「嫌いな仕事をやってはいけない」を勘違いしないでほしい
見出し画像

「嫌いな仕事をやってはいけない」を勘違いしないでほしい

武藤北斗・パプアニューギニア海産

 パプアニューギニア海産・工場長の武藤北斗です。 

「嫌いな仕事をやってはいけない」を少し突っ込んで話します。(ルールの基本説明はこちらの2-2を参照)

 まず、頭を空っぽにして素直にシンプルに読んでみて下さい。

 

 嫌いな仕事をやってはいけない

 

 このシンプルな1文にたいして、多くの誤解がうまれます。代表的な4つについてお話しします。

 

①「嫌いな仕事をやらなくてもいい」ではない

 まずはちょっとした言い間違いのように思えるけれど、全く違うのがこれです。

 「やらなくてもいい」だと、「やってもいい」ということになります。これでは意味がないというか、今の社会の概念が邪魔をします。

 嫌いなことを一生懸命やることが過度に美化される世の中ですから、自分に選択権が残っていることで、気を使ってやってしまうのです。このルールのうえでは完全にマイナスです。一度思いやりとか、サポートするということを頭から排除する必要があるのかもしれません。

 そうでないと「この作業は自分は嫌いだけど、あの人は好き」それが分かっていても、やってしまうからです。これは良い悪いの問題ではなく、そういう風潮なので仕方ないとも思います。

 だから「やらなくていい」ではなく「やってはいけない」にする必要があるのです。禁止にするのです。やろうとした瞬間に私に怒られるのです。

 これでやっと、自分がやらなくていい理由付けができます。自分に対しても、周りに対しても。

②「好きな仕事だけやる」ではない 

 これはニュースをぱっと見ただけの人が勘違いするパターンです。

 「嫌い」はやってはいけないけれど、「嫌いではないもの」はやります。別の言い方をすれば「好きでも、嫌いでもない(好き嫌い表の空白の部分)」はやります。好きだけをやるとは全く違います。

 「好きな事だけやって生きていこう!!」みたいなテンションは僕には全くありません。

 嫌いなこと、精神的負担・肉体的な負担がきつすぎることをするのはやめようというだけです。

 だから仕事に楽しみや和気あいあいとした空気も僕は求めません。淡々と平凡に、でも争いがなく苦しみの無い職場を目指しています。

③「嫌いが偏らない」わけではない

 人間は多様で好きと嫌いがいい感じに分かれます。ただ、どれもが100%完全に分かれるわけではありません。今はないけれど、きっとそのうち全員が嫌いという仕事も出てくるでしょう。そんなに嫌いじゃなかったけど、みんなが×(嫌い)にするので、特定の人に負担がかかりすぎ、×の人が増えてくるなんてこともあるでしょう。

 でもいいのです。重要なのは自分で考え、選択し、その意思を表明することなのです。

 もし全員が×を表明したら、均等に分担すればいいだけです。絶対に偏らないという考えからこのルールを作っているわけではないのです。でも人は多様であるからという考えがスタートではあります。


④「嫌いなことを頑張る」を否定はしない

 嫌いな仕事を頑張ってやりとげることで、達成感ややりがいを感じる人もいるでしょう。嫌いを乗り越え、次の目標を定めて生きがいを感じる人もいるでしょう。それを否定しません。

 というよりも僕はそのタイプです。きついことをやり遂げて自信をつけていくタイプです。(ボクシングが好きで、自分を追い込んでサンドバッグを打ち続けるのが好きだけど、ミットうち終盤のやらされている感は嫌いでした。)

 そんな僕が考えているのは、頑張ることも、乗り越える目標に向かうのも、自分で選ぶことが必要だということです。会社や上司に押し付けられるものではないと思うのです。

 もしエビを剥くのが嫌いだとします。それに立ち向かいたいのであれば、嫌いなのに「好き(○)」と書けばいいのです。思う存分立ち向かえることでしょう。


最後に

 先ほども少し触れましたが、「好きなことしかやらないで生きる」みたいな感覚は僕にはありません。(僕にないというだけで否定ではありません)

 僕が最近思い始めたのは、実は仕事というのは社会に迷惑をかけず、未来の人達に負の遺産を残すようなものでなければ、実は何でもいいのではないかということです。

 人間関係さえよければ、その中でやりがいや楽しみも勝手に出てきそうな気がしているのです。

 会社に所属するうえで、仕事が一番でなくてもいいと思います。家族や友人との時間が一番でも、趣味の時間が1番でもいいと思います。ただ職場に来たら一生懸命に働き、争いのない職場にすることをともに目指しさえすれば。

 簡単なようにも感じますが、今日本にそんな会社がどのくらいあるのかなと考えると、実は簡単なようで難しいのではと思っております。

パプアニューギニア海産 武藤北斗


*ちなみに僕は今の仕事が大好きです。会社や社長が僕の得意やスキを思う存分やらせてくれたからだと思っています。


 


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
武藤北斗・パプアニューギニア海産

投稿は全て無料ですが、サポートも嬉しいです。体調が悪くなると人の気持ちを軽視する気がします。なので、サポートは私の体調管理に使わせて頂きます。刺絡、整体、水泳などです。私を優しい人間に近づけて頂きありがとうございます。

ありがとうございます!やはりスキは嬉しいです
武藤北斗・パプアニューギニア海産
■毎週金曜夕方note投稿■ 好きな日に働くエビ工場・パプアニューギニア海産 代表取締役工場長(大阪府)。働き方、考え方を中心に投稿。味にこだわりあってこその働き方改革でもあります。トークラジオ(毎日配信) https://radiotalk.jp/program/98899