Hally

1974年生まれ 女性・既婚・会社員・子ども一人 タイ、マレーシア、香港、ベトナム、イ…

Hally

1974年生まれ 女性・既婚・会社員・子ども一人 タイ、マレーシア、香港、ベトナム、インドネシアで働いてきました。今まで14回引っ越ししてます 趣味 読書、料理 特技 片付け 座右の銘 自分の価値を知り、自由を信じる人間だけが、何事も気にしないかの様にして歌うのである

最近の記事

香港って奇跡のような街だと思った件

先週末、家族で香港へ2泊3日の弾丸日程で行ってきた。 本当はもっと前に行きたかったのだけど、仕事が忙しかったり、デモがあったり、コロナ禍だったりで実現しなかったのだ。 娘が小さい頃にも2年ほど住んでいたので、今回はすこし里帰りのような旅だった。特に予定は決めず、リニューアルしたスポットの多い中環(セントラル)を歩いてみたり、トラムに乗って香港島の端まで行ってみたり。オープントップバスに乗って、夜の半島側をぐるっと回るツアーにも参加した。 よく考えると乗り物に乗ってばかりだな

    • 早起きのジレンマ

      家族で旅行に来ている。タイトル写真の富士山は運よく飛行機から撮影できたもの(朝6時台のフライトだった)。3日間の弾丸旅行の1日目が終わり、2日目の朝が明けたところだ。 なんて有意義な時間の使い方をしているように書いているけれど、実際には真っ暗な部屋の中でこのnoteを更新している。朝の5時に目が覚めてしまったのだ。 ベッドの中でスマホをいじるのにも飽きたし、朝風呂でもしようかと思ったけれど、家族を起こすことになるのも申し訳ない。旅先で朝からケンカも嫌だしね。 思い返せば

      • 女性の日…なんだけどね

        昨日(3月8日)は国際女性デーだった。 ちなみに、ベトナム(2年いた)ではこの日に男性が女性にお花を贈る習慣がある。 これは夫婦や恋人同士に限ったことではなく、職場や学校でも同様。私も職場の運転手さんから小さな花束をもらったことがある。 こんな風にお花をもらえるなんて良いね〜とベトナム人の同僚に話したところ「ベトナムの男は家でも外でも遊んでばっかり。働いてる私たちがお花くらいもらって当然」というような冷めた反応で驚いた。 ただ、東南アジアの男性には「一生懸命に働く必要なん

        • 昔の友人に再会したような

          近所に大きめの古本屋がある。 たまに新潮のクレストシリーズが大量に出ていたりするので今週どうかな〜と覗いて見つけたこの一冊。 アン・タイラーのブリージング・レッスン。 彼女の作品で初めて読んだのがこの作品だった。 アン・タイラーといえば映画にもなった「アクシデンタル・ツーリスト(偶然の旅行者)」が有名だけど、個人的にはこのブリージング・レッスンがいちばん好きだ。とはいえ当時は図書館で借りて読む派だったので実物は持っていなかった。なのでうっすら汚れも浮いている古本だったけれ

        香港って奇跡のような街だと思った件

          創作と表現と、調整という仕事の持つ意味。

          どうも、体調が優れない日が続いている。 寒がりなので暖冬はありがたいはずなのに、なぜかスッキリしない。 週末にはぐったり疲れてしまい、家にこもってテレビや読書ばかりしている。 そこでちょっと気になったのが、最近の創作する側と表現し売る側の揉め事。 わたしはあまり漫画もドラマも見ないけど、今回、作家が死を選ぶところにまで追い込まれた事にはショックを受けた。 小説や漫画が原作の映像作品はよくあるけれど、作品の良し悪しを決めるポイントは「原作に忠実であるか」ではないのは確かだ。

          創作と表現と、調整という仕事の持つ意味。

          「罪なき笑い」の難しさ

          わたしは東京都下(いわゆる電話番号が03ではないエリア)の出身だ。 ドリフやひょうきん族は見ていたけれど、両親ともに東北出身かつ寡黙な人だったので「お笑い」はテレビで見るものだった。 いわゆる吉本系のお笑いを知ったのは日本ではなく海外。新喜劇のビデオをバンコクで見たのが最初だったと思う。関西出身者が盛り上がる中、私はひとり孤独を噛み締めた。悲しいかな、笑いのツボが殆ど分からなかったのだ。 その後も関西の人から「ノリが悪い」「(笑いが)分かってない」などと言われるたび、な

          「罪なき笑い」の難しさ

          ちょっと良いことがあった

          今年は普段と全く違うお正月を過ごした。年末に身近で不幸があったのだ。 クリスマス前後からばたばたといろんな事をこなし、この3連休でなんとなく片付いた。明日からは本格的に仕事で、日常に戻る。 連休最後の今日は7時に起き朝食の後に軽く仕事。お昼を食べた後はピラティスで体を動かし、近くの古本屋で探していた本を見つけた。すぐに読みたくて16時からハッピーアワーをやっているカフェに行ったけど、3分ほど早かったらしい。ビールは普段と同じお値段だった。 まあここは日本だしね、と定価でビ

          ちょっと良いことがあった

          会わなければ良かった、という感じ?

          一年ほど前から続けている古典の読み直し。ちょくちょくnoteにも感想を書いているんだけど、悲しいかな、毎回とも良い読書になっているとは限らない。読み返して印象が変わるというより、あれこんな感じだったっけ、と拍子抜けする様な事もよくある。 例えばサガンの「悲しみよこんにちは」。高校生の時、好きな作家を聞かれたら「サガン」と答えるくらい好きだったのに、久しぶりに読み返した感想は「何だか薄い…」。 20世紀を代表する女流作家(死語?)のデビュー作。創作時期は10代だったというし、

          会わなければ良かった、という感じ?

          クリスマスまでやっと来た

          来週から忙しくなることが分かっている週末。 偶然にもクリスマスイブと重なったので、普段は和食中心の我が家だけれど、高めのワインを買ってイタリアンなお惣菜(買ってきたもの)で有馬記念を見ている。 私のタロットでは、ドゥーデュースが来るとみた。 (結果は…推してしるべし) 毎年の恒例、チキンも焼いた。 私のローストチキンレシピはアンダーソン夏代さんのアメリカ南部風。 もう10年くらい、この時期になるとレシピ本を引っ張り出している。 申し訳ないのはローストチキン以外のレシピは

          クリスマスまでやっと来た

          久しぶりに買った漫画の話

          すこし前にPintarestをチェックしていたら、眉間に皺を寄せて真剣にカップラーメンをすする猫のイラストが流れてきた(こちら)。 何コレすごい!と画像検索したけれどヒットしたのは香港のアーティストの英語サイト。 グッズや漫画はあるけれど、この絵を描いた人について調べるツテが無さすぎストレス…と思っていたところ。 amazonのこのページに行きついた。 このイラストの作者による書き下ろし漫画、しかも日本語訳。 めったに漫画を買うことのない私だけれど、迷うことなくワンク

          久しぶりに買った漫画の話

          「あのとき買っておいて良かった」と思うもの

          noteをやっている以上、一度は書いてみたいと思っていた「買ってよかったもの」。 とはいえ普段あまり買い物しない私なので、ここ最近の話ではなく「あのとき買っておいて良かった」と思うものについて書いてみたい。 まずはこちら。娘のお弁当箱。 娘が小学生に上がった10年前に購入した、塗りのお弁当箱。 娘に「これが欲しい」とゴリ押しされた時、小学生のお弁当箱としてはそこそこのお値段(4000円以上した)だったため、かなり迷った。 しかし結果として娘はいまもこのお弁当箱を使ってい

          「あのとき買っておいて良かった」と思うもの

          わたしの中のオッサン

          高校生のころ、わたしがなりたい職業は「学芸員」だった。 美術館や博物館に行くのも大好きで、新聞や雑誌の展覧会情報を毎週チェックしていた。 そのころ毎号買っていた雑誌が「サライ」。 実は社会人になるまで、これがおじさん向け雑誌だと知らなかった(気づかなかったと言うべきか)。 大人になってからも好きなテレビ番組は「美・鑑賞の壺」(NHK)や「なんでも鑑定団」。バザーやフリーマーケットに行く機会があれば、中古ブランド品ではなく焼き物や木彫を探して見ている。 別にそれが悪いとは思

          わたしの中のオッサン

          オススメの一冊なんて無いよ、という話

          仕事やプライベートで出会ったばかりの人と世間話をしていると、会話の流れで「趣味は何ですか」と聞かれる事がある。 「料理と読書です」と正直に答えると、2回に1回くらいの割合で「オススメの一冊はなんですか?」と聞かれることがある(今日、実際に聞かれた)。 これ、ものすごく困る質問だ。 だって、会ったばかりでよく知らない人に、何を薦めたらしっくりくるのだろう。 普段の読書習慣やテーマの好き嫌いもよくわからないし、心の状態によっては良かれと思って薦めたものが逆効果になる事だってある

          オススメの一冊なんて無いよ、という話

          ゾラとナナ、その後のマーロウとテリー

          1年ほど前から続けている「古典の読みなおし」活動の一環。 先月はゾラの「居酒屋」と「ナナ」を読んでいた。とはいえ読みなおして気がついたのだけど、「ナナ」の方はたぶん読みきっていなかった。冒頭の劇場のシーンまではなんとなく記憶にあるけれど、それ以降は全ページがなぜか新鮮で…。 ゾラの「居酒屋」を初めて読んだのは大学生の時。ちょっとだけバイトしていた居酒屋の店長が本好きで、これ好きだと思うよ、と文庫本をくれたのだ。登場人物が多い上に特にしっかりとした起承転結なくダラダラとお話が

          ゾラとナナ、その後のマーロウとテリー

          「男らしさ」という自縛

          ジャニーズ事務所の会見を見ながら「芝居がかった話し方」という言葉を思い出した。本人のくせかもしれないが、会見というより舞台を見ている様だった。 私は20代の後半タイのバンコクにいたのだけど、同世代の日本人で集まった時、必ず盛り上がる鉄板ネタが「男が男にセクハラされた」だった。ジムでトレーナーが(頼んでもないのに)丁寧にマッサージしてくれた、バーで西洋人と意気投合して飲んでたらいきなりキスされた、等々。 ご存知の方も多いと思うがバンコクは性に比較的寛容な街で、性嗜好をオープ

          「男らしさ」という自縛

          DJのセクハラ騒動と営業よくある話

          夏フェスでDJを務めていた女性がセクハラ被害にあったという話題。 色っぽい女性が自ら近づいてきたのでつい…という本能シカタナイ説に対し「服装で判断するなんて」という道徳的にあり得ない論がうずまいていた気がする。 何となく忘れらている気がするのであえて書くけれど、被害に遭ったのは「DJ」でありミュージシャン。つまり彼女は音楽を提供する人であって、性的なサービスをする人ではないのだ。なのに「若い」「女性」「露出が多い」という条件が揃った途端、プロのミュージシャンではなく性的な対

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