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シネマテーブル by maeda penclub

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前田ペンクラブの映画鑑賞履歴を感想を添えてまとめています。
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2021年2月の記事一覧

『ブラック・クランズマン』(アメリカ/2018)

『ブラック・クランズマン』(アメリカ/2018)

アメリカには白人至上主義を掲げるKKKという過激派団体が存在するそうです。
トランプ前大統領は彼らを認めるようなところがあったので、在任中にKKKはニュースで取り上げられることもありました。

映画の舞台は1970年代アメリカ。黒人でありながらKKKを潜入捜査するという困難なミッションに挑んだ元刑事の回顧録となります。黒人であることがバレてしまうと潜入操作ができないので、最初は電話だけで接触し、実

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『アイリッシュマン』(2019/アメリカ)

『アイリッシュマン』(2019/アメリカ)

120分以上ある映画は敬遠するのだけれど、スコセッシなら我慢するかと思ってみることにしている…のだが、209分は長い、長すぎる。

第二次大戦後のアメリカ裏社会の史実を基にして製作されたマフィア映画なので、日本人には分からないことが多いです。日本人には馴染みのない内容の長い映画をどうして最後まで観ることができたんでしょう?

それはマフィア役のデニーロやジョー・ペシの演技力のおかけです。とはいえ最

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『犬鳴村』(2019/日本)

『犬鳴村』(2019/日本)

映画好きのつもりでしたが、ジャパニーズホラーというジャンルがあることを知りませんでした。

ジャパニーズホラーとは何か。
『リング』や『呪怨』のように心霊系や呪い・恨みという目に見えない恐怖を描くホラーだそうです。(ハリウッド産のホラーは怪物が登場して派手なグロテスクなシーンで恐怖を演出するそうです)

というわけで『犬鳴村』というジャパニーズホラー映画をAmazonプライム・ビデオで視聴しました

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『ファースト・マン』(2018/アメリカ)

『ファースト・マン』(2018/アメリカ)

人類で初めて月面に足跡を残した宇宙飛行士ニール・アームストロングの半生を描いたドラマだが、その辺の歴史をよく分かってなかったので、単純に勉強になった。

まずガガーリンってアメリカ人だと思ってけど、ソビエト連邦のパイロットで最初に宇宙飛行したのがガガーリン。そのあと最初に月に行ったのがアメリカのアームストロングのようだ。

さて映画自体は全体的に陰鬱で「月へ行くぞ!」みたいな前向きな明るさは映画か

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