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筆者の想い(社会人と学生の能力のGap)と今後の投稿について

私が今後投稿する文章を通じて、何かを感じ取り、思考の型を学び、実際に行動に移すことで、自分の夢に向かって自分の意志で道を選択し、活き活きとした人生を自分の足で歩める状態になってほしいという想いがあります。なぜそう感じるようになったのか私の自己紹介をかねて書かせていただきます。

社会人での経験と必要と感じた能力

私は社会に出てから電池開発のエンジニアとして10年近く技術職に就き経験を積み上げてきました。
現場での泥臭い実験や、仕事を進めるのに必要な予算を獲得するための報告業務のような社内政治に関わってきました。

①足りない"思考力"

社内の実験では、事前にこの実験で得た結果をどのように活用したいか、実験が失敗してもただでは転ばないような予防線をはるところまで徹底的に考え抜き、実験を実施してきました。
入社当初の頃、目的という言葉をあまり意識していなかったため、実験の中身がぼやけた内容となり、結果も伴いませんでした。
また、先輩方からの資料チェックで何を伝えたいかわからないと何度も直され、悔しかった記憶がたくさんあります。
そんな経験から、目的はなにか、その目的となるのはなぜか、目的を達成するための方法はなにか、その方法を実施した際本当に目的は達成されるのかといった社会人としては基本となる思考方法(スキル)を身につけることができました。
ここで必要とされる思考方法は、学校に通う中で教えてもらえるわけではありません。
しかし、社会に出た途端に厳しく要求されるスキルです。学校での部活でも会社に入ってからの状況と似た状況があったなと今では思い返します。
自分が学生時代にこの思考方法をしっていれば、大きい声で話す人、感情で話す人の言っていることに流されず、自分の主張を通せたのではないかと思います。
今のスキルを持った状態で学生をもう一度やりたいと思えるくらいです。
社会人になってから身につけた思考方法を学生のみなさんへ伝えていきたいと思います。

②仕事は結局「人」。求められる"コミュニケーション能力"

プロジェクトでは数億円規模の仕事を幸運にも任せてもらえました。
規模の大きい仕事を任せられるのはうれしいことですが、責任を伴います。
失敗すれば会社の損失に直結するため、私の案件に対しては厳しい目線で経営者の判断がくだされます。
報告では何度も厳しいことを伝えられ、伝えたいことを伝えれば承認をもらえるわけではないということを幾度となく実感しました。
報告される立場の人が何を報告されれば承認してくれるかを考える必要があります。
普段のコミュニケーションも同じですが、相手の立場にたって、相手が何を求めているのかに応えるようなコミュニケーションができれば、人間関係がうまくいくことに気づきました。
仕事は結局「人」です。
仕事で価値を届けるお客様も「人」、経営判断するのも「人」、一緒に仕事をするチームメンバーも「人」なので、仕事においてほとんどの状況では関わる「人」がいるのです。
自分の思考したことを言葉にして伝える力はどの仕事でも求められますが、この伝える力も学校では教えてもらえません。
自分で意識してうまくコミュニケーションするためのスキルを身につけていく必要があります。

③"言語化"は最重要スキル

だいぶ遅いですが、入社7年目にして新入社員の部下ができました。
その初めてできた部下で私は衝撃を受けました。
私と同じように学校で教わっていないスキル(思考方法、伝える力)は乏しい印象でした。
そのため私が先輩方に教わった仕事のやり方や私自身が構築したスキルを仕事上で教えていきました。
しかし、教えて方がよくないのか、本人の問題なのか、1年間教え続けましたが一向にスキルが向上することがありませんでした。
幾度となく「教え方が悪い」、「伝えてくれていない」、「理解できない」と不満を打ち明けられました。
伝えたから伝わるのではなく、相手がどのように受け取るかがコミュニケーションの本質です。
私の伝え方に問題があるのか、部下の受け取り方に問題があるのかはじめはわかりませんでした。
しかし、時間を追うごとに周囲からの情報を集めると本人にも問題があることがわかってきました。
部下は周囲といざこざを起こすことが多く、言っていることがよくわからず、言ったことがうまく伝わっていないのではないかと私に相談が多く寄せられました。
部下と会話する際に資料を作ってきてもらうことにしました。
会社で無駄な資料を作らせるのは時間のムダになることは承知の上で、正確に言おうとしていることを把握するためでした。
すると、話している内容と書いている文章が1対1で一致しないことがわかりました。
頭で思っていることをうまく言葉にして話す、または文章として書きだすことができていないのです。
書いてあることを事実確認しても、「違う」というのです。これが1番の衝撃でした。
確かに学校教育において、頭で考えていることを「言語化」するスキルを教えてもらうことはありません。
しかし、思考する際に人は必ず言葉を使って思考をするため、「言語化」できないと思考を積み上げることができないのです。
さらに深刻なのは、頭の中で「思っている」ことと頭の外に出して「言葉にする」ことの乖離が大きいとコミュニケーションを行うことも難しくなってしまうのです。
このように伝える力と思考する力を身につけるには、言語化する力が求められます。

人生を豊かにする能力方程式

私が考える、自分の意志で判断・決断し、自由な人生を送るために必要な能力(スキル)方程式は下記です

自分の意志で判断・決断し、自由な人生を送るために必要な能力(スキル)
=(夢を描く力×やり抜く力)×(言語化力×構造的に問いを立てる力(=思考する力)&伝える力)

これらの方程式があれば最高に生きるのが楽しくなります(と思います)。
夢が描くことができればモチベーションがあがり、その夢に向かって行動をやり抜くことができれば夢が叶います。
言語化する力があれば、思考が広げ深める事ができ、自分が思考したことを言葉でしっかり伝えることで周囲と潤滑なコミュニケーションを行うことができます。
方程式について、今後の投稿で詳しく説明をしていきたいと思います。

長文読んでいただきありがとうございます。
知りたいことや疑問、質問、意見などございましたらお気軽にコメントいただけると嬉しいです。


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