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60.嫌いや苦手意識は周りに強く左右されている 先入観やネガティブ感情を整理する重要性

環境の変化で苦手や嫌いが逆転した

今の自分と、過去の自分を振り返ってみて、
自分の苦手や、嫌いだったことが大きく変わったと感じます

環境が変化したことで、周りにいる人が変わり、
いつの間にか苦手を克服していたり、
嫌いだったものが嫌いだと思わなくなっていました

具体的な例として、
チャレンジ精神、IT、学校、英語、コミュニケーションがあります

チャレンジ精神の変化

大学生まで、
経験の無い新しい事に挑戦することがとても苦手でした

失敗する事が恥ずかしく、
失敗をとても怖く、
自分の出来る事以外やりたくありませんでした

過度にチャレンジすることを恐れ、
失敗を恥ずかしいと思っていた理由には、
両親が影響していると感じます

自分が下手に失敗すると、
そんなことも出来ないのかと笑われたり、
挑戦を褒めてもらえた事は無く、
失敗を笑われ、馬鹿にされてきました

ただただ、とても悲しかったです

自己防衛として、
挑戦しない、失敗することはしないという思考が、
子供ながら、経験則として身に付いてしまいました

高校卒業後、実家を出たことで、
自分の周りから、
何か新しい事に挑戦しても笑ってくる人がいなくなりました

また、学校の環境も変わりました

高校生まで、
自分と同様に、失敗を過度に恐れる同級生が沢山いました

誰かが失敗したり、変な事をすると、
とても冷たい視線がクラスメイトから向けられる様に
自分には感じられる環境でした

でも、大学生になると、
そういった同級生が少なくなりました

加えて、理系の環境に変わり、毎日実験をすることが日常になりました
実験を通じて、"失敗が当たり前"へ変わりました

だんだん出来ない事にも慣れ、
出来ないこと、やったことない事に挑戦する恥ずかしさも無くなり、
チャレンジ精神が少しずつ養われました

環境の変化が大きなきっかけとなり、
チャレンジ精神が身に付きました

ITの苦手意識の変化

社会人でIT業界に飛び込むまで、
ITに対して苦手意識がありました

パソコンやExcel、パワーポイント、データの取り込み等、
基本的な操作に関しては全く問題ありませんでした

でも、コマンドプロンプトで操作をしたり、
プログラミングをしたり、
ネットワークやWeb等、
少しITの専門的な話になると、
理解できないという拒否感と苦手意識を感じていました

今後自分がどう生きたいか、
どうすればキャリアを継続できるか考えた際に、
新卒という魔法のカードを使って、
ITの知識を付ける必要があると思い、
未経験かつ知識もほぼ無いにも関わらず、
IT業界に飛び込みました

でも、パソコンの基本的な操作は、
勉強していないのに、問題無く使いこなせ、
同様の状態であるITは、なぜ理解できないのか不思議でした

自分がパソコンの使い方を覚えた頃を思い出すと、
父親がパソコンを使っている光景をよく隣で見ていました

Excelやパワーポイントも、動画の取り込みも、
父親が作業している光景を何度も見ていた為、
どうやって操作するか、どんなことが出来るか、
何となく感覚が養われていたのだと思います

一方で、父親はシステムエンジニアやプログラマでは無かった為、
ITの専門的な分野は、自分にとって全く馴染無く、
何が出来るのか、どう動くのか、どう動かしたら良いのか、
全くわからなかったのだと思います

ITに拒否感すらある自分が、
IT業界に浸かっていたら、
それなりにITに関して理解が出来るようになりました

それは、ITの得意な人たちが周囲に沢山いて、
わからない所を教えてもらえ、
どんなことが出来るのか、どうしたら動くのか、
またどういった勉強をしたら良いのか、
見て学ぶことが出来ました

ITを苦に感じない方から、
わかりやすく解説して頂けたことで、
勘所を抑えることができ、

気付けば、自分のIT嫌いや拒絶反応は無くなり、
ITが大好きな人間になりました

ITに対して拒絶感を持っていた頃は、
ITが得意な人が周りに全くおらず、
自分以上に苦手意識を持っている人が多くいました

また、周囲でプログラミングは難しい、ITは難しいという話を
多く耳にしていたことで、

ITは難しいから、自分には出来ないと思っていました

でも、社会人になり、IT業界に飛び込むと、
自分の周りにいる人が、ITが得意な人だらけになり、
難しいから出来ないという考え方は無くなりました

ITは、変化が早く、
得意になる、理解できるようにまで、
今も勉強が続いていますが、
難しくて挫折をしたり、
拒否感を示すことは無くなりました

学校/英語/コミュニケーション嫌いの変化

日本を出てから、
学校嫌い、英語嫌い、コミュニケーション嫌いも治りました

元々、学校が嫌いで、
英語は成績が悪く、苦手意識があり、
コミュニケーションも色々と嫌な経験をした為、
どれも嫌いで、苦手意識があり、
努力では治せないものだと思っていました

でも、日本から海外へ出たことで、
環境が大きく変わり、
学校の形式や英語の授業、勉強方法が大きく変わりました

英語が上手く話せなくても、
誰にも笑われない環境になり、
むしろ間違える事は当たり前だから、
とにかく話すようにと、言われるようになりました

自分の意思をはっきりと伝える言い方も、
誰にも嫌な顔をされず、
よりお互いの考えを交換できるコミュニケーションが出来るようになりました

環境が変わると、自分の嫌いだったものが、
克服したどころか、好きになりました

結婚/出産/育児に対する嫌悪感

結婚、出産、育児に関して、良いイメージが全くありませんでした

自分の家庭環境の様子や、ネット情報、人から聞く話等から、
自分の中で偏見が形成されました

結婚や出産、育児をすると、
妻として、母親として、あるべき役割を果たす為に、
自分のやりたいことを全て我慢しなければいけなくなると思っていました

自由にのびのび過ごしたい自分にとって、
そんな苦痛に耐えられず、
何を生きがいに何十年も生きていけば良いのかわからなくなると思い、
結婚も、出産も、育児もしたくないと
高校生の頃、非常に強く思っていました

そんな強い気持ちから、
スキルを身に着けて、
バリバリ働いて、
自立して1人で生きていくのだと本気で思っていました

でも、社会人になって、色んな人と出会い、
自分の認知が歪んでいることに気が付きました

お互いが我慢するような
結婚生活の送り方、
育児の仕方、
キャリア形成の仕方をしているから、
結婚や出産、育児を機に、我慢して生きざるを得なくなるのだと
気が付きました

事前に、今の自分の状態を続けると、
起こりうる将来の課題に備えて準備していれば、
その我慢は解消できる事に気が付きました

結婚に関して、相手をしっかり選べば、
我慢にならないと戦略を立て、
それが出来そうな人と結婚をすると、
結婚生活=我慢、人生の墓場ではありませんでした

むしろ、体調が悪い時には助けてもらえたり、
自分が苦手な事を補完して貰えたり、
1人では弱いところを補って貰えることを知りました

また、出産と育児に関しては、
これまで自分が聞いていた出産/育児は大変という話と、
今の自分の周りにいる人の様子や話が一致しないという違和感を感じ、
現在認知の歪みを矯正中です

もしかしたら、自分が聞いていた話は、
工夫次第でどうにでもできる事なのでは無いかと、
思う様になりました

得意&好きな人が周りにいれば苦手&嫌いという感情が生まれないのではないか

自分の経験した例を挙げましたが、
こうした経験から共通して言えることは、
環境が変わったからであることが大きな要因です

さらに考えると、
環境がただ変わったのではなく、
"自分が成長できる良い環境"へ変わりました

自分が苦手、嫌いと思っていた時、
周囲にそれを好きな人、得意な人がいない時、
課題を解決できず、上手く行かなかった様に思います

また、周囲の嫌だという気持ちに対し、
知らず知らずのうちに影響を受け、
良くない先入観を持っていた様に思います

どうすれば上手く出来る様になるか、
理解のポイントもわかっていなかったことで、
努力の方向も不確かで、
自分の頑張りが成果に現れない事もありました

学び始めの頃に、上手く行かない事があると、
その先入観に干渉をされて自分には難しい、出来ないと、
諦める理由になっていたのではないかと推測します

一方で、周囲に既に理解して、出来るようになっている人がいると、
効率的な努力の仕方や、
理解のポイント、
上手く行かない時の軌道修正をサポートしてもらえる為、
挫折することなく、
着実にスキルを身に着けることが出来るのだと思いました

つまり、何か確実にスキルを習得したければ、
既にできている存在を探せば、
自分の苦手や嫌いも克服できるのではないかと思いました

そして、それは人に限った話では無く、
オンライン講座や、AIの活用、
説明の上手い人のYoutube動画やブログ等、
探し方は多種多様だと思います

ただ自分が思った事を書き出してみたのですが、
この内容は、以前投稿した言語学者による
半年間で外国語をマスターする方法で紹介されて話と
一致している事に気が付きました

出来るかどうかは飛び込む度胸があるかどうか

こうして書き出して気が付いたことは、
何かスキルを身に着けたい時、
それを習得化し、出来るようになるかどうかは、
アウェイへ飛び込める度胸があるかどうかではないかと思いました

自分が出来ないと自覚していて、
尚且つ、出来る人が沢山いる環境に身を投じるとなると、
一時的な痛みを伴う事があると思います

それでも、自分が身に着けたい事を得るために、
痛い想いをするとわかっていても、
飛び込める度胸があるかどうかが、
最終的に出来るようになるかどうかの分かれ道ではないかと思いました

どれだけ自分が出来なくても、
誰かに笑われようとも、
プライドや恥を捨ててでも、
出来ている人に素直に尋ねることが出来るかかどうかが
スキル習得の分かれ道なのではないかと思いました

世界一とか、トップを目指すとなると、
センス等も必要になって来るとは思いますが、
基本的なレベルまでは、
この方法で習得可能なのではないかと気づきを得ました

自分の苦手や嫌いを書き出すことの重要性

行動あるのみ、度胸、根性と言われても、
やはり自分の頭で納得していなければ、
一時的な痛みや苦しさに耐えることは難しいと思います

何も考えず、言われた通り、
頭を空っぽにして努力できる人であれば、
心配はないと思いますが、

常に考える癖が付いており、
考えるなと言われる方が困ってしまう位、
自分の頭で考える癖がついていたら、

何も考えずに努力を続ける事は、
メンタルを病む可能性もあると思います

何がしたくて努力するかという、
目的を明確に持てるように、
自分の気持ちを書き出し、
整理しておく事がモチベーション維持、習慣化のキーではないかと考えます

また、自分がやりたいと思っているけれど、
苦手や嫌い等、拒否感や先入観が飛び込み、
挑戦の邪魔をしている際にも、

何が理由で動けないのかを書き出してみたり、
過去出来なかった事が出来た例を挙げてみて、
先入観を取り除いてあげることも、
度胸を自分に付ける上で重要ではないかと思います

生きづらさ解消の為に

認知の歪みを自覚して解消する

自分がこれまで、
こうでなければならないと思っていたべき論、
自分と違う価値観の人に対して嫌悪感を抱く原因になっている価値観は、
自分の周りの価値観に強く影響されていました

自分のべき論や価値観、偏見を書き出してみて、
なぜそれが形成されたのかと深堀をすると、
自分の周りにいた人からの影響ばかりでした

本当は自分ではそう思っていない事も、
周りの人から批判され続けたことで、
我慢しなくてはならないと思う様になり、

本来、当たり前に行って良いはずの
自分が好きな事をしたり、
自分が心地良いと思う環境を求めたり、
自分の素直な感情を表現したり、
そういったことを我慢しなければいけないものだと
思う様になってしまいました

その結果、自分の感情をどこにも出すことが出来ず、
ただロボットの様に振る舞う事が、
生きづらさに繋がっていたのではないかと思います

長年、抑え込まれた我慢に気付き、
それを手放すことは、
とても難しい事だと思います

でも、自分の安全圏を作って、
そこでだけは自分の素直な感情を吐き出してみて、
生きづらさの原因になっている
価値観、偏見、思い込みを取り払ってあげて下さい

時間はかかるかもしれませんが、
きっとこれからもずっと何もせず我慢し続けるよりも、
良い結果になると実体験を通じて感じました

誰か1人でも、参考になれば幸いです

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