※【鬼滅の刃 無限列車編(映画)】 【鬼滅の刃 遊郭編】については各項を参照。ここでは原作及びアニメ版第一期(炭治郎立志編)を扱う。
2016~2020年にかけて週刊少年ジャンプに連載された吾峠呼世晴作の漫画作品およびそのアニメ(映画含む)版。大正時代を舞台に、鬼殺隊と呼ばれる剣士たちと鬼との戦いを描く物語で、記録的大ヒットをなした。
1.韓国からの批判
この方面からのバッシングで真っ先に問題になったのは主人公・竈門炭治郎の耳飾りが【旭日旗】に見えるとのことである。韓国系の「ニューヨーク在住のイラストレーター」とされる人物がネット上で騒ぎ出したから。なお耳飾りは、実際には花札をモデルにしている。
この韓国系イラストレーターは自分で勝手に描き替えた画像を「鬼滅ファンはこれを使え」と要求し、失笑を買っていた。
英語圏のネットではそれだけに終わったが、すでに旭日旗ヒステリーが蔓延している韓国ではデザインを変更して放送されているとのこと。
さらに劇場版【鬼滅の刃 無限列車編(映画)】も同様に、韓国では2020年12月にデザイン変更の上で公開された。これに対して日本のファンの間ではchang.orgを使った署名運動「鬼滅の刃・デザイン変更後の韓国公開に反対します」というカウンターの動きも出ていた。
2.フェミニズム関連
本作については他に、フェミニストか幾つかの点でバッシングがあるが、いずれもボヤに終わっている。
特によくネタにされるのがツイッターでのこの発言。
ここでいう「おっぱいぶりんぶりんの柱」とは甘露寺蜜璃という登場人物を指すが、そもそも彼女は作中最初に登場する女性の柱ではない(胡蝶しのぶの方が先に登場する)し、また残酷なシーンも多く比較的ハードな内容の本作にあって、そんなどうでもいいことより女性が酷い目にあったシーンなんて幾らでもあるだろう、と「叩きに都合のいい所だけ見て都合よく泣いてんじゃねえ」と馬鹿にされている。
そして何より甘露寺蜜璃は、生来から超人的な筋力とそれを維持する食欲を持っていたため、大正という時代背景にあって結婚相手としては歓迎されず、一時は怪力や体の特徴を隠して生きてきた。そんな偽りの生活と訣別して、蜜璃は鬼殺隊に入ったのである。
性役割の押し付けからの女性の解放という問題意識をこれ以上なく体現したキャラクターであり、彼女をフェミニストが罵るのは天に唾するようなものである。
ちなみに【宇崎ちゃん献血ポスター事件】や【幸色のワンルーム】叩きなどで知られる【太田啓子】は、主人公が「男」や「長男」としての立場を動機に奮闘する姿を腐そうとするも「アニメ『鬼滅の刃』を、私も息子たちも楽しんで見ていますが」とうっかり前置きしてしまった。
それの何がいけないのかというと、彼女は以前『ゆらぎ荘の幽奈さん』を叩いた際に「もう息子にジャンプは読ませない宣言」をしていたのである。このため「アニメなら良いのか」と失笑を買ったのだ。
また2020年11月16日の毎日新聞は「禰豆子は基本『助けられるヒロイン』」と、明らかに作品を鑑賞せず書かれたフェミニズムネタのバッシング記事を掲載している。元サンデー毎日編集長・山田道子というこの筆者も以前からの萌えキャラ・オタクのヘイターであり、【君野イマ・君野ミライ】に対しても「萌えキャラという女性差別」と罵る記事を執筆している。
その後も、【鬼滅の刃 無限列車編(映画)】・【鬼滅の刃 遊郭編】・【鬼滅の刃 刀鍛冶の里編】と折に触れフェミニストのいちゃもんをうけつづけてきた。
しかし本作が押しも押されぬスーパーメガヒット作としてその名を確固たるものとした後になっては、フェミニストは「最初からフェミニズム的な作品だった」と【歴史修正主義】に走っているのだった。
参考リンク・資料:
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