47.ストレスが脳に与える影響と溜め込まない為に(心理学/脳科学)
投稿の理由
自分はとても不安や不快感、疑問や矛盾を感じやすいらしく、
なかなか周囲へ相談したり尋ねてしても、
考えすぎと言われたり、根拠の無く大丈夫、屁理屈を言うなと、
ほとんど真剣に取り合って貰えたことがありませんでした
その為、1人で何とかするしか対処できる方法がなく、
これまで自分なりに試行錯誤した結果、
自分に合った不安や不快感を対処する方法の1つが、
知識を付けて自分なりの理由を探す事だとわかりました
自分が漠然と感じている不安や不快感を言語化し、
自分の中で考えるだけでは解決できない場合には、
勉強して知識を付けて、〇〇だから大丈夫と自分を納得させる方法です
英語の勉強も兼ねて、自分自身が知識を増やすために、
最近は、TEDの興味のある分野の動画を見ています
これまで感覚的に感じていたストレス環境や疲労で、
脳が働かなくなる事に対する疑問に関する内容の動画を見つけた為、
動画の内容を自分なりに考え、今後どうしたら良いか、
自分用のメモとして、発信したいと思います
ヒントを得た動画
How Stress Drains Your Brain — and What To Do About It | Nicole Byers | TED
ストレスが脳を疲弊させる - その対策とは?
動画の内容をそのまま記載してしまうと、著作権に抵触してしまう恐れがある為、内容の記載はしません
詳細を知りたい場合は、ご自分で動画を見てください
動画から学んだ事
人間の脳の凄さ
人間の脳は劣っていて、パソコンの方がはるかに優秀と思っていました
でも、人間の脳には、約5000台のiPhoneのデータ量に相当する値である
250万GBのデータを保存できると推定されているほど、
驚異的な記憶容量があると聞き、とても驚きました
ただし、そのすべての情報に一度にアクセスすることは出来るわけでは無いという話もあり、
上手く使いこなせていない故に、自分が人間の脳は劣っていると感じていたのかもしれません
人間の脳のメモリアクセスの難しさ
脳には、色々なシステムがある為、記憶には様々な種類であること、
メモリへのアクセスは、必ずしも容易では無く、日常の様々な要因が記憶効率に影響を与える可能性があるという制限があるという事を初めて聞きました
一例として、HMという患者に関する有名な神経心理学のケーススタディ(事例研究)が紹介されていましたが、
無意識化で脳は学習を続けており、
自分が意識できている脳の働きと、無意識化を含む実際の脳の働きは、全く嚙み合っていないのかもしれないと思いました
一部の記憶は、知力と体力が必要である為、干渉を受けやすいこともあり、
上述した様に人間は優秀な記憶容量を持つ脳を持つにも関わらず、
普段10ビットにも満たない記憶を暗記することが出来ないという事を知りました
この理由として、非常に気が散る現代世界に住んでいる為と動画では言われていましたが、
個人的には、人間の脳はどういった特性/制約条件/稼働をするか理解が出来ていない為に、
自分自身の脳を上手く使いこなせていないのではないかと思いました
脳を効率よく働かせるためにできる事
1.脳の仕組みを知る
知らなければ対処の仕様が無い為、まずは脳について知る事ではないかと個人的に感じました
2.不要な情報を遮断する
動画で述べられていた対処法ですが、
気が散る物や、競合する優先事項を全て無視する事自体にも、
脳は多くのエネルギーを消する為、
そもそも気が散る情報をキャッチしない様にする工夫が必要だと動画では言われていました
例えば、職場でプロジェクト会議に参加しながら、
チームと共有できるよう、プロジェクトの詳細を全て覚えようとし、
同僚の発言に注意を払い、
コンピュータに電子メール警告が表示されるのを無視しようとし、
家族からの夕食のメニューを尋ねるテキストメッセージに気を取られる
という会社員をしていればよくある光景も、
脳にとっては非常にエネルギーを使う状態であるという事を知りました
同時に脳で何百もの処理を行っていると、
物忘れを起こして、失礼な態度を取ったり、重要仕事でミスしたりと、
間違えた自分も責めることになってしまうと言われていて、
とても身に覚えのある話だなと感じました
ストレスが脳に与える影響
また、ノイズだけでなく、
ストレスは記憶を混乱させる為、
脳を最大限使う為に忘れてはならない存在であると感じました
ストレスを感じると、脳の中のどこに記憶を呼び起こせるキーを置いたか思い出せなくなるだけでなく、
置いた可能性のある別の頭まで使う事で、より多くのエネルギーを消費すると述べられていました
パソコンの様に電力をいくらでも使えれば良いですが、
人間は使えるエネルギーも、時間も限られており、
尚且つ、自分の様なすぐに刺激で疲れて、あまり多く動けないタイプには、
アクセス速度、アクセス効率が低下することで、
より多くのエネルギーを消費してしまうというのは避けるよう工夫する必要があると感じました
大きなストレスの要因でなくても、
日々のストレスやプレッシャー、締め切りにおいても、
脳のスペースを占領し、
脳はマルチタスクを実行することになる為、
なるべく意識的にそういったマルチタスク状態を減らす工夫が必要だと感じました
マルチタスクの効率の悪さ
マルチタスクは効率が悪いと聞きつつも、
具体的な数値や何を引用した話なのか聞けたことが無く、
何となく悪いのかもしれないけれど、
信憑性が定かではないと懐疑的に思っていました
この動画の中で、Queen's Universityの研究が紹介されており、
人間は毎日6200回の思考を行っていると推定され、それだけ気が散る可能性があるという話がありました
また、カルフォルニア大学の研究で、
人は、気が散ったり、マルチタスクをして、中断させられると、
より早く作業をして、埋め合わせをしようとすることがわかっているが、
さらにストレスを増やし、あまり効率的ではないという話がありました
何もしなくても、マルチタスクになる可能性があるだけでなく、
ストレスやプレッシャーでさらに自分に追い打ちをかける状態になり、
脳が上手く働かなくなる状態は、
本末転倒だと感じました
また、学生時代や会社員をしていた頃、
本当に色んな所に注意を払う必要があり、毎日へとへとになっていた自分の状況と照らし合わせて、
非常に納得がいく話でした
また、「Science of Learning」に掲載された記事では、
ストレスは記憶の早期に影響を与えるだけで無く、必要な時にドアの暗証番号を思い出すのが難しくなり、
ストレスは、脳の問題解決や思考を困難にすることを示されていました
日々のストレスやプレッシャー、締め切りに加えて、
近年のパンデミックの影響による経済的プレッシャー、家族のストレス等、より大きなストレスによって、
間違いを犯しやすくなったり、覚えるべき事を思い出すことが困難になり、
頑張っているのに脳の働きは落ちてしまうという
悪循環に陥ってしまうと知りました
なるべく、ストレスやプレシャーを減らす工夫を自分で行うだけでなく、
人にも与えないという配慮も必要なのかなと感じました
脳が疲労した時の回復方法
記憶力を高め、脳細胞を休ませるためには、
意識して必ずしも上手く行くとは限らないと動画で言われていました
一例として、あんなに多い出せなった事が、別のことをした数時間後に突然思い出せるということが紹介されていました
これは、脳内のニューロンの競合阻害プロセスが原因となっており、
基本的に、名前やコードなど、1つの非常に特定の記憶について、真剣に考えすぎると、
脳のその部分の脳細胞に過負荷がかかり、ブロックされてしまい、
充電する時間が必要で、その為に一定の時間が経過してから思い出されるという脳の仕組みを学びました
自分のメモリストレージがどれだけ沢山あっても、
アクセスツールが使い果たされた際には、リセットする時間が必要になる
ただそれだけの話をいう事を知りました
自分の感覚と動画内容と照らし合わてみて
力んでいたり、心配していたり、高ストレス下では、上手く自分の実力を発揮できなかったり、
仕事で疲れり、アイデアに行き詰舞った際に、
会社の周りを歩いたり、
自転車で通勤して頭を使うのをストップしたり、
楽器を弾いた際に、
良いアイデアが浮かんできたり、
これまで自分が感覚的に感じていたことと、とても紐づくと感じました
また、暗記が苦手な時と、暗記がしやすい際の違いが、
何かをしながら暗記をしていることで、記憶しなければというストレスを感じずに勉強できていると感じ、
過去問を解いて、暗記をするという勉強は、暗記ばかりしている上に、楽しくない暗記をしなければならないというストレスを非常に感じていた
自分の感覚にとても一致すると感じました
今後の自分の駆動に生かせる事
1.ストレスをなるべく減らす
我慢をしない、心配し過ぎない(不安を感じたら調べてすぐに対処)
2.やりたいことに集中できるようにノイズを減らす工夫をする
雑音を減らす、通知を控える/止めるタイミングを作る
3.同じ事ばかりやり続けて脳に負担を掛けない
時間を要する事を予め加味して、計画的に、少しずつ取り組み、
脳に負担を掛けなず、ストレスを溜めない様に心がける
また、どうしても同じ作業をやり続ける必要がある際には、
疲れを感じた時には別のことをして特定の脳の領域を休ませる
4.休憩を定期的に取る
別のことをしたり、意識的に何もしない時間を作る
5.ミスが増えたり、脳が上手く働かないと感じた際は、
休憩のサインと認識を改める
自分を責めるのではなく、正しく知識を付けて、やり方を変える
また、自分の持つ特徴を受け入れて、それに合わせたやり方を行う
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