料理初心者が始めた、緩い減塩料理生活

はじめまして。

イワサキと申します。
普段はPPnRという会社の代表をしており、HPやECの企画、制作、運営アドバイザーをしていますが、Happy Kidney Beansという、腎不全・透析患者さん向けのFacebookページも運営しています。

2015年末、IgA腎症により慢性腎不全に、1年間の保存期を経て2017年から人工透析を導入。2018年4月にクリニックを転院し6時間の長時間透析へ。
11月からは8時間のオーバーナイト透析へ移行します。
この長時間の透析のおかげで、食事制限がほとんどなくなり、今では塩分以外は健常者の方とほぼ変わりない食事をし、筋トレ・水泳などの運動もできるようになりました。

このnoteで主なテーマになる料理自体はほとんど経験がなく、今月から透析中に食べるお弁当や、筋トレ・水泳前に食べる昼ごはんなどを自炊するようになりました。なので料理に関してはド素人です。

ただ減塩生活について、少しでも同じような病気の方の参考になればと思い掲載することにしました。

ただし腎不全患者さんに多い蛋白制限については一切考慮していません。
その理由は私個人の事情ですが、
・できる限り無機リンを摂取しない、有機リン多めの食事
・長時間透析でしっかりとリンや老廃物が抜ける
からです。

短時間透析の方や腎不全保存期、体質的なものでリンの値が上がりやすい方は、レシピそのものよりもどういうふうに減塩の工夫をするのか、といったところを参考にしてみてください。

腎不全、高血圧患者さんの1日の塩分摂取量の目安は？

健康な方の摂取量としては1日あたり、男性：8.0g未満、女性：7.0g未満となっています。（12歳以上、2015年版）
ただ、多くの方はこれ以上摂取していることが多いと思いますし、生活スタイルによっても上下することはあると思います。

そして腎不全や高血圧患者さんの場合、さらに少なく、およそ5〜6g程度といわれていますので、1食あたり2g前後ということになります。2gといわれてもピンとこない方が多いかと思いますが、カップラーメンが1食5g程度です。
ということは、お昼にカップラーメンを完飲してしまうレベルで食べてしまうと、その日はもう塩分取っちゃいけない、そんなレベルです。
カップラーメンを食べるなら、スープは半分の濃さで、そして飲まない。
それでも2gより多くなると思います。

また普段何気なく食べている調味料、菓子パン、麺などにも多くの塩分が含まれていますので、注意が必要です。
ほとんどの食品には裏に塩分が記載されているのですが、商品によってはナトリウム量として記載されている場合もあります。
その場合は下記の公式を利用することで塩分量に変換可能です。

ナトリウム（mg）×2.54÷1000＝食塩相当量（g）

いちいち覚えるのが面倒であれば、スマホのアプリで簡単に計算してくれるものもありますので、探してみてくださいね。

料理の際に心がけていること

料理初心者なので、そんなに難しいことはできません。
・簡単！
・すべて手作りじゃなくてもOK！
・時間がかからない（30分程度）
・のっけ弁（面倒なのでカップやバランは使わない）
・減塩の薄味をどう補うのか？
・醤油など塩分が多いものは必ず計量する

幸い調味料などの類は、フードコーディネーターの妻が使っているものをそのまま使いますので、食品添加物・食塩無添加のものを中心に使っています。

そんなに高級なものではなく、比較的どこのスーパーや百貨店でも取り扱いの多いものばかりなので、このnoteでも紹介したいと思います。

最後に

現在は生活習慣病（高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病など）から大病（腎不全、心疾患、脳疾患など）になることも多く、そこまで至らない場合でもお医者さんから注意を受けておられる方も多いと思います。

減塩生活の基本は
・普段から成分表をチェックして塩分を確認する習慣をつける
・大雑把でいいので、一日の塩分摂取量をチェックする
・ご家庭で使っている調味料などの成分を把握しておく
・香辛料や歯ごたえのある食材などを使って、味や食感に工夫をもたせる
・薄味に慣れる
などです。

外食の場合、チェーン店（ハンバーガーショップ、牛丼屋、定食屋など）であれば、お店の公式HPに成分表が記載されていることも多いので、それらを参考に食事すれば摂取量の目安になると思います。
※この方法は管理栄養士さんもオススメされていました

職場での食事はできる限りお手製のお弁当を持参するのがベストです。
そのためのレシピなどをnoteやYouTubeなどで公開したいと思います。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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