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読書感想文#5『がんばらないことをがんばるって決めた。』考えるOL

久しぶりの投稿になってしまいました

というのも、体調に波があった…のはもういつものことなんだけど

2週続けて週末ライブに行くことができていたから!嬉しい!


今まで大好きだったその都市のご当地グルメに並んだり、全国いろんなところにいるヲタク友達に会ったりはできなくなってしまったけど、

移動手段を慎重に選んで、それでも結局目眩や吐き気に襲われて途中離脱したり
開演直前に入ってしっかり薬飲んで臨んだり

やっぱり大好きなことをしたくて、
あの手この手でなんとか、チケットとペンライトを握りしめている日々です


どんな病気なのか、まだちゃんと理解しきれていないけど
大好きなことを奪われないよう必死です

・・・

今日は、久しぶりに本を読めたので感想文noteです
なんだか最近、文字を読むことがヘビーでかなり遠ざけてしまっていた

けど、ずっと気になっていてカメラロールに表紙の画像を保存していたこの本を
猛烈に読みたくなり、気がついたらネットで買っていたし読み終えていた

本読めたー!嬉しい!

本読むの大好きなのですが、これもまた然り、
以前よりハードルが高くなっている気がしてやっぱり悔しいなあ

・・・

仕事がどうとか、収入がどうとか、将来がどうとか
そういうのはいったん置いておいて

大好きなことを大好きでい続けるために
療養に専念しようかと思い始めています

そろそろ進退が決まります
たぶん、再休職する
ちゃんと頑張りたいと思ったから、
一度立ち止まってあらゆることを自分で整える
また、決まり次第、noteに書きます

・・・

本題!『がんばらないことをがんばるって決めた。』の感想!
ちなみに、冒頭からしばらく 考えるOLさんの温かい言葉に涙が出てしまいました

私って、こんな言葉をまっすぐにかけてもらいたかったんだなと気がついた
そしていつか、私も誰かにそんな言葉を伝えられる人になりたいとも思っています

「疲れたら少し休んで、自分を見つめ直していくことも、立派な努力のひとつだ。」p.4

まさに今、主治医と会社から休職を提案されているなか、
立ち止まることへの怖さから進退を決められずにいる私に
いちばんに飛び込んできたメッセージだった

本当はとても、疲れているのに
またゼロにしてしまう選択肢を取ることがあまりにも怖くて
なんとか誤魔化せないか、騙し騙し進めないか
そんなふうに考えていた

でも、この言葉を読んで
やっぱり、もう一度立ち止まってみてもいいかもと
すんなりと受け入れられるようになった

休むことは、努力を一度ストップすることだと
思い込んでいた自分にも気がついた

そうじゃないかも。
休んで、自分とちゃんと向き合うことに時間を費やすことは努力の一つだ

頑張りたい私の糧になるはず
長い人生、この時を振り返ったとき、今を「努力」とラベリングできるはず

ちょっとずつそう思えてきました

「何者かになるより、自分が自分でいられるようにしよう。」p.4

1年前、社会人の扉の目の前まで進んでいた私は
「はやく何者かになりたい」
そう思っていました

そのとき考えていた「何者」は

仕事で誰よりもはやく、大きな輝かしい成果を上げるルーキー
仕事も趣味も全力で楽しんでいて、充実したきらきらしている大人

こんな感じだった

でも実際はどうだろう
そんな片鱗もなく、それどころか入社半年でメンタルダウンし休職

想定外すぎる

想定外に情けない自分を全く許せないでいました
実体の見えない「何者」に憧れるあまり、自分自身を否定して
どんどん苦しめていて
自分で作った負のスパイラルから抜け出せなくなっていた

でもこの一言を見て気が付かされました

私が大切にするべきは、幻想の「何者」ではなく
一生一緒にいる「自分」だろう、と

もちろそれができなくて苦しんできた
平々凡々な自分の処世術が「何者かを目指す姿を提示すること」だったから

なにも持っていないありのままの「自分」をどうしたら大切にできるだろう
そう思ってしまえば、そんなことできるはずもなく踠いていた

だけど、そんなやり方を貫いてもうここまできてしまった
二度目の休職が待ち構えている

「何者か」を追うやり方は、私には合っていなかったという
一種の答え合わせができたんじゃないか

今すぐに「自分」を大切にするアクションをとり始めることは
少しむずかしいかもしれないけど
「何者か」じゃなくて「自分」、これが分かっただけで大切な一歩だ

「これまでの人生の努力すべてを回収しようとしたり、選んだ道を必ず正解にしなければいけないと、無理矢理に自分を奮い立たせて、ひたすらにがんばることで自分を追い込んでしまったり、していませんか? あなたはもう十分頑がんばっている。 がむしゃらに走り続けてしまうと、周りが見えなくなったり、自分の声が聞こえなくなったりしてしまう。」p.5-6

「努力を伏線に、選んだ道を正解に できるのは今の私しかいない」
そう思ってここまで、いろんなこと乗り越えてきたから
当時頑張った自分を肯定したくて、褒めたくて必死だったから
そしてそれが正解だと思っていたから

自分の気持ちがわからなくなってしまった
自分の声も聞こえない、向かいたい先が見えない

正直、ずっと正解だと思っていたやり方が合わなかったとわかったからといって
すぐ踵を返せるほど器用じゃない

でも、本当は聞こえている自分の声をずっと無視していられるほど器用でもない

せっかく聞こえている自分の声を、もう少しだけ尊重できないか

過去のやり方が今合わなくなってきたからといって
過去の私自身が間違っていたわけじゃない

自分に自信がないから、過去の自分を否定することが怖かった
でも結局、それは今の自分を否定していた

生きているんだから、間違えることもあるし、考えが変わることもある

今の自分だからわかるようになっただけであって、
当時精一杯だった自分を否定することにはならないと、
少しずつ思えるようになりたい

「もともと真面目で責任感が強い性格だった。凡人だからこそ、当たり前のことをきちんとこなす真面目さと責任感でしか、自分を守ることができなかった。」p.19

あまりにも私そのもので、共感できる嬉しさと この不器用さへの悔しさが
込み上げてきました。

「真面目」「素直」「冷静」「丁寧」
これまで22年生きてきた中で、何度も言われてきました

学生のころはそれが褒め言葉だと捉えて嬉々としていたけれど
社会人になって、病気になって
この性格も考えものだなと、思うようになってしまった

本当は好きだった自分のこの性格も、
いつしか煙たいように思ってしまって
そんな自分も嫌だった

「普通」だからせめて「普通」のことは「普通」にできるようにしておきたい

ずっとそんな思いでいろんなこと、やってきたな

それほどまでに「普通」に執着していたはずなのに

新卒半年で休職し、2年目の頭に再休職がちらついている
全く「普通」ではなくなってしまった私

どこから間違えてしまったんだろう

「普通主義」とは「完璧主義」なのかもしれないな

何事も「普通」にできるわけない
得意不得意があって凸凹で、それでいいのに
そんな自分が許せなくて、ぜんぶ「普通」にできることを求めた
よく見たらそんな完璧な人、いないのに
焦って空回りして、でもなんとか取り繕おうとして、
全部「普通」にこなすことに必死だった

それって「完璧主義」に近いんじゃないか

ちょっとでもダメな自分を完全に否定して、理想とのギャップに苦しんだ

「完璧主義」を捨てたい

まずは自分が「完璧主義」だと認めるところから始めようか

平凡な私も、失敗した私も、少しずつ許せる私になってから、生きることに穏やかさを取り戻せた。ゆっくり歩きながら進ことにした。p.20

上述した通り、完璧じゃない、普通じゃない、どんな私をも受け入れることが
穏やかに生きるうえで、やっぱり大切なようです

完璧に見えるあの人も、何かに苦しんでいるかもしれない
そして偶然それは私の強みで、何か手助けができるかもしれない

みんな完璧じゃない、不完全の中支え合って補い合っているのだと
少しずつ思いたい

そう思えるようになる中で、
ちょっとずつ自分のできることを還元したり、できないことを助けてもらったりしたらいい

最初は助けられてばっかりでもいいのかも
たくさん助けてもらえるのも、ある意味一つの才能かも

ちょっとずつでいいから、ありのままの私を受け入れて
穏やかに朗らかに、軽やかに生きたい

・・・

まだまだ書きたいこと10分の1ぐらいですが
ボリュームがすごいのでひとまずここまで!
また書く予定ができたので嬉しい


ここまで読んでくださり、ありがとう
もっと磨いて、私らしい良い言葉を発信していきたい

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