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久しぶりに買った漫画の話

すこし前にPintarestをチェックしていたら、眉間に皺を寄せて真剣にカップラーメンをすする猫のイラストが流れてきた(こちら)。

猫舌だけど、冷めた麺は嫌なんだよ

何コレすごい!と画像検索したけれどヒットしたのは香港のアーティストの英語サイト。
グッズや漫画はあるけれど、この絵を描いた人について調べるツテが無さすぎストレス…と思っていたところ。

amazonのこのページに行きついた。

このイラストの作者による書き下ろし漫画、しかも日本語訳。

めったに漫画を買うことのない私だけれど、迷うことなくワンクリックで購入。ウキウキしながら数日待ち、届いたその日に風呂場に持ち込んでページを開いたところ…、お湯に落とした(そのため実物写真は省略)。

漫画について詳しく無いので、この作品がどのジャンルに属するのかよく分からないけど…面白い。興味深い、と言うべきか。

猫が主人公の作品といえば、パラレル猫ワールドが舞台だったり(カモメに飛ぶことを教えた猫)、人間と対等に暮らしていたり(吾輩は猫である)だけど、この作品は距離感がちょっと独特だ。猫はあくまで人に飼われているペット。でも生き物としての主張も意思もある、という前提で話が進む。

作者は台湾出身で香港在住の女性。
「飼われているけど自己主張はする」猫の姿が何となくこの地域の置かれた状況にダブる…と言ったら深読みのしすぎか。

でも私の好奇心を鷲掴みにしたこのカップラーメン猫の表情。大国に突き回される発展した都市国家の憂鬱があふれている。そしてこんな顔でラーメン食べてる人が香港にも台北にもごっそりいそうだ。

特段、猫が好きという訳では無いけれど、猫というか動物の絵やイラストは好きなんだよなあ…。個展とかあったらぜひ行ってみたい。

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