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年少娘の幼稚園、初めての運動会。それは子どもに寄り添った、素敵なひとときだった。

こんばんは〜honaです!毎日投稿中です!

今日は、年少の娘の、幼稚園ではじめての運動会に参加してきました!

先だって、運動会についていろいろな情報を得て楽しみにしていましたが、娘の通う幼稚園の運動会は、幼稚園や保育園の運動会とは少し違うのです。

まず、子供たちが競い合う事はありません
あくまでも運動会の目的は、普段の園生活を子供たちがどのように過ごしているかを少しでも保護者に感じ取ってもらうことであって、誰が1番か決めるとか、毎日訓練したものを発表するとか言うものではなく、慣れ親しんだ園庭で通常の保育の延長として行います。

続いて、子供たちが競技をしている後ろで流れるBGMは、なんと生演奏です。
以前の保育園では、基本J-Popやこどもの歌などのもちろん録音されたものを流していました。私の子供の頃も同様だったと記憶していますので、それが当たり前に思っていました。

それが、先日幼稚園のママさん達と話していたら、「BGMは、園長先生がその場でピアノを弾いたりするんだよー」と聞いて、、、たまげました笑 そんな贅沢なことある?!と。
当日聞いてみると、本当に優しい音色で、子供が普段親しんでいるわらべ唄、どんぐりころころや、ジブリのさんぽなどを奏でてくださっていました。

園長先生が音大を卒業されていて、ピアノがお上手なのは存じていましたが、こうしたところでその力を発揮されるんだなぁと、やはり様々なスキルが生きていくんだなぁと実感いたしました。

そして、園庭ですこし空を見上げると、子ども達が絵を描いた「旗」がたくさん、風にはためいていました

全部で90枚ほど…!!

娘に聞くと、「すきなものかいて、っていわれたよ」とのこと。
よくある国旗や、自治体の旗ではなく、子どもの「すき」がたくさん詰まった旗に見守れる中、運動会は開催されました。


実は以前から、幼少期における運動会の是非について、こちらの書籍で考えさせられていました。

著者の櫻井さんは、そもそも「運動会」は戦時中の精神鍛錬の場として生まれた行事であるのに、変わらぬフォーマットのまま現代の子供たちが行うのは問題であり、園全体の行事自体も最低限にとどめて子どもの自発的な遊びの時間を設けるため、運動会自体を実施されていないと言うことでした。
(ぜひ詳細は、上記の書籍を読んでいただきたく!)

私も、そのご意見に賛成で、運動会の準備を大人も子どもも忙しくするぐらいだったら、普段の生活の中での保育の質を向上させるほうにシフトしたほうがいいんじゃないかな、と考えていました。

そんな意見を抱えた中で、入園した幼稚園で運動会があることを知り、普段の保育内容に納得しているからこそ運動会の目的は何なんだろう…と思いもやもやしていました。
しかしながら、運動会が近づいてその目的についてお便りでしっかり説明してくださって、それも私にとっては納得できるものだったので、安心したのでした。

もしかしたら、物足りないと感じる保護者の方もいるかもしれません。
「運動会に向けてみんなで練習したんですよ!」「〇〇君はかけっこ、1番早いんですよ!」みたいな、よくあるエピソードは全くありませんから。

私は、なんて温かい、優しい一日なんだろうと思いました。
がんばれーと言う掛け声もそんなにない、だけれどもしんと静まりかえっているわけでもない、自然と心地よい雰囲気に包まれている。
子供たちはいつも通りの笑顔で参加していて、園庭を元気に走り回ったり、先生やお友達と一緒にちょっと踊ったりする。誰かと比べることもなく、ただ自分たちが「楽しい」と思える時間を、共有する。

運動会のプログラム、
先生方の声かけ、
園庭の整備、
生演奏のピアノや、笛の音色。

その全てが、子供の心身の育ちを考えた上で心から考えて作られていることがひしひしと伝わってきました。
園長先生や担任の先生の子供たちへの想い、保育への想いを感じて、この記事を書きながら今ひとりで感動しています笑

きっと、子供たちにもそうした先生の優しい気持ちが、届いていると思います。
娘は「うんどうかい、たのしかった!!」と言っていましたから。

私も、そんな保育がしたいなぁ〜。
素敵だなぁ〜~~。


では今日はこの辺で。

お読みいただきありがとうございました!

hona

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