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詩のようなものとイラスト・写真 /hoho  

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ふと思った言葉ににイラストや写真をのせています。
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2023年6月の記事一覧

水のほとりで

水のほとりで

水のある場所が好き

水の流れをみていると

時に淀んだ気持ちも

さらさらと流れていくよう

水面に映る自分のすがた

誰かに

かけてもらいたい言葉は

私が私に

かけたい言葉

水面は写し鏡

こだまするように

心にひびく

そしてまた

さらさらと流れてゆく

大切なもの

大切なもの

大切なものは

この手に大事に包めるくらいが

ちょうどいい

あぁ きれいだなと思える景色

あぁ きれいだなと思える心

ねぇ きれいだねと言える存在

それがあれば

とてもしあわせ

この手のひらの中で

この手のひらの中で

ゆらゆらと 水面に浮かぶ

お月さまの上で

すやすやと眠る

ひとひらの花びらを見つけたよ

起こさないように

そっとそっと

この手のひらの中

包んだよ

春になったら

またあの子に

会いにいくんだね

それまでは

私の手のひらの中で

ゆっくり ゆっくり

おやすみなさい

長い旅は少し疲れたでしょう

春になったら

あの子のところへ連れて行くね

「約束だよ」って待っている

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信頼

信頼

ここはまかせて

私が引き受けるから

心配しないで

自由に

思うようにしたらいいよ

その笑顔は遠くとも

確かにそう言って

送り出してくれているよう

背中を押されるように

前に進んでいける

芯がある優しさは

凛とした美しさがある

その言葉が 

真の言葉なのかは

その人をまとう空気が教えてくれる

「人を信頼する」ということ

その人の心の真ん中を

信じて

委ねるというこ

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わたげのようなその心で

わたげのようなその心で

その繊細な心は

やわらかい

ささいな弱い雨でも

しおれてしまう

でも そのぶん

乾くのもきっと早い

柔軟な心

お日さまのようなぬくもりに触れ

軽さを取り戻し

ほんわりとひろがる

そして 時がくれば

心地よい風にのって

行きたいところへ

飛んでゆく

わたげのような

そのやわらかな心は

たくましい

行きついた場所で

根を張り 

また自分の色で

花を咲かせる

トンネルの先に

トンネルの先に

先がいつ見えるのか分からない

トンネルの中

ここではないどこかを

追いかけて 追いかけて

ちがう どこかへ行こうと

ちがう 誰かになろうと

ペダルを漕いで 漕いで

ひとつの絵

添えられた言葉

「あなたのままでいいんだよ」

そうすべてを受け止めてもらえたような

一枚の絵

どこへ行くか

誰になるかではなく

私が何を見たいのかを

思い出させてくれた

こんな愛に溢れた絵と言

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そんな時はね

そんな時はね

ほらほら また考えすぎて

ほらほら またそんな顔して

そんな時はね

頭の上にお花を咲かせてあげる

ね、なんだか楽しくなってきたでしょう

ほらほら

ちょうちょさん やってきたよ

お日さまだって笑ってるよ

いつでも お花咲かせにくるから

いつでも 君の心の中にいるからね

***

先週、次女と一緒に下絵を描いたものに
色を塗ってみました🍀

星の光

星の光

誰かを大切に想う

誰かを大好きだと想う

誰かのしあわせを想う

それは

星の光のように

時間をかけて

人の心に届くこともある

瞬く光が

この地球に届くように

あの言葉が

あの気持ちが

伝わるのに時間が必要な愛情は

その時間こそが

必要なのかもしれない

大丈夫だよ

大丈夫だよ

ちゃんと自分で決めたんだね

偉かったね

勇気がいったよね

がんばったね

でも 自分で決めたのだったら

大丈夫だよ

たとえ誰かが

何か言ったとしても

あなたはきっと

後悔しない

だって

自分が自分を

信じてあげれてるんだから

自分自身と

海と川が出会う場所

海と川が出会う場所

天から降り注ぐ その雫たち

細いほそい小川となった

いつしかそれは

色んなものを巻き込みながら

取り込みながら

流れの強い川となり

時に何かにぶつかったり

違う方向へ溢れたり

そのうち緩やかな平野のもとで 

安心したかのような無邪気さで

辿り着いたその先は

海と川が出会う場所

さぁ ここからは

どこまでも 

どこまでも

自由な世界

すべてを受け入れ

そして受け流す

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