見出し画像

小さなまち、ディフェンス少なすぎ問題:「突進を支える」行政書士になりたい

はじめまして。ほどく行政書士事務所・行政書士の村下です。
北海道の人口1万数千人の「小さなまち」で行政書士をしています。

事務所開業以前から、人口数千~数万の小さなまちの事業者・団体に携わってきたこともあり、当事務所は「小さなまちで頑張る人の課題をほどく」というキャッチフレーズを掲げています。

私自身や事務所の紹介は、WEBサイトをご覧いただくとして、この記事では私が主に”ほどこう”と考えている「小さなまち、ディフェンス少なすぎ問題」について書きたいと思います。


小さなまちで旗を振る人

小さな町で何かを始める人は、本当に大切な存在です。
いわゆる「旗を振る人」ですね。
僕もこれまでにさまざまな旗を振る人に出会ってきました。

ものづくりイベントを開催する主婦
障がいのある子どものために居場所づくりをするお母さん
商店街を活気づけるためにお祭りをはじめる店主

僕がこれまで出会った旗を振る人に共通している点は、
凄まじい行動力
仲間を巻き込む力
そして
事務作業はできない
ということです。

旗を振る人は事務が「できない」?

「事務作業はできない」というのは語弊がありました。
「旗を振る人」は「事務作業をする時間はない」というのが正しいですね。

何故なら旗を振る人は、常に動き続けなければならないからです。
例えば、新しくイベントを開催するときを考えてみましょう。

関係する各所への調整
ステージ出演者に依頼
会場確保の交渉
ボランティアの確保 などなど

机に座っている時間がないというのが実情です。
(旗を振る人の大半は机に座っていられない性格というのもありますが…)

しかしイベントの裏には膨大な事務作業が待っています。

自治体への後援依頼
保健所への臨時営業許可
補助金の申請
警察や消防への許可申請 などなど。

このような対外的な手続きに加えて

実行委員会の規約作成
関係各所やボランティアへの案内文
会議資料の作成 

といった内部的な事務も発生します。

ディフェンス少なすぎ問題


また旗を振る人だけではなく、チーム内にも事務作業やバックオフィスの担当者が不在であることがあります。

地味になりがちな事務局が敬遠されるということもありますが、
小さな町特有の事務局人材が少ないという問題もあります

それは、小さな町では一次産業やサービス業、技術職を営まれている方が多く、事務作業は商工会(会議所)や農協などの団体に依頼している事が多いからです。

そのため、かつては地域のさまざまな事務局を
商工会や観光協会、町・村役場が担ってきましたが、その体制に限界がきていることは、実際にちいさな町に住んでいる方なら実感していると思います。

そうした環境下で集ったチームメンバーがそれぞれ得意なことを活かした結果、企画や渉外、広報に大半のメンバーが取り組むことになります。
全員がゴールに向かうサッカーのように。

そして「少しパソコンができる人」が、たった一人でゴールを守ってる事態になることがままあります。
(パソコンが得意=事務ができるではないのですが…)

結果として必要な事務作業に漏れが出たり、
作業の進捗管理ができないといった事が起こります。

私が見た現場では、イベント開催間近まで誰も臨時営業許可の必要性に気づいてなかった という恐ろしいケースもありました。  

安心して突進できるように。

イベントに限らず、小さな町で新しいことを始める人は本当に大切な存在です。
だからこそ、事務作業に忙殺されたり、あるいはそれがおろそかになってしまったことによる失敗はして欲しくありません。

行政書士は許認可取得や各種申請などの
事務手続きのプロフェッショナル
です。

小さな町で新しいことに挑戦する人たちが
脇目も振らずに前に突進できるように。

地道にゴールを守ってる事務局人材が
孤独に戦わなくてすむように。

私はそんなちいさな町で頑張る人のサポートをする行政書士でありたいと思っています。

そして、僕自身がちいさな町で頑張る人のお話を聞くこと自体が大好きです。ですので、「こんなこと相談してもいいのかな?」ということから、
お気軽にご連絡いただけたら、とても嬉しいです。


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?