ほっかいどう暮らし158 札幌市 大粒餃子定食
先日の土曜日に、所用で札幌へ行きました。
午前中に用事を済ませ、大雪のため道幅が狭くなった北郷通りを慎重に車で走っていると
餃子の無人販売店を見かけました。
「札幌みそぎょうざ」と書かれた看板が美味しそうだったので、近くのスーパーの駐車場に車を停めてご近所の飲み友達のコーイチさん(50代初め)とゆういちさん(40代後半)に
「『札幌みそぎょうざ』だって。おいしそう」
とメッセージを送りました。そしてすぐに
「いや、待てよ。こんなメッセージを送ってしまったら『買ってきなさいよ』って言われるに違いない。それも面倒だな」
と思い直し、改めて
「でも食べないよね」
と、追加して送っておきました。
すると、少し間を置いておじさん達から返信がきたのですが
...仕方がないので、「札幌みそぎょうざ」2パックと別売りの「みそだれ」を買って帰りました。
その日の夜、おじさん達と3人で餃子を焼いてお酒を飲みました。
「札幌みそぎょうざ」は具に白味噌を練り込んであるそうで、味噌の香りと甘さが感じられてとてもおいしいです。さらに
みそだれを付けると、もういくらでも食べられる感じ。
そう言えば、この餃子を販売している
「SAPPORO餃子製造所」のお店には、うちの長男が札幌で下宿生活をしていた頃よく2人で食べに行っていました。
名物の「大粒餃子」や水餃子の他にも、「タレザンギ」や「まぜそば」なども美味しかった記憶があります。
「うまい、うまい」と餃子を食べているおじさん達に、そんな話をしてしまった後
「あぁ、こんな話をしたら『連れて行きなさいよ』って言うに違いない。ちょっと面倒くさいな」
と思い直し、すぐに
「でも行かないよね」
と言ったら、間髪入れずに
やっぱりか...。
という事で、次の休みに札幌へ行く事になりました。
翌週の土曜日。
「せっかく札幌へ行くなら、大きな本屋さんへ行きたい」「デパートのお酒売り場も見に行きたい」というので、朝早めに出発。
10時には
札幌駅へ。
近くの立体駐車場に車を置いて、まずは駅の隣にある「紀伊国屋書店」に行く事にしました。
コーイチさんは「喫煙所を探して、タバコを吸ってから行く」と言うので、ゆういちさんと2人で先に書店に行きました。
30分ほど立ち読みをして、本と雑誌を数冊買ったところで気がつくと
コーイチさんが来ない
どうしたんだろうと思っているところに
とコーイチさんからメッセージが入りました。
ゆういちさん 「どうやったら隣の建物に来るのに迷うんだっ?!」
僕 「で?今どこにいるのさっ?!」
と聞いたら
ど、どこまで行っているんだ?!
札幌駅からテレビ塔までは地下鉄の駅1つ分、地下道を歩いて20分ほどかかります。
「戻って来なさいっ!」と言ったら、またどこに行くかわかりません。仕方がないのでゆういちさんと2人で20分かけて歩き
さっぽろテレビ塔まで行きました。
するとコーイチさんが笑顔で
「遅かったね」じゃないよっ!まったくっ!!
コーイチさんとしては札幌に来る度に道に迷うので、困ったらとりあえずさっぽろテレビ塔まで行けばなんとかなると学習したらしいです...。
そんな事をしているうちにお昼になったので、車に戻って移動。伺いましたのは
SAPPORO餃子製造所さん
土曜日のお昼時、お店はかなり混んでいました。テーブル席は時間がかかりそうなので、3人並んでカウンター席に座りメニューを見ていると
数量限定の「TKG」や
餃子とタレザンギの両方が食べられる「製造所定食」も気になったのですが、今日は餃子を食べたい気分なので「大粒餃子定食」を注文。
待っている間に...
ゆういちさん 「それにしても、コーイチさんの方向オンチはひどいね」
僕 「あれじゃあ、人通りの多い『札幌雪まつり』なんかは一緒には来れないよ」
と言ったら
コーイチさん 「仕方ない。もしみんなで雪まつりに行くなら、その時は
僕 「や、やめてくれっ!!」
ゆういちさん 「こっちが恥ずかしいわっ!!」
そんな事を言っているところへ、やってきました
大粒餃子定食
お皿の上におっきな餃子が4つ。焼き目がなんともおいしそう。
中にはぎっしり餡が詰まっています。ジューシーでしっかりとした肉の味。下味がついているのでこのままでもおいしい
テーブルに置かれているのは、こだわりの米酢
ツンっとした感じが無く、柔らかな酸味と香りがします。
ご飯と一緒に食べるときのオススメは「酢1+ラー油2+醤油1」なのだそう
目分量ですがオススメ通りにタレを作り、餃子に合わせてみます
ご飯の上へどんっ。
餃子がおいしい、タレがおいしい、お米がおいしい。もう言うこと無し
野菜たっぷりのお味噌汁は、おかわり自由
ごちそうさまでした。餃子4個でお腹いっぱいになり、残念ながらお味噌汁のおかわりはできませんでしたが大満足です。
その日の夜。おじさん達と僕、そしてうちの妻も参加して4人でお酒を飲みました。
飲みながら「また、おいしいものを食べに行こう」なんて話をしていたら、うちの妻が
「そう言えば、今日ふるさと納税の返礼品の『高級珍味の詰合せ』が届いたんだった」
と言った後、おそらく「どうせ味の違いもわからないオヤジ達に食べさせるのはもったいない」とでも思い直したのでしょう。
すぐに
だって...。
いやいや、おじさん達。ここは「『食べるかい?』と聞きなさいよっ!」って...
言いなさいよっっっ!!
おしまい
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