ムラシタ@小さな町で頑張る人の課題をほどく

「小さなまちで頑張る人の課題をほどく」を合言葉に、地方の個人事業主・中小企業、ボランテ…

ムラシタ@小さな町で頑張る人の課題をほどく

「小さなまちで頑張る人の課題をほどく」を合言葉に、地方の個人事業主・中小企業、ボランティア団体などを支援しています。補助金活用をメインに、小さなまちで頑張る人のお役に立つ文章を書きたいと思います。 WEB:https://hodoku.jp/

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小さなまち、ディフェンス少なすぎ問題:「突進を支える」行政書士になりたい

はじめまして。ほどく行政書士事務所・行政書士の村下です。 北海道の人口1万数千人の「小さなまち」で行政書士をしています。 事務所開業以前から、人口数千~数万の小さなまちの事業者・団体に携わってきたこともあり、当事務所は「小さなまちで頑張る人の課題をほどく」というキャッチフレーズを掲げています。 私自身や事務所の紹介は、WEBサイトをご覧いただくとして、この記事では私が主に”ほどこう”と考えている「小さなまち、ディフェンス少なすぎ問題」について書きたいと思います。 小さな

    • 小規模事業者持続化補助金(15回)の注意点!

      第15回小規模事業者持続化補助金の公募スケジュールが公開されました。 申請締切   :2024年3月14日 (事前に商工会・会議所から支援計画書を受領する必要あり 3/7〆) 本記事では第15回公募の注意点を簡単にまとめます。 電子申請システムの変更今回から、電子申請システムがJ-grantsから独自システムに変更されました。使用にはG-BizIDプライムもしくはメンバーが必要となります。 郵送による申請も可能ですが、減点措置がされますので、ご注意ください。 代理作成

      • R6農山漁村振興交付金(農泊推進型)/農林水産省の説明会が開催されます。

        農山漁村振興交付金(農泊推進)の事業概要説明会が、来週開催されます。難易度は高いですが、地域一体となった体験型観光の推進には、非常にマッチした制度です。 当事務所でも申請支援の相談等は受け付けますので、ご検討されている方はお早めにお問い合わせください。 過去の事業概要や予算概要から解説記事も、作成しています。 概要を知りたい方はご活用ください!

        • 最大1,250万円!「地域観光新発見事業/観光庁」 事業サイトがオープンしました。

          地域観光新発見事業/観光庁の事業サイトがオープンしました。 また、公募に関するオンライン説明会が1月25日に開催されます。 国内誘客にも活用でき、補助率も高い制度になっています。 当事務所では類似の過年度事業をもとに、今から出来る準備も含め解説記事を作成しましたので、よければご参考にしてください。

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          行政書士資格は『運転免許』に似ている:開業記録

          行政書士事務所を開業してから、半年が経ちました。 改めて思うのは、行政書士資格は運転免許のようなものということです。 運転免許があれば、どのような道であれ、走ることは許可されています。 しかし実際には免許を取ったばかりで、雪道や山道、首都高速を走ることは難しいでしょう。 行政書士資格もよく似ています。 資格があれば、行政機関へ提出するあらゆる文書(他士業独占を除く)の作成が認められますが、そのすべての作成方法を熟知しているわけではありません。 そのことを指して行政書士資

          行政書士資格は『運転免許』に似ている:開業記録

          賞賛と承認を求めない:パブリック後遺症

          2023年に行政書士事務所を開業したことで、 事業者・団体の皆様に密接した支援をする機会が増えました。 2021年までは、別会社で受託していた自治体からの仕事が収益の大半を占めていたので、その時とは大きく環境が変わりました。 そのうちの一つが成果の指標。 2021年までは委託の効果を示すためにも(守秘義務を守ったうえで)「成果を積極的にPRしなければならない」側面がありました。 また安定した収益事業をベースに、非営利企画なども立ち上げる機会があり、ある意味で「頑張ってるね

          賞賛と承認を求めない:パブリック後遺症

          【補助金予習】ホテルの省エネ化に!「宿泊施設サスティナビリティ強化支援事業/観光庁

          令和5年度補正予算が11月末に成立しました。 今後、予算で計上された各支援施策の公募が開始される見込みです。 支援施策を上手に活用するためにも、 公募前から準備をしておきたいところです。 まずは観光庁「宿泊施設サスティナビリティ強化支援事業」 こちらはホテルやゲストハウスなどの省エネ化などの設備更新に活用できる制度です。 事業概要現在公開されている事業概要は下図の通りです。 ホテルやゲストハウスにおける省エネ施設の導入を支援する制度として、 具体例としてボイラー、太陽

          【補助金予習】ホテルの省エネ化に!「宿泊施設サスティナビリティ強化支援事業/観光庁

          「補助金」と「給付金・支援金」の違い:補助金でお金は増えない…?!

          新型コロナウイルス禍をきっかけに「初めて補助金・給付金といった支援制 度を知った!」という事業者の方も多いのではないかと思います。 これまで補助金を使ったことがない方が、有効に使えるようになるのはとても良いことですが、給付金との混同や、それを狙った悪質なセールス(「補助金を使わなきゃ損!」のような)によって、かえって損失を被ることもありえます。 今回は「給付金と補助金の違い」というテーマでお話します。 ※補助金・交付金・支援金・給付金といった名称に厳密なルールはありませ

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          「量産型リコ-もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」感想記

          「量産型リコ」終わってしまいましたね~。 実は夏クールで一番楽しませてもらったドラマだったかもしれません。 最終回から間が空いてしまいましたが、ちょっとした感想を。 変わった設定と変わらない空気当初は「スタートアップ企業」という舞台設定に、 「”意識高い系”になるのではないか?」と少し不安でした。 しかし、いざ始まってみると前作同様かそれ以上に、 私たちと変わらない、量産型の登場人物が、プラモデルを通して自身の悩みと向き合っていく、上質な群像劇でした。 量産型リコの魅力

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          小規模事業者持続化補助金(第14回) 無料相談を受付中です。

          個人経営のお店や小規模企業にとって使い勝手の良い補助金 「小規模事業者持続化補助金」が公募中です。(12月12日〆切) 新商品開発やPRなど売上向上に繋がる取り組みが広く対象となり、 かかった経費の2/3が補助されます。 当事務所でも申請の支援を行っていますが、具体的な申請以前に「うちぐらいの規模で使えるのかな?」や「補助金ってそもそもどんなものなんだ?」という方も多いかと思います。 そして「依頼以前の質問をしていいのかわからない」とあきらめてしまう・・・当事務所では、そ

          小規模事業者持続化補助金(第14回) 無料相談を受付中です。

          ”後ろめたさなく”アウトドアを楽しむための一冊:アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律

          今回は山と渓谷社「アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律」をご紹介します。 この本は、アウトドアを楽しむ具体的な場面で「あれ、これって法律違反になるのかな…?」といった不安や疑問に答える本になっています。 潮干狩りで使ってはいけない道具って? この本は先ほども書いたように、法律の説明を具体的なケースごとに紹介するQA方式。 例えば、クライミングを楽しむうえで、岩にボルトやピンを打ち込むことは問題ないと思っていませんか? でも、実は自然公園内などでは法律違反の

          ”後ろめたさなく”アウトドアを楽しむための一冊:アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律

          行政法を攻略する一冊:新人弁護士カエデ、行政法に挑む

          私みたいな初学者が人間が行政書士試験を受験する時、鬼門は「行政法」ではないでしょうか。 ※ここでいう「私みたいな人間」は社会学部卒、法学は教養として履修したがほぼ記憶にない、丸暗記は苦手を指します。 例えば民法は、身近な生活にあてはめたり、仮のケースを想定したりしやすいので、比較的理解がしやすいと思います。 しかし、行政法は身近なケースに落とし込むことが難しいため、 理解して覚えにくい科目だと思います。 特に行手法、行審法、行訴法にある聴聞・弁明や不服審査、行政訴訟な

          行政法を攻略する一冊:新人弁護士カエデ、行政法に挑む

          小規模事業者持続化補助金 見落としがちな「減点」項目

          個人事業主や中小企業が活用しやすい小規模事業者持続化補助金。 第13回の公募〆切が9月7日に迫り、申請の準備をしている事業者・支援者の方もたくさんいるかと思います。 さて、そんな小規模事業者持続化補助金・申請時に選択する必要がある「加点項目」を見逃すことは、まずないでしょう。 しかし、持続化補助金には「減点」もあることはご存知でしょうか? 意外と見逃しがちな小規模事業者持続化補助金「減点」項目について取り上げたいと思います。 郵送申請による減点ひとつ目は「郵送申請」による

          小規模事業者持続化補助金 見落としがちな「減点」項目

          気になるニュース:「屋外サウナ」北海道が保健所の連携強化

          「サウナ―」というほどではないのですが、個人的に温泉施設に行くと、必ず入るぐらいにはサウナ好きです。ただ屋外サウナはまだ体験するチャンスに巡り合えていません…。 そんな「屋外サウナ」に関するニュースです。。 昨今ブームになっているテントサウナ(屋外サウナ)ですが、 営業活動として行う場合には、公衆浴場法上の許可が必要となる場合があります。 これまでは、北海道内各保健所の判断基準や許可スピードが異なるという課題がありましたが、今後は情報共有を行うことで、許可の円滑化を図ると

          気になるニュース:「屋外サウナ」北海道が保健所の連携強化

          外国人と共生する地域をつくるための補助金3選

          何故かカーボンオフセットとジェンダーばかりが取り上げられがちな小さな町のSDGs。ですが、外国人との共生問題こそ、多数のゴールに貢献出来る課題なのではないかなと思っています。 何故なら機械化・無人化などが難しい一次産業が中心となっている地方の小さな町こそ、外国人人材の受入が重要になるからです。(ゴール8,11) そして外国人「労働力」として受け入れるのでは「選ばれない町」になってしまいます。また外国人と共生する、寛容で多様なコミュニティづくりは、日本人の移住推進にもつながっ

          外国人と共生する地域をつくるための補助金3選

          国は何故補助金を出すのか?

          今回は「国・自治体・財団は、なぜ補助金を出すのか?」というテーマです。 「そんなことはいいから、補助金を獲得する方法を書いてくれよ…」という方もいるかもしれませんが、 補助金を獲得するうえでも重要なテーマですので、お付き合いいただければと思います。 補助金は国から企業への「お年玉?」基本的に「お金をもらう」という行為には、何かしらの見返りが期待されますよね。 給料をもらうためには仕事をしなければなりませんし、 お金を借りるときは利子を払ったり、出資してもらったときには配当を