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私の世界を広げてくれた5冊の本たち。

私の人生にはいつも本があった。


社会人になってからまとまった時間は少なくなって、集中力もだんだんと短くなっている実感がある。
それでも本のページをめくると自然と心が落ち着いて日々の疲れた心を癒してくれる。まさに私にとって本は回復アイテムなのだ。

今回はたくさんの本の中から私の世界をぐっと広げてくれた5冊を紹介してみようと思う。


気になるものがあったらぜひ、手に取ってみてください。


グッドラック

グッドラックは何年も前にベストセラーになった、幸運について書かれた物語。
きっと今でも知っている人は知っているのだろう。

あらすじをざっと書いてみると、手にした人に幸運が訪れる魔法のクローバーが生えると聞いて、二人の騎士たちが各々の行動を行って7日目の朝を迎える、というストーリー。


幸せってなんだろう。
幸運な人ってどういう人なんだろう。


その答えのヒントがきっとグッドラックにあるはず。
私としてはこの本に出会えたこと自体が幸運だったと心から思っている。

Lily ――日々のカケラ――

過去にも紹介したことのある石田ゆり子さんのLily。
私が家のことに興味を持ち出したり、エッセイの奥深さにハマったきっかけもこの本からだった。


石田さんが大切にしている家具や置物、言葉に触れるたびに美しさのお裾分けをしてもらっているかのよう。


嵐のように駆け抜けた20代が終わりを告げて、ようやく自分の歩む道が決まり始めた私の30代はおっかなさ4割、ワクワク6割でゆっくりと始まった。

好きなものをこれからも好きと思えるように。
日々を愛していけたらと思っている。

美輪明宏のおしゃれ大図鑑

手に取った時にはもう遅い、表紙のあでやかなピンクの色使いに魅せられて気づいたら私の本棚へ。

ポップなイラストと裏腹に、中はぎっしりと美に関する視点と歴史が詰まっていて読み応え満載。
価格以上に美輪さんの愛と情熱が詰まっていて読むたびに圧倒される。

戦前日本にあった美しさをリアルタイムで知ることはできないけれど…、こうして本を通じて学ぶことができたのはまたとない幸せ者だ。


もっともっとおしゃれを楽しみたい。
美しいという形容詞が似合う女性に少しでも近づけるように今日も頑張ろう。

from everywhere.

大好きな大好きな坂本真綾さんの本。
石田ゆり子さんとはまた別の、さらっと飾らない等身大の言葉がこれまた私の心をしっかりと捉えて離さない。

この本はヨーロッパを約1ヶ月一人旅したエッセイで、読むたびにその国にある空気を深呼吸しているような気持ちになる。
旅のエッセイも何冊か読んでみたけれどどうしてだろう、from everywhere.が一番私の心にしっくりきたのだ。


いつか私も世界を旅してみたい。
いいえ、必ず行かなくちゃ。


読むたびにそんな決意をしてはや十年以上。
世界の美しさを私はもっともっとこの目で見てみたい。

キャットストリート

私が今まで読んできた中で一番好きな少女漫画は何かと聞かれたら、即答でキャットストリートと答えるだろう。
(そんな機会はきっとこれからもないだろうけども)

少女漫画なのにときめくような恋愛シーンはほとんどなくて、でもそれが当時中学生で思春期真っ只中だった私の心に響いたのだ。


家族や友情、恋愛、仕事の仲間。
たくさんの愛の形があって、どれもが等しく有難いものだと気づかせてくれた私の一生のバイブル。

当時7巻は擦り切れるまで読んだなあ。

数年前の引越しで漫画を処分してしまい結局Kindleで買い直しをした。
Kindleはこういう時便利なんだ。

本を読む、笑顔になる。そういう時間が何よりも大事なんだ。

本はとても優しい。

仕事終わりにちょっとカフェに寄って、コーヒーを飲みながら本を楽しむのは至福の時間。
エッセイを読んだり小説を読んだりとその日の気分で選んだ一冊を心ゆくまで堪能すると1日の疲れがふっと消えていくのだ。


本当はもっともっと紹介したいものはあるけれど、一旦今回はこれまで。
書いていてとても楽しいnoteだったなあ。

背表紙って個性があればあるほどいい、と思いませんか。


今年も早速いろんな本に手を伸ばしすぎて積読ができてしまった。
これもまた、幸せな悩み。


ほがらか


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