ほんのひととき
いま、全国の博物館で昭和の生活を回顧する企画展が開催されるなど、“昭和レトロ”のブームが再燃しています。とくに当時の家電は「シンプルで可愛らしい」と若者にも大人気。2022年5月刊行の『町田忍の懐かしの昭和家電百科』より一部抜粋してお届けします。
万葉集研究の第一人者である中西進さんのロングセラー『日本人の忘れもの』の内容を特別にお届けします。
台湾にも南国ならではの季節の移ろいがあります。この連載「旅に効く、台湾ごよみ」では、季節の暦(二十四節気)に準じて、暮らしにとけこんだ行事や風習、日台での違いなどを、現地在住の作家・栖来ひかりさんが紹介。より彩り豊かな台湾の旅へと誘います。
「ゆく河の流れは絶えずして……」の出だしで知られる『方丈記』は、命のはかなさを川面に浮かんでは消えゆく泡に喩え、鴨長明独自の「無常観」を表した作品として知られています。そんな名作が800年の時を経て、いま再び注目されています。このマガジンでは『超約版 方丈記』(ウェッジ刊)の内容を抜粋してお届けしていきます。
旅の月刊誌「ひととき」の特集の一部をお読みいただけます。
日本人は長い間、洗濯板やタライなどを使って、洗濯ものを手でゴシゴシと洗っていた。電気で動く洗濯機が登場すると、人々はキツイ家事労働から解放され、オーバーではなく…
濡れた街で楽しむ優雅な薫り5月になると台湾は、日本よりひとあし先に梅雨にはいる。台湾の梅雨は薫りの季節だ。 夜も更けるころ、雨音といっしょに、開け放したベランダ…
地域のシンボル 白衣観音像 大船観音寺 新緑の芽吹きが朝露を弾き、きらきらと光が反射する。むせかえるような土と緑の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、急坂の参道を一…
「江戸時代、このあたりで織られていた青梅縞は、最先端のおしゃれ着として大流行していたんです。この青梅縞を復元しよう、そんな目標が先にあって、天然藍灰汁醗酵建*1を…
昨年の、晴れた秋の日。分倍河原駅から西府のあたりまで古墳を見て歩いた。分倍河原は東京都府中市の真ん中から少しばかり西に位置し、東隣の駅には有名な府中競馬場があ…
たびと旅行は違うずいぶん前のことになるが、先にも登場していただいた池田弥三郎さん*が、新聞に書いておられたことを覚えている。 「たび」と旅行はちがうというのであ…