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ゴルフスィングには8つのポジションがある ~上達の壁を破る秘策~

スィングチェック法を発見

 スィングのスランプ、不調をなんとかしたい、そんなとき、どんな練習が効果的なのでしょうか。
 ふと部屋の中で、短い練習用のアイアンやジュニアドライバーで、ゆっくりスィングしているうちに、スィングには8つのポジションがあることに気が付きました。
 発見だあ。
 でも、自己満足かも。
 この方法、プロゴルファーがどこかで書いているかもね。
 でも、私は私。せっかく自分で見つけたんだ。このチェック法は、効果絶大かも。
 というわけで、ここに、一挙に公開。

スィングの8つのポジションを確認

① アドレス   (股関節前傾)
 股関節を折って、ゆっくりとクラブを下ろします。背筋はまっすぐで、緩みのないスクエアなアドレスを決めたいですね。
② テークバック (右側シャフト水平の位置)
 腕でなく足腰でテークバック。両手の三角形を維持して、右側のシャフトが地面と水平になる位置までテークバック。クラブヘッドは上体の前傾角度と同じ。
③ トップ    (右上方)
 左肩の押し込みと右肩の引き上げで、クラブはトップの位置に上昇。しぜんにクラブの重みでコックが発生。
④ 切り返し   (コックしたグリップが右脇に落ちる)
 左足が戻り、グリップが深くコックしながら、落下する切り返し。
⑤ インパクト  (目線不動、左サイドリード、右サイド押し込み)
 下半身でリードして、スクエアなインパクト。目線はボールを正面からとらえています。
⑥ フォロー   (左側シャフト水平の位置)
 目線を固定したまま左サイドリードで、シャフトが左側の地面に平行。
⑦ フィニッシュ (クラブを後ろに回しきった位置)
 回しきり。右サイドが左サイドを追い越して、右肩越しに、ボールをみつめている形。
⑧ 正面にクラブをもどす (反動でクラブを正面にもどすイメージ)
 体はターゲットに向いて、クラブがその体の正面に戻ります。

このポジションの確認をゆっくり繰り返します。
正しいスィングを超スローモーションで繰り返します。ポジションごとに止めてフォームチェック。

基本練習方法「一、二、三・・・・」

 私の場合、「一、二、三・・・・」と胸の内で声をだしながら、8つのポジションでクラブを止めて、フォームを確認していきます。
 自分の好きなプロゴルファーのスィングイメージで、やってみたりして。
 このそれぞれのポジションが正確なフォームなら、ショットの精度は上がるはずです。
 この練習を何度も繰り返して、正しいフォームを体に覚え込ませれば、本来のスィングに反映されていくのがめらいです。
 様々な雑誌やテクニック本の基本をふまえて、スローモーションでクラブを動かしてはポジションごとに止めて、フォームの確認をしてみましょう。
 理想のスィングに近づく道が、この練習法です。

弱点補強練習の例

 特に強化したい部分がきっとあるはずです。その区間を繰り返し練習することがお勧めです。
 課題のあるポジション。
 フォームが崩れやすい動き。
 苦手な軌道。
 これらを、ピンポイントで矯正する練習をしてみましょう。次に紹介するのは、代表的な練習例です。
 ぜひご自身で、新しい練習法を追加してくださいね。

その一 ③から④切り返しの繰り返し

 ダジャレみたいなタイトル。
 でも、大真面目。
 トップからの切り返しは、アマチュアにとって最も難しい課題ではないでしょうか。
 この③と④のポジションの間を、クラブをクラブを上下して往復してみましょう。
 トップに向かうクラブを、左足の踏み込み、ぐいと引き下ろすわけです。グリップは深いコックとなって、右サイドに落ちます。
 自然にできるようになれば、飛距離アップ、間違いなし。

その二 ②と⑥途中省略の振り子運動

 これは③④⑤はやらず、振り子のように②と⑥のポジションの間を振るだけです。シャフトを、左右地面に水平になる範囲で往復させます。
 この往復運動は、アプローチの練習にもなります。
 特にボール目線不動が重要です。
 フォローでシャフトが地面に水平になるまで、目線はインパクトの位置に置いておくわけです。
 正確なインパクトを作ることができるでしょう。

その三 ⑤から⑦加速するインパクト

 この練習のスタートは、インパクトポジション⑤の位置が始点です。
 ヘッドを地面につけたところから、ゆっくりクラブをフォローに出して、深いフィニッシュ⑦の駅まで、クラブを回しきるだけです。
 格好いいフィニッシュができあがり。
 加速しながらのインパクトが、飛距離アップのコツと言われています。この練習は、そのイメージ作りになることでしょう。
 多くのアマチュアは、ダウンスィングで、「ボールに当てておしまい」のスィングになりかちです。なんとか、振り切ることを身につけたいものですね。
 加速するまっすぐなインパクトで振り切る。
 これができれば、方向性と飛距離を、同時にアップすることができることでしょう。

その四 鏡の前でフォームチェック

 8つのポジションを、鏡で色々な角度から見て、フォームと動きの確認をしましょう。
 この確認で、姿勢やスィング軌道が歪んでいたり、偏りがあったり、ずれていたら、フォームを治しましょう。
 悪い癖の矯正です。
 きっと、うっとりしますよ。

メッセージ

 「基本練習」と「発展練習」でスィングが強化され、弱点が修正されれれば、方向性と飛距離のアップができることでしょう。
 力みようもないスローモーションで、細かくチェックをすることです。
 修正したいポジションの間でクラブを往復させて練習です。スィングはきれいになり、フォームの完成度は上がるのではないでしょうか。
 この練習はクラブを持たなくてもできます。
 場所も選びません。
 自宅でも、ゴルフ練習場でも、コースでも。
 時間があれば、繰り返しフォームの確認と悪い癖の修正などに、生かしてくださいね。
 ミスショットが出たら、きっとスィングの何が悪かったりのか、気が付くことでしょう。
 すぐに、8つのポジションで原因究明してフォームを補正するわけです。
 きっと、結果が、スコアに現れる時が来ることでしょう。
 仲間から一言。
「去年と別人だね」と、言われたいもので。 

『では、よいシーズンを、ご一緒に』



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