トルコから見るシルクロード(1)伊東忠太をめぐって(タシケントとブハラ)|イスタンブル便り

          「努力なしには上がれない場所があることを知りました」小菅正夫(獣医師)|わたしの20代

           僕はね、ずっと目の前のことしか考えてこなかったんですよ。それで大学に入る時も出る時も苦労しました。  中学で柔道を始め、高校時代は北海道大学に通い大学生に交じって稽古するくらい入れ込んで。だから大学は北大に行くと決めていたんだけど、肝心の受験勉強を全然していなかった。てっきり就職するものと思っていた先生は、僕が「北大行きます」と言ったら「何しに?」って(笑)。結局2浪して入学しました。  大学でも柔道第一。獣医学部に進み、そこそこいい成績を収めていたんだけど、なにしろ授

          「努力なしには上がれない場所があることを知りました」小菅正夫(獣医師)|わたしの20代

          華と料理の競演で命の移ろいを表現|笹岡隆甫 花の道しるべ from 京都

          桜の季節が近づくと、なぜかソワソワする。花も鳥も虫や獣たちも、長い冬を乗り越えて、春の太陽を今か今かと待ちわびる。花も、春の予感に満ちたものになる。 先日、大阪の福島にある「日本料理 楽心」で、ご主人の片山心太郎さんとコラボイベントを開催した。私が出したお題に即して、計9品のお料理を提供してくれるという試みだ。私の設定したお題は、「種子~兆し~」「発芽」「根~大地~」「葉~太陽~」「蕾」「開花」「結実」「凋落」「種子~再生~」。いけばなが大切にする命の移ろいをお料理で表現し

          華と料理の競演で命の移ろいを表現|笹岡隆甫 花の道しるべ from 京都

          神保町交差点の近くに共同書店PASSAGE SOLIDAがグランドオープン!(ほんのひととき編集部)

          文・写真=飯尾佳央 3月1日、神保町交差点の近くにPASSAGE by ALL REVIEWSの3号店「PASSAGE SOLIDA」がついにグランドオープンしました。 ほんのひとときの本棚は、1階の階段下にあります。 写真集『「そうだ 京都、行こう。」の30年』と、常盤貴子さんが古都をめぐる「ひととき3月号」はそれぞれ見本も置いてますので、ぜひお手に取ってご覧ください! また、土井善晴さんの『おいしいもんには理由がある』と千宗室さんの『京都の路地 まわり道』は稀少な

          神保町交差点の近くに共同書店PASSAGE SOLIDAがグランドオープン!(ほんのひととき編集部)

          【鞆の浦リモンチーノ】瀬戸内レモンのフレッシュな芳香で「福」を呼ぶリキュール(広島県福山市)

          「鞆の浦リモンチーノ」は、広島県福山市や瀬戸田町のレモンを蒸留酒に漬け込んだリキュールで、栄養士の資格を持つ3人の女性が中心となり、2020(令和2)年から週末や余暇を利用して造っている。鞆の浦の古民家を改装した酒造所で、「ともの」代表の村上百合子さんに話を伺った。 「レモンは自然農法にこだわっています。果皮を使用するので農薬はもちろん不使用。安全安心な食材を口にしてもらいたいし、格段に香りがいいんです。日本人好みに甘さは少し控えめにして、代わりにきび砂糖を加えてコクをアッ

          【鞆の浦リモンチーノ】瀬戸内レモンのフレッシュな芳香で「福」を呼ぶリキュール(広島県福山市)

          忍野村の「左岸の花」|八代健志(人形アニメーション監督)

          コマ撮りアニメーションを作っています。人形などを少しづつ動かしながら写真を撮ってゆき、それを連続して再生することで動いているように見せるのがコマ撮りアニメーション。ストップモーションアニメーションとも呼びます。1秒動かすためには12から24コマの撮影が必要。根気がいる作業ですが、しばらく頑張って撮ったところで再生して、人形が動く様子を初めて見る瞬間は格別。何年続けていても、この瞬間の喜びはたまりません。 昨年の春のこと。ある作品で、人形といっしょに野の花が咲く様子を撮ること

          忍野村の「左岸の花」|八代健志(人形アニメーション監督)

          “本のまわりの困りごと”を共有するZINE『おてあげ』が目指すもの|文学フリマに魅せられて(第2回)竹田純さん

          ──はじめに、「困ってる人文編集者の会」はどのようにして生まれたのでしょうか。 竹田さん:もともとは、朝日新聞社の「じんぶん堂」という本の情報サイトで開催された若手編集者の座談会に3人で登壇したことがきっかけです。イベントが終わった後も、読書会やメッセンジャーを通じてそれぞれの仕事について相談をし合う仲だったのですが、ここでのやりとりをスペースで公開してみようと立ち上げたのが「こまへん」でした。 ──そこから『おてあげ』の創刊まで、どのような経緯があったのでしょうか。

          “本のまわりの困りごと”を共有するZINE『おてあげ』が目指すもの|文学フリマに魅せられて(第2回)竹田純さん

          迷いを消す御瀧の音|文=北阪昌人

           春の雨は、容赦なく降り続いた。急きょ買ったビニール傘の上で雨粒が踊る。スーツのズボンの裾は、濡れて重くなっていた。  得意先でのプレゼンは、我ながらうまくいったと思う。商品開発部から営業部に異動になった当初は、クリエイティブな仕事ができなくなると意気消沈していたが、営業という仕事がいかにクリエイティブに満ちているか、ようやくわかるようになってきた。  芽吹き始めた街路樹の並木通りを歩きながら、雨の音を聴く。ザーッ、ザザーッザザーッ! ふと、懐かしい思いがこみ上げて来た。

          迷いを消す御瀧の音|文=北阪昌人

          [東京都庭園美術館40周年記念]キーワードから宮家の旧邸宅を読み解く展覧会

           アール・デコ建築の名作として知られる東京都庭園美術館。その本館は、1933(昭和8)年に皇族・朝香宮家の自邸として建てられたもので、アール・デコの精華を取り入れた高度な職人技が施された建物として、国の重要文化財に指定されている。建築当初の姿をとどめながら、今なお美術館としての歴史を刻み続ける、保存と活用を両立させた建物だ。  改めて同館の建築物としての魅力に迫る本展では、「Art-Deco」や「Bathroom」といったアルファベットのAからZを頭文字に持つキーワードによ

          [東京都庭園美術館40周年記念]キーワードから宮家の旧邸宅を読み解く展覧会

          2月26日(月) 『「そうだ 京都、行こう。」の30年』 刊行記念フェアを開催します! @PASSAGE by ALL REVIEWS(神保町)

          先日、神保町の共同書店PASSAGE内の「ほんのひとときの棚」に、旅の月刊誌「ひととき」の3月号を搬入しました。特集は『「そうだ 京都、行こう。」の30年』。旅人は俳優の常盤貴子さんです。 また、写真集『「そうだ 京都、行こう。」の30年』と『そうだ 京都、行こう。 御朱印帳BOOK春夏版』が発売される2月26日(月)に、PASSAGEにて刊行記念フェア(12時〜15時)を開催します!📚 当日、写真集とご朱印帳BOOKのどちらかお買い上げの方にもれなく、リニアL0系のイラ

          2月26日(月) 『「そうだ 京都、行こう。」の30年』 刊行記念フェアを開催します! @PASSAGE by ALL REVIEWS(神保町)