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61.海外生活で感じた勉強出来るありがたみ 努力は何歳からでも遅くない

海外生活で年上の先輩方に刺激された

期間限定の主婦として、時間に余裕がある内に、
自分が学びたい色んなことを勉強しようと思い、
英語の語学学校へ行ったり、
近所の図書館で開催されている講座へ参加しました

その中で出会った年上の先輩方にとても刺激を受けた為、
感じたことを綴りたいと思います

外国語やテクノロジーの講座参加者に50代以上が沢山いる

近所の図書館で色んな講座が日々開催されており、
無料で講座を受けることが出来ます

質の高い講座を無料で受けられるなんて、
これは参加するしかないと思い、
興味があるものが開催されていると知った時には、
色々な講座に参加しました

これまで行った講座は、
中国語と中国文化を知る、
3Dプリンター入門講座、
サイバーセキュリティ基礎講座、
パソコンのスペックの説明講座、
プロフェッショナルの為の英語メールの書き方講座
AIやブロックチェーン、仮想通貨、量子コンピュータといった
最新テクノロジーに関する講座など、
実に様々です

日本でのこれまでの経験から、
こういった類の講座は、
あまり人がいなかったり、
年齢が高くても、30~40代位の働き盛りの世代が中心で、
男性が多いだろうと、
勝手なイメージで参加をしました

自分が参加する時間帯は、平日である為、
働きに出ている人は参加していませんでしたが、

仕事を辞め、時間に余裕がある60代以上の先輩に混ざって
講座を受けていました

自分の想像よりも年齢層が高く、
女性も多い事に驚きましたが、
それだけでなく、
参加目的が非常に明確である事に1番驚きを感じました

ただ、参加するだけでなく、
自分が何を知りたくてこの講座に参加するか、
講座の終了時間ギリギリまで質疑応答が行われて、
活発なやり取りに圧倒されました

わからない事が恥ずかしいといったことも無く、
わからないと感じた際にはすぐに質問をし、
自分がこれまで日本で見て来た光景と全く違いました

講座に初めて参加した頃、
とりあえず英語のネイティブスピーカが沢山いる環境へ行き、
参加すれば良いと気楽な考えで参加していました

でも、先輩方の学ぼうとする熱意に圧倒され、
せっかく興味を持って講座に参加するならば、
何を聞きたいか事前に目的を明確化し、
自分も主体的に参加した方がより有益な時間を過ごせると
自分の考えを改めるようになりました

刺激を受けて自分が変わった事

考えを改めても、始めの頃は、
ネイティブ英語スピーカだらけの英語が全く聞き取れず、
普段の語学学校とレベルが違いに圧倒され、
英語の不安から、尻込みしてしまい、
質問する勇気を持てませんでした

でも、「今日もただ参加しただけで、質問できなかった」と、
帰路ため息を付くようになりました

参加するだけで良いと思っていた自分が、
聞き取れなかった事、質問できなかった事に
悔しいと感じるようになっていました

そして、その悔しさを何度も感じるようになると、
英語に不安があるなら、どう質問したら良いか、
事前準備をしてから望めば良いのだと、
やり方を変えるようになりました

今の自分にできないならば、
何が課題で、どうカバーすれば目的を達成できるか、
以前にも増して、創意工夫をする様になりました

そうして、思考錯誤を繰り返している内に、
自分が影響を受けた先輩方と同じ様に、
主体的に学び、
わからない事はその場ですぐ質問する事も
少しだけ出来るようになりました

それを繰り返している内に、
英語の聞き取りも、英語での自己主張
初めの頃よりもかなりできるようになりました

参加すること自体、初めは勇気がいる事でしたが、
自分が今与えられたチャンスを生かし、
自分の目的を達成する為に
最大限できる事をするという行動が習慣化しました

また、幾つになっても学ぼうとする姿勢を忘れていない姿に
とても刺激され、
自分も将来そのようになりたいと思いました

初めてこんな大人になりたいという大人を見つけました

語学学校では生きる為に必死に勉強している人がいた

戦争や紛争に逃れてきた移民者、
自分と同じ様に、家族の仕事の関係で帯同した短期的な一時居住者、
大学に留学する為に英語を学んでいる学生、
現地の人と国際結婚をした人、
より良い職場,給与,教育,医療などを求めて来た移民者、

語学学校で英語の勉強を学んでいると、
国や、境遇、年齢、実に本当に様々な人がいました

若手が多いのかと思っていたら、
20代は少なく、40代や50代が意外と多くいました

ここでも年齢層が高いことにまず驚き、
自分は無意識に年齢という数字に縛られていた事にも気が付きました

また、クラスメイトと話をしていて、
英語のコミュニケーションに対し、
もう何年も苦労していると言いつつも、
"年だから"と、年齢を理由に
努力しない言い訳をする人は
誰一人としていませんでした

それ以外にも、
母親の介護や、子育て等、
自分の時間をあまり取れなくても、
唯一、週2回だけ、
睡眠時間を削ってでも、自分の時間を確保し、
語学学校に来て英語を学ぶ時間に充てていると話してくれたクラスメイトがいました

その他のクラスメイトで、
子育てに追われ、自分の時間はほとんどないけれど、
唯一自分の時間として、
ここに英語を学びに来ていると言っている人が数名いました

生きていく為にコミュニケーションが出来ないと困る、
生計を立てる為に働く必要があり、
何としても英語が出来なければならない、

生きる為に、必死で勉強している様子に圧倒されました

また、自分の境遇を受け入れ、
今と将来だけ、ただ前だけ見据えて、努力している姿に、
学生の頃の自分に恥ずかしさを覚えました

大人になり、勉強出来る事のありがたさに気が付きましたが、

実際に自分の国で経験したリアルな話を聞き、
より一層、以前にも増して、
当たり前に教育を受けられる環境を持て、
子供だけで外で遊べる治安がある事が
どれだけありがたいことかを痛感しました

自分のいるコミュニティ内で、
自分が持てなかったものばかりに目を向けていた
卑屈で、わがままな学生時代の自分に、
恥ずかしさを感じてなりませんでした

また嫌々勉強したり、
授業中に寝たり、
頑張らない事を格好いい履き違えていた過去の自分に、
本当に愚かな事をしたと強く後悔しました

そんな無駄な時間を過ごすなら、
勉強したくても出来ない人達に分けた方がよっぽど有益だと、
反省しました

年齢も、境遇も、言い訳にせず、
苦戦しつつも、少しずつ自分の目標へ向け、
これからも努力を継続するクラスメイトを見て、

大人になっても勉強し続けることは出来るし、
することが寧ろ当然なのではないかと思いました

なぜ大人になってからも学び続けられるのか?

日本では、大人になるにつれ、
勉強しない人が増えていく印象があります

海外生活で圧倒され、自分も良い刺激を受けた一方で、

日本の環境と何が違うのだろうかと、
何が学び続けられるモチベーションを生み出しているのだろうかと、
ふと疑問に感じました

戦争や紛争等、苦しい状況を抜け出す為に、
必死で努力しているというモチベーションは
わかりやすいですが、

そういった環境ではない地元の図書館で遭遇したネイティブ圏の先輩方は、
なぜ学び続けられるモチベーションを持てるのか、
特に疑問を感じました

自分なりに観察し、
考えた結果、以下3つの要因ではないかと考えました

1.社会の変化が早く、常に知識を更新しないと付いていけなくなる

海外の様々なサービスを利用してみて、
日本よりも合理的に物事が進んでいる印象があります

無駄と感じれば、より効率的な方法に代えられ、
最新技術もすぐに社会へ活用されている印象を受けます

新しいものを受け入れる拒否感というものが、
日本と比較して圧倒的に低いと感じます

その分、社会の変化が早い為、
常に情報を更新していないと付いていけなくなり、
学び続ける必要性のいる環境にいるから、
行動へ移せているのではないかと思いました

2.時間と体力に余裕がある

現地人の働き方を見ていると、
日本と比較して圧倒的に残業時間が少ないと感じます

必ず定時で帰り、金曜日は昼から休日に入っている人も多く見かけます

また、飲み会も少なく、仮にあったとしても、
2次会、3次会といつまでも深夜まで活動している様子をあまり見かけません

日本ほど治安が良くない為、深夜まで飲めないという
環境要因も挙げられるかもしれませんが、
酔っぱらって歩けなくなっている様な人をまず見かけた事がありません

短時間だけ、同僚や友人との時間を楽しみ、
家族の為に時間に充て、
自分の健康維持とスキルアップのに時間を充てている様に自分には映りました

だらだらと残業せず、
だらだらと生産性の無い愚痴だらけの飲み会をしないことで、
時間と体力にお金があり、
学び続けることを継続できるのではないかと思いました

3.自分軸で動いていること

周りの人が自分と比べてどうかを全く気にしていない為に、
わからない事はわからないと素直に認められ、
人前だろうが関係無く、質問でき、
年齢に囚われずに努力できりるのではないかと思いました

人がどうかは一切考えず、
ただ自分が知りたい、やりたい、やる必要性があると感じるからやる
とてもシンプルなのだと感じました

だから、人と比べて、
自分が出来ないことに落ち込む事はないし、
人前でわからないと質問する事が恥ずかしいとも思わないのだと感じました

勉強ほどコスパとタイパが良い趣味は無い

ふと考えてみると、
勉強ほど素晴らしい趣味は無いなと最近気付かされました

何かの分野を学んだら、次の分野を学べ、
常にアップデートされる為、飽きることがありません

最近では、
オンラインで安価に勉強出来る選択肢が増え、
お金をあまりかけずに勉強できるようになりました

勉強に使う金額なんて、
せいぜい書籍やセミナー等、たかが知れており、

お酒や、海外旅行、ゴルフ、車やバイク、オーディオ、洋服等、
大人のお金のかかる趣味と比較して、
出費はかなり少ないと思います

学べば、自分の仕事にも役立ち、
発信活動や、副業として生かすこともでき、
少ないお金で、かけた時間の分だけ、多くの事が得られ、
収入面にも反映できる、
こんなにコスパ、タイパの優れた趣味は無いと思いました

戦争や紛争、家族に事情などで、
勉強したくても出来ない人に比べたら、

日本で、安心して暮らせる環境があるという
何事にも代えがたい環境を
自分達が持てているということは非常に幸運だと思います

親ガチャ、上司ガチャなど、
最近は〇〇ガチャとよく聞きますが、

自分が持てなかったものについて、
相手ばかり羨んでないで、

自分の足元にある有り難みにも目を向けた方が
良いのでは無いかと感じました

そうした生まれながらにして与えられた環境を生かして、
まずは自分を満たし、
次に周りの人を満たせる様、

勉強をして、常に知識を更新し続けていると、
次第に自分が出来ないと思っていた所まで、
自分を成長させられるのではないかと思います

ぐちぐち言ってる間に、
たくさんできること、やれる時間はあるのではないでしょうか?

努力は何歳からでも遅くない

日本にいると、
よく"もう年だから"というキーワードを聞きます

海外生活をしてみて、
日本でもう年だからという人と、
他の国の同年齢の人を比較すると、

一方では、年齢を理由に挑戦しない、努力しない事に対し、
他方では、何の躊躇いも無く挑戦し、
実際に、スキルを獲得している姿を目の当たりにします

ものによっては年齢制限があり、
叶えられない事もあるかと思いますが、

年齢制限が外部環境から与えられていない事に対しては、
新しい事を始めたり、努力し続けることに、
年齢は関係ないのではないかと思います

自分で勝手に、
ありもしない年齢制限を設定することは、
もったいない事では無いかと感じました

周りや正攻法と同じ様に出来ないのであれば、
自分の得意と苦手を把握し、
自分に合ったやり方で攻略していけば、
不可能と感じていることも可能になると、
自分に海外での経験を通じて感じました

自分が不可能と思っていたこと可能にする為に、
どういった頭の整理をし、
どういった行動を起こしたか、
どういった知識を身に着けたかを発信しています

1人でも、誰かの役に立てば幸いです

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