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偶然が重なりサインをもらえました!_ドニゼッティのオペラ・ブッファ「愛の妙薬」_2018年3月24日

ドニゼッティのオペラ・ブッファ「愛の妙薬」を見てきました!
   
オペラ・ブッファとはイタリア語で「ふざけたオペラ」という意味。
「愛の妙薬」もドタバタの恋愛コメディでした。楽しくて軽やかで、まっすぐで切なく、美しい。
とくに、「人知れぬ涙」という切ないアリアでは、テノールの響きの美しさに涙があふれました。
   
アリアが始まる前に、空から手紙がはらはらと降ってくるのですが、大きく右へ揺れたかと思えば、大きく左へ。高くもなく、低くもなく、ただなかなか辿りつけない。その舞い方が絶妙で、あまりにも美しかった。
 
1枚目が大きく揺れながら、ゆっくりと舞台中央にいる主人公のもとに下ちてゆく様は、あたかも儚い心のうつろいのようで、たまりませんでした。
  
私はオペラを見ると、目と耳、言語野が感じる、あまりの美しさと心地よさに、いつのまにか腕が伸び、身体が揺れそうになります。そして、それは私だけではないようです。
「人知れぬ涙」の最後のほうで、隣りの席の見知らぬ紳士が思わず静かに手を動かして、曲の終わりと同時に、指揮者のように手をグッと結ぶのを見逃しませんでした。d(^v^)b
  
……そして、なんと、偶然が重なって、終演後にマエストロたちにお目にかかることができました! ある親切な方が導いてくださって、あろうことかサインまでいただけたのです。嬉しい! 

ソプラノのルクレリア・ドレイ氏
バリトンの大沼徹氏
指揮者のフレデリック・シャスラン氏
ネモリーノ役サイミール・ ピルグ氏
ドゥルカマーラ役、レナート・ジローラミ氏




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