さおり@特別支援の本棚

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自閉症児2人のひとり親|娘は2009年生まれ特別支援学校|息子は2011年生まれの特別支援学級|Voicyパーソナリティもしています→ https://voicy.jp/channel/2636

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  • ひとり親のこと

    ひとり親になる前とひとり親になってからのことを書てます

  • クラウドファウンディングのこと

    2022年8月23日にスタートした私のクラウドファウンディングのお話し

最近の記事

【共同親権反対】離婚後の共同親権法案可決について思うこと

私は一シングルマザー として、共同親権に反対していました。けれど、昨日(2024/04/12)の衆院法務委員会で与野党の賛成多数で可決。 とは言え、共同親権に反対しながらも私は法の有知識者ではないし正直わからないことだらけ。自分の中に不安が多くて声が大きくなっているのかもしれません。 それでも尚、今思っていることを形で残しておきます。 スピード感がおかしい今回の「共同親権」の法制化は驚くほどの速度で、そこに違和感を抱えています。 例えばですが、 「選択的夫婦別姓」は、

    • 働いて赤字を作る人たち

      私が経営をして一番学んだこと。 それは「働いて黒字にする人」と「働いて赤字にする人」がいることです。 今日は労働利益の話を中心に、近年の子どもたちのキャリア教育の話まで派生させます。 経営をする中で思うこと端くれですが経営者、雇用主です。 日頃から「多くの雇用を作りたい」と言う私が、同じ口でこんなことを言うのは違和感を覚えるのですが.... 従業員さんというのは、働いて黒字にできる人と赤字を作る人に分けられるんだなーと感じています。 例えばですが、1人の従業員さん

      • あなたの貢献感、実はときに暴力的である

        最近よく職場に会いにきてくれる熱心な方がいます。偽名で「タイルさん」としておきましょう。タイルさんは、いつも懸命に「こうしたら上手くいく」とレクチャーしてくれます。 お気持ちはありがたいのですが、私からすると少し怖いんですよね。けれどタイルさんは、私が上手くいってないと感じるから、一生懸命に貢献しようとしてくれています。「私のアドバイスを聞けば上手くいくのに」と。 ✳︎✳︎ 誰かを何とかしてあげたいという「貢献感」って、何かをはじめる原動力になることがあります。ただ、そ

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        • 【共同親権反対】「できるだけ離婚できない社会?!」だと?

          共同親権導入についての民法改正案の審議が、衆議院にて進められています。 参考人招致を交え様々な立場の議員が意見を交わす中、個人的には放って置けない意見が飛び出しました。 自民党の谷川議員の言葉です。 今回は私も、Xと言う辛辣な意見が飛び交う場で意見をしておきました。 普通に考えてみてください。 共同親権が導入されることで、協議離婚にて「家庭裁判所に持ち込まれない」共同親権となるのです。ただでさえ、離婚にはエネルギーを注ぐ。それに長い時間も要する。 それなのに、すで

        【共同親権反対】離婚後の共同親権法案可決について思うこと

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          SNSと実生活、それぞれの「イイね」と「フォロワー」の数

          一般人とされる人たちが、インフルエンサーになる時代です。影響力が仕事にも繋がる時代なのでSNS上の「イイね」や「フォロワー」の数は意味を成すことがある。それは否定はできません。 けれど、発信の目的が「イイね」や「フォロワー」の獲得になっていると危険。個人的には、数字の獲得よりもまず「何のために活動をしているのか」と言った目的の方が何倍も大切、そう思うんです。 そして、それは実生活でも同じだなと思うことがありました。今日は、そんなお話しです。 SNSの時代みなさんのSNS

          SNSと実生活、それぞれの「イイね」と「フォロワー」の数

          「障害は個性」だと思いますか?

          よく「障害は個性」だと語られます。 私は障害児2人の親として「障害は個性」だと思うことができません。ただ「障害は個性」と言ってくださる方々の望む社会と私の思い描く未来に大きな差があるとも思えません。 だからこそ、知っていただきたい私の思いがあります。中年の戯言だと思って、頭の片隅にでも置いておいてもらえたら嬉しいです。 個性って?広辞苑では個性のことを「他人とは違う、その人にしかない性格・性質」だとされています。けれど「障害は個性」と語られるときの「個性」には、語る側の

          「障害は個性」だと思いますか?

          はじめての仕事に就く人たちへ、そして私へ。

          最初の会社に入社したとき、学生と社会人の定義が「勉強する人」と「働く人」でしかないことにウンザリした。 日を追うごとに「働くとは、あらゆる我慢に耐える人」のことだと思ったし、「仕事ができる人とは、上の人の言うことが聞ける人」だとも感じた。 社会人になるって一体なんなのだろう。 ✳︎✳︎✳︎ 最初の職場では、上司と言われる人たちは大概に威張っていた。心持ちが威張っていたと言うよりは口調が威張っていた。 新人である私たちに求められたのは「フレッシュ感」だった。一律して、

          はじめての仕事に就く人たちへ、そして私へ。

          もし私が若い頃に共同親権が導入されていたら、私は結婚妊娠を選ばなかったでしょう

          弁護士を中心とした方々で立ち上げられた「ちょっと待って共同親権」。 先程、団体を中心とした共同親権反対の国会前デモがありました。参加できない方々はSNSでハッシュタグをつけての参加となりました。 私もSNSにて活動参加し、X(旧Twitter)で「共同親権を廃案に」がトレンド入りを見届けてきました。 ここで改めて私の意見を表明しておきます。 共同親権を導入せずとも子どもには会える親権の有無と子どもに会えないことは無関係です。実際我が子たちは父親に会えています。 民法

          もし私が若い頃に共同親権が導入されていたら、私は結婚妊娠を選ばなかったでしょう

          自己紹介:自分の取り扱い説明書

          今日は自己紹介。 とはいえ、これまでのnoteでも散々自己開示をしてきた私。今更何を書けば良いのか、悩むところでもあります。 そこで今回は、みずのけいすけさんの自分の取り扱い説明書式の自己紹介をお借りすることにしました。 お暇な方は読んでいってください。 自分じょ取り扱い説明書どうやら、自分の取り扱い説明書づくりは為末大さん推奨のものだそう。自分の取説をつくることで、自分を楽にできるだけでなく、周囲のストレス軽減にもつながるのだとか。 自分取説を制作にあたってのジャ

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          多様化に要不要なものを考えてみた

          自閉症児育児とひとり親。マイノリティサイドの私が「多様化」について必要なものを考えてみました。 したらば、不要なものは「無知」で、必要なものは「想像力」かなと思ったんです。 今日は、時間もなくて少し殴り書き。 意見の分断自閉症の我が子たちが、スーパーで大声出すと怒られて悲しかった。そう話すと、私を擁護する声が上がって意見が対立する。結果として、社会が憎しみあって終わることもあって、悲しいよねってずっと思ってた。 昨日の共同親権の話もそうで、結局のところ何を話しても意見

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          共同親権で守られるものは何か、考えてみて欲しい

          共同親権と言うと「子どもが両親にいつでも会える」「養育費がきちんと支払われる」そう思っている方も多いような気がします。これは大きな勘違いで、現在の単独親権でもそれら両方は得ることができます。 では共同親権は、何を守るものなのか。残念ながら私には、誰かの尊厳とプライドを守るものに思えてしまっています。 弱きものをもっと弱くするためのものであり、生活強者の無知からくる無理強いに思てしまっています。 その身勝手な憶測をもっと考えたいと思い、今回弁護士の太田啓子さんにVoicy

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          「楽して稼ぎたい」の「楽」とは何なのか

          「仕事が忙しくて限界、つらい」と言う相談を受けました。 私も結構なほどに忙しいのですが、忙しさが原因でツラいと言うのは少し違うと感じるのです。 今日は、そんな話です。 忙しい私と心の余裕の関係性自分を擁護する物言いになってしまいますが、私はかなり忙しい人間の一人だと思います。原因は「ひとり親」と「経営者」の掛け合わせにあります。特に、ひとり親の視点で考えると「稼ぐ」「育てる」「生活を回す」の3点セットが一人では二進も三進もいかない。そこに経営者の忙しさがかけ合わさるので

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          人生を前に進めたいあなたへ

          むかし、仕事ができる大先輩に聞いたのは「前に進みたければ、とにかく愚痴るな」と言うお言葉。 一方で、主婦やママになってよく言われるのは「愚痴ってスッキリして前に進も」と言うお言葉。 みなさんは、どっち派ですか? 私は、前者の「前に進みたければ、とにかく愚痴るな」派なのですが.... とはいえ、育児でも仕事でも大きな挑戦をしていれば課題にぶつかる。それがいくつも重なると八方塞がりとなり、気をつけていても愚痴りたくなるのが人間です。 実際に私がそうで、先日も寛容な方を目

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          ひとり親の子どもは、ぐれるのか

          先日、息子が小学校を卒業しました。 娘は来春から中学3年生、息子は中学2年生。 来春から晴れて、中学生2人の母親になります。 今日は、子育ての節目と言うこともあり「ひとり親の子育て」について振り返ります。 離婚するときに離婚するときの大きな不安要素といえば「経済面」と「子育て」でした。ほぼほぼの悩みがこの2つだったと言っても過言ではありません。 経済面の不安はそこはかとないですが、子育ての側面の不安はそうでもありませんでした。漠然とうまくやっていける自信があったんです

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          「細かいことは気にしない」と言いながら、実は繊細で面倒な人たちと、どう向き合うのか

          「私は大雑把」 「俺は細かいことは気にしない」 自身の適当さポジティブにかもし出しながらも、本当はすごく繊細な人がいます。個人的には、そういう人はとても厄介。 今日は、そんな方々との距離の取り方について考えてみました。

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          無意識レベルで「子育て=母親」になりすぎていないだろうか

          今週末は、小学校の卒業式。 息子も卒業生です。 発達障害の彼が「集団に混ざりたい」と言う願望を持ち出したのは高学年になってから。そんな望みが叶うことと並行し「加害者」と呼ばれることも増えました。 親としては息子が加害者になってしまうことについて、定型発達者向けの説明では理解できなかったり、お友達等の空気を読むことが難しかったりということもあったのかもしれないと感じています。 そこには、支援(大人の人手)が必要だったのだと思います。 「加害者=頑張ってない子」ではないし

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