ここには自分のことを語りたいやつがいっぱいいるんだ。
HLABサマースクール運営委員のみさきです。
HLABでは、サマースクール開催に向けて5月9日(日)に第2回LP(リーダーシップ・プログラム)研修を実施しました。
第1回LP研修は、“Sense HLAB. ~ Are you excited? ~”がテーマでした。サマースクール運営委員全員がそろってから初めての研修で、これからの自分や、HLABチームが持つ可能性に期待を抱き、スタートを切りました。
第2回目LP研修は、チームとしての意識づくりをする思いが込められています。テーマはこちら。
Find Yourself: to be you, to be a team.
「ありのままの自分を受け入れ、なりたい自分を創造しよう!」
「語れあいのチームになろう!」
この言葉には、HLABサマースクール運営チームの連帯感を持つこと、運営委員にどのような人がいるか知り、チームとして高校生に提供できるものを考えること、自分の役割を認識し、責任を持つことを達成する期待が込められています。また、自分の思いや考えについて、周囲にどう思われるか気を遣わずお互いが語り合えるチームづくりをする意志も組み込まれています。
今回の研修では、このテーマをもとに2つのプログラムを実施しました。
1. 企画づくりを体験しよう
3~4人で1チームを作り、「サマースクール開催地域のボンディング企画」または、「サマースクール直前の、日本人運営委員のメンタリングの不安を解消するための企画」を考えました。良いと思った企画は実現する可能性大!俄然やる気が出ました(めらめら)
各グループ企画書を作成し、「どんな人間関係を築いていきたいか」「チームになるとはどういうことか」「いいメンターってどんな人か」など抽象的な疑問を考えることからスタートしました。立てた企画をすることで、どんな運営委員になっていたいかブレーンストーミングし、企画の目標を設定。達成する目標を1つに絞ったうえで、企画に落とし込みました。
設定した目標を、企画へと落とし込む難しさを実感しました。これを実際に運営するとなるとさらに難易度が上がると感じました。(この役割を実際に成し遂げているHLABプログラム室のみなさんに脱帽です。)
企画づくりを終えたら、グループ同士でフィードバックタイムです。「ここの部分をもう少し具体的に考えたほうがいいかも?」「こうすればもっと良くなるかも?」というコメントはもちろん、「この企画面白い!」「この考えとても大切だね」など肯定的なコメントも多くあったところが、個人的に素敵だと感じました。まさにフィードバックはギフトですね。
実際に以下のような企画が出ました。
地域のボンディング企画で出たもの
・タレントショー
・協力系ゲームをプレイする
・ラジオ番組
メンタリングの不安解消企画で出たもの
・zoomメンタリング
・オンライン散歩メンタリング
・対面メンタリング
この企画づくり体験では、概念について話し合う経験をする、プロジェクトができるまでの流れを体感する、企画を立てるときに必要なステップ・作業・エッセンスを体得する狙いが込められていました。
最近、ボンディング企画、メンタリング企画ともにHLAB内で実現の動きが見られます。自分たちが考えたものがこうして形になっていくのは楽しいですね。「やりたい!」と声を上げるとすぐに実行できるHLABだからこそできることだと思います。私の所属地域、東京チームでも、来週Among us(宇宙をテーマとしたオンライン人狼ゲーム)大会をする予定です。
2. 自分の充実体験について話そう
HLABの理事(研修日5月9日時点では、監事)兼、HLAB共同創設者・ヘッドコーチの横山匡さんに講義をしていただきました。横山さんから、HLABサマースクールの成功とは何か、問いかけられました。横山さんが考えるHLABサマースクールの成功とは、プログラムが終わった後も参加者に声をかけてもらえることです。思い出を財産に、その後も繋がり続ける、そのような素敵な仲間が集まったチームにしていけたらいいですね。
HLAB理事、HLAB共同創設者・ヘッドコーチ 横山 匡さん
講義を踏まえ、ワークショップに取り組みました。
HLABは、サマースクールにおいて、等身大で高校生に接することを大切にしています。そのためには、自分自身について良く知ることが必要です。自分について知るために、事前課題で書いてきたライフラインチャートを参考にしながら、充実体験(人生の中で最も充実していた体験)をペアに話しました。他者に話すことで会話が広がり、新たな自分を見つけられた人も多っかったのではと思います。あっという間の5分間でした。
時間が足りなかった、もっと話したいという運営委員に横山さんがひとこと、
「ここ(HLAB)には、自分のことを語りたいやつがいっぱいいるんだ。」
まったくもって図星です。
HLABには自分の好きなことに夢中になっている人がたくさんいます。それを外に出したい思いからサマースクール運営委員に手を挙げたという方も多いかもしれません。また自分についてたくさん話すには、聞き手がいて成り立つことだと思います。自分と相手との違いを尊重し、多様性を大切にするHLABの仲間だからこそできたことかもしれません。
第3回のLP研修では、ペアについて2分半のプレゼンをします。自分が抱いている像と、他人から見た自分像とのギャップが楽しめそうです。相手ごしから見た自分でも気づかなかった自身の新たな一面を知れることを期待しています。
~研修に参加した運営委員の声~
「自分なりのゴールを探して」 足立芹那さん
私にとって今年が初めてのHLABですが、すでにHLABの活動やコミュニティがとても好きです。今回のLP研修を受けて団体としてのHLABやサマースクールについて考えさせられ、さらに好きになりました。特に横山さんのHLABのお話が印象に残っています。プログラムを開催する夏までの期間に、サマースクール終了後、どのようになっていたら成功といえるのか、自分なりのゴールを探していこうと思っています。HLABを通して自分も成長しつつ、高校生が一歩踏み出す後押しができたら嬉しいです。
「Realize Who I Was and Who I Will Be」 矢部洸太郎さん
事前課題として、ライフラインチャートの記入をしました。このチャートでは、自分で決めた年齢区分ごとに、どのような出来事が起きたか詳しく書くことが求められました。私はこの活動を通して、自分が歩んできた軌跡を包括的に理解できました。ありのままの私になるため、自分を知ることは重要です。LP研修の中で、ライフラインチャートをもとに、充実体験探しをしました。5分間ペアに話すことで、自分の体験を言語化でき、ペアからのフィードバックや、質問により、客観的に自分の体験に触れられました。また、ペアの体験談を聴き、質問することで、自分との共通点がある一方違う点も大いにあり、彼の考え方や価値観が垣間見えました。第3回LP研修では、ペアのことを他者紹介する機会があります。相手の価値観をもっと深堀り、自分という鏡を通して、相手がどのように映るかについて言語化していきたいです。
~研修小ばなし~
研修開始から20分間、Get Ready With Usという企画で、朝ヨガをしました。朝が早くてまだ目が覚めていない、やることが頭の中をぐるぐるしている、そんなとき一度頭の中を空っぽにし、心を落ち着かせることで気持ちよく研修をスタートできました!
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