ほっかいどう暮らし110 平取町 ビーフカツ丼
うちのご近所にコーイチさん(50代初め)という人がいます。
このコーイチさんの唯一の趣味が
競馬
と言っても、まぁほとんど当たりませんが...。
でもたまに
高配当の馬券を当てたりすると、ご近所さんでお酒を飲んでいる時なんかに
コーイチさん 「いや〜、やっぱり競馬はいいわ〜
と言って仲間に引き入れようとします。
ギャンブル経験のない僕としては、とても競馬を当てられるとは思えないのですが、一緒に飲んでいたゆういちさん(40代後半)とうちの妻(年齢不詳)までもがその気になってしまい、ついつい僕まで
JRAのアプリを入れてしまいました。なんでも、これを使うとスマートフォンで馬券が買えるのだそうです。
せっかくなので「ちょっとやってみるか」と、春の重賞レースを毎週買っているのですが
さっぱり当たらない
一方うちの妻は、金額こそ大きくないもののコツコツ稼いでいる様子。
オークスを外した後、妻に
「今週もダメだった。競馬を始めてから一回も当たった事がない」
と言ったら
「まだ始めたばっかりだから」とか、「要領がつかめたら当たり始めるよ」なんて言ってくれるかと思ったら
妻 「あ〜、それはよっぽど
「運も」って...。
そこまで言われたら、なんとしてでも翌週の「日本ダービー」は当てたい!!
その日の夜、一緒にお酒を飲んでいたおじさん達に
僕 「もうこうなったら
「いやいや、もっと他にやることがあるのでは?」と笑うおじさん達を引き連れ、次の日曜日の朝に向かいましたのは、平取町にあります
義経神社
義経公が騎馬武者の大将として大活躍したことに由来し、現在では勝馬の神様、ひいては競馬の神社として知られているそう。
ここの神社では参拝の仕方が変わっていて
正面で一礼した後、茅の輪を八の字に回らなければなりません。
そこでオヤジ3人
一列になって輪を回り、参拝。「勝ち馬」のお守りを買って神社を後にしました。
(2022年7月追記 これは一定の期間に全国の神社で行われる『茅の輪くぐり』という、無病息災を祈る神事なのだそうです。勉強になりました)
ちょうどお昼の時間になったので
コーイチさん 「ゲンを担いで、お昼はカツ丼を食べよう」
ゆういちさん 「ダービー前の景気付けに、ここは『びらとり和牛』じゃない?」
と言うので
僕 「じゃあその希望、両方叶えてあげましょう」
そこで向かいましたのは、平取町振内にあります
じゃんけんぽんさん
地元産のブランド牛『びらとり和牛』のステーキやハンバーグを、手軽な値段で食べられると人気のお店です。
そしておじさん2人の希望を叶えるメニューとは
びらとり和牛のビーフカツ丼
ちょっとお値段は高めですが、「きっとダービーは当たるから」とビーフカツ丼を3つ注文。
待っている間に、コーイチさんの競馬予想が始まる。
これだけウンチクを語れるのになぜいつも当たらないんだろう?なんて思っていたら、やってまいりました
ビーフカツ丼
びらとり和牛の赤身のカツ。火の通り加減が絶妙です。柔らかくてジューシーで、とにかく肉がうまい。サクサクした衣も美味しさを増している感じ。
ソースはちょっと酸味のあるさっぱりとした味付けで、ビーフカツにもバターライスにもよく合います。ワサビをちょっと乗せると...たまりませんっ!!
平取町はトマトの産地としても有名。地元産のトマトが良いアクセントになっています。
ごちそうさまでした。なんだかいいことが起こりそうな気分。
家に帰り着いたのは3時過ぎ。そろそろ日本ダービーの馬券を購入する時間なのですが、昼食前に聞いたコーイチさんのウンチクが頭に残っていてなかなか決めきれません...。
その時、当日円山球場で行われていた春の高校野球の準決勝の結果を見たところ
13回サヨナラ?点数は7対8?
ピンっ!とひらめいたものの、馬番7-8-13で勝負する度胸はなく、枠連7-8をメインに数点を100円ずつボックス買い。
そして運命の日本ダービーの結果は
祝!初的中!!
しかしよくよく見てみたら
あ〜っ!払い戻し金
安かったか〜〜〜っ!!
おしまい
ちなみに1着は「13番ドウデュース」でした。