見出し画像

時代の流れと若者の傾向

先に言っておくが、これは一部の人達だと思うしそう信じたい。

尊敬できる年下の子達は周りにたくさんいる。
私は職業柄交友関係が幅広い。年齢が上下で一回り以上離れている方達とも普段から仲良くしている。

ただ、残念に感じてしまう「若者」の行動が気になってしまう。
これは時代なのか、年齢的な物なのか。
けど時代で片付けていい話なのだろうか。

アシスタントを募集していていろんな20代の子達とメールでやり取りをする。今回も過去の募集でも、ビックリするような内容が数多く寄せられる。

まずは求人募集に対しての顔文字、絵文字と「!」の多様使い。敬語が会話のよう。

これはあまりにも多すぎて、大嫌いだしおかしいと思うけど、正直慣れてしまった。
先日はgmailにまで携帯用の絵文字が使われていて驚いた。
反映するんだ…と新たな発見。
いきなり下の名前で呼ばれた時はあまりにも予想外で自分の常識が変わってきているのかとわからなくなってしまった。

求人なのに、やる気が感じられない。

なぜこの仕事をしたいか、伝わってこない。
動機に1行しか書いていない履歴書を見ると、対応している時間が残念に思えてしまう。

ヘアメイクは華やかに見える一方技術職なので職人みたいなものだ。未来が感じられない人はアシスタントにつけようと思えない。
辞める前提の人に教える時間や労力は正直ない。

もちろん、若いうちは色々試して失敗して模索しながらでいいと思うし、頑張ってやってみたけど合わなかったという事は仕方ないと思う。
自分は専門学校を卒業してから美容業にはずっと携わっているが、その中でも色んな環境を経験して色んな人を見てきたからやってみないとわからないという気持ちはわかる。

ただ、雇ってもらいたい人に対してどういう気持ちでこの仕事をしたいか、伝える事は大事なのではないか。こういう人がどれだけ仕事ができたとしても、その後コミュニケーションを取れる気がしない。

物理的に無理な環境や募集事項を無視した応募

地方に住んでいてお金がないと先に言われたり、技術が一切ないけどやる気はある。
これは申し訳ないけど論外。
このインターネットが普及していて情報過多な世の中で、自分がやりたいことに対してもう少し下調べはできないのだろうか。
求人に応募するという第一歩の勇気は素晴らしいけど、行き当たりばったりな見ず知らずの人につき合うにはリスクが大きすぎる。

メールをいただいた以上返事はするが、具体的な条件を伝えると返事が来ないというのもザラにある。ちなみに1年続いたアシスタントはついている間は表面的にはやる気を見せてニコニコいい子だったのに、裏の面を全面に出した手紙と共に音信不通になった。

テクノロジーの発達とともに簡単に知らない相手と連絡が取れるようになりすぎて、世の中的に人間関係を軽視している傾向にあるのではないか。

SNS上から連絡がきてお仕事につながる場合もあるので使い方によったら便利だし可能性は広がる。
ただ、人としての礼儀や常識がこの世の中からなくなってしまうと薄っぺらい。
時代の流れに合わせる事は大切だけど、人間的に深みがなくなる事が時代の流れなのであれば悲しすぎる。

現在単発でお手伝いに来てくれている子達はいい子達も多いけれどやっぱりコミュニケーションがとり辛い子もいる。
こちらから話しかけても話さなくても、どちらにせよあまり意見を言わない。
ミスをしても謝らないから結局連れて行くのも気が引けて悪循環。

自分から挨拶をしない子も多いが、挨拶をしない事はいつから常識になったのだろうか。
以前下を向いて挨拶をする子にどうしてか聞いたら、「気分がのらないから」と言われた事がある。


年齢で差別はしたくない。年齢関係なくできない人もいるだろう。
しかし何人も若い子達に接している中であまりにも多いので、今の日本の教育なのか、世の中の流れなのか、理解が本当にできない。

常識を学んで来れなかった、教えてもらえないのはその子達のせいだけではないだろうけど、この世の中の流れに乗っている人にはあまりにも接し辛い。

これってどうにかしないといけない社会問題なのではないだろうか。
気にしていない人の方が世の中多いのだろうか。

#エッセイ #考え方 #社会問題 #常識 #礼儀 #若者 #求人 #日本 #教育 #やる気 #社会人 #謝らない人 #時代の流れ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?