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同じ意見も違う意見も、受け入れる。子どもの言語化を支える実践に、1日に2度も出会った。

こんにちは~honaです!毎日投稿中です!

今日は、最近読んだ書籍で心に残っていた部分が、なんと保育・教育実践で目の前で展開されていたことがあったので、書いておきたいと思います。

昨日の記事でも触れましたが、先日年少の娘の通う幼稚園の保育参観があり、実はなんと同じ日に小1息子の土曜参観もありました。土曜の午前中に10分刻みのスケジュール、、、結構大変でした笑

それはともかく、その幼稚園の保育参加での保育実践と、小学校の授業参観での教育実践で、両方に共通して展開されていたものがあることに気づいたのです。

それは何かというと、子供たちの「自分の意見を聞いてほしい、同じ意見でも違う意見でも聞いてほしい」と言う思いを、大人が大事にしていくことでした。

これらの実践に触れる前に、普段から私が愛読しているミネルヴァ書房さんの季刊誌「発達172号」『子供の言葉、再発見!』を読んでいて、以下のような記述に心を打たれていました。

小学1年生の授業を見たのですが、先生に尋ねられると「はーい」とみんな手を挙げるのですよね。1人が答えて、先生が「分かりました。じゃぁ今の〇〇さんの答えとは違う間の人いますか?」と言って別の手を挙げた人を指すと、その子も同じことを言うのです。その時先生は「そうか、そうか」と聞くんです。「さっきと同じでしょ」なんて言わずに。やっぱりみんな聞いてほしいし、同じ意見でも違う意見でも聞いてもらいたいと言う思いを大事にしていくのが大切だなとその時改めて思いました。
(中略)
手を挙げて同じことを言っちゃう人はいると思うのですが、でも言ってしまってから「あ、そうか。違うと思ってたけど、同じことだった」と気づくこともすごく大事です。またそういう姿を他の子供たちが見て「違う意見を考えて言いたいなぁ」と言う気持ちの芽生えや、本当に考えてしゃべることにつながっていくと思います。

子供の発言をそのままありがとうと受け入れること。今は別の意見を求めていることを特に伝えずに、今子供が言葉にしたい事をそのまま受け止めてあげること。
そうした実践によって、引用したように子供が「同じ感想だったけど、どうしてそう思ったんだろう」「楽しいと思ったけど、何が楽しかったんだろう」と自分の心に言葉を求めること、自分の思いを言葉に乗せることを、自然としていけるように促すことができるような気がして、子どもの言葉の豊かさ、国語力の養成に非常につながっていくなぁと感じていました。

そして、私が実際に保育参加で見たのも、この記述をまったく同じような光景だったのです。

まずは幼稚園。
保育参加の中のとあるゲームで、子供たちが1人手を挙げて、先生が1人ずつ当てて子どもが答える、と言う場がありました。そのとき、1人の男の子が発言した答えが、1つ前の子供が言ったのと同じ言葉でした。
すると先生は「そうだね」と言って受け止めるだけで、「同じだね」と言う言葉はかけませんでした

それを見て、あぁこれはまさに「発達172号」で見た記述と同じだ・・・!実際に実践されているのを見ちゃった!と感じて嬉しくなりました。

その後、小1息子の授業参観に出かけました。

授業参観の最後、振り返りの時間に、先生が子供たちに感想を求めると、ある子が手を挙げて「〇〇が楽しかった」と言って、また別の子が手を挙げて当てられると、全く同じ意見を述べる場面がありました。
すると、先生は「そうだね、ありがとう」と言って場を進めていき、「さっきと同じだよ」なんて言う言葉はかけなかったのです。

なんと!
1日に2回もこの実践を見ることができるなんて!!
なんてうれしくありがたい日だったことでしょう。


大人になったら、ビジネスでは「全く同じ意見を言う」なんて通用しない。だからこそ、将来ビジネスで自分の言葉が通用するようになるためにも、幼少期に自分の言葉を具体化・言語化して口に出す訓練を積むことは、子供たちにとって非常に大切な機会なんじゃないかと思いました。

素晴らしい実践をまざまざと立て続けに目撃して、本当に先生方には頭の下がる思いがした日になりました。


公開保育、公開授業、大切ですね!!!


では今日はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました!



hona


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