見出し画像

”後ろめたさなく”アウトドアを楽しむための一冊:アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律

今回は山と渓谷社「アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律」をご紹介します。
この本は、アウトドアを楽しむ具体的な場面で「あれ、これって法律違反になるのかな…?」といった不安や疑問に答える本になっています。


潮干狩りで使ってはいけない道具って?

この本は先ほども書いたように、法律の説明を具体的なケースごとに紹介するQA方式。
例えば、クライミングを楽しむうえで、岩にボルトやピンを打ち込むことは問題ないと思っていませんか?

でも、実は自然公園内などでは法律違反の可能性があります。
この本では、そうした具体的な場面での法的なリスクを分かりやすく説明しています。

さらに、この本はちょっと変わった疑問も取り上げています。
たとえば
「自宅でオオクチバスやブルーギルを飼うことはできるのでしょうか?」「潮干狩りに使う道具について、法律的な制約はあるのでしょうか?」
といったように、このような疑問にも、わかりやすく答えてくれています。

また法律だけではなく「ローカルルール」や「マナー」について取り上げているところも、法律本ではなく「さすが山と渓谷社」といった感じがします。

行政書士が書くとすれば?

この本を読んで「特定分野のニッチな課題に答える本(しかもわかりやす
く」という形式はとても良いなと思いました。
行政書士である私が、同じようなスタイルで何かに応えるとすれば「許認可」の分野です。

特に地域おこし協力隊や、市民団体などが取り組むときに見落としがちな
許認可関係
を取り上げるのは、お役に立てそうです。

「お客様を宿泊させる場合、どんな許可が必要?」
「地元のお祭りを開催する際、どんな許可がいるの?」
「福祉施設で農業をやる場合、どのような手続きが必要?」 

など、「やりたいこと」に付随する行政手続きをわかりやすく伝えることに、挑戦してみたいと思っています。

最後に、この本がアウトドア愛好者にとって法律的な疑問を解きほぐす一冊であるように、私も中小企業・地域づくり団体の方々にとって、許認可などのさまざまな行政手続きをクリアできる情報提供者となることができるように、日々努力していきます。
一緒に「やりたいこと」を実現しましょう!


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?