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【君野イマ・君野ミライ】

 環境省の地球温暖化対策キャンペーン「COOL CHOICE」のイメージキャラクター。

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 COOL CHOICEとは温暖化対策の国際的合意であるパリ協定を踏まえ「製品の買換え」「サービスの利用」「ライフスタイルの選択」などにおいて国民に「賢い選択」を促していくというもの。
 環境省の英名が“Ministry Of the Environment”略してMOEであることに掛けて「萌えキャラ」を採用することとなった。
 ぐうたらな女子高校生「君野イマ」のところに、環境対策の進んだ平行世界から来た自分自身である「君野ミライ」がやってきて、イマの環境を省みない自堕落な生活態度を改めさせていくというSF的な設定になっている。
 なお、ネット上には「イマの方が可愛い」という意見が散見されるが、2人はあくまでも平行世界の同一人物であって過去未来の関係ではないため、イマがいなくなってミライになってしまう話ではない。

 2016年10月に開始した「MOE(Ministry of the Environment)萌えキャラクターコンセプト&キャラデザイン公募コンテスト」で採用されたもので、2017年に最初の動画が公開され、現在に至る。なおデザイン原案者Maou_Illust氏は女性である。

 2017年4月にオタクヘイターとして知られる元サンデー毎日編集長・山田道子が「中央官庁がPRに使う『萌えキャラ』という女性差別」などという、萌えキャラであること自体を敵視する中傷記事を出すなどの出来事はあったが、運用そのものはなんら問題なく行われていた。
 ツイッターでのバッシングの発端となったのが2020年8月のこのツイートである。

 このツイートそのものも内容的には特に問題のあるものではないが、例によってフェミニストの「たまたま目にして騒いだ者が発生→理性による検討を経ない『女の共感』によって叩きが広まってしまう」という流れに乗ってしまった。

 フェミニストはこれまで様々なキャラクターを攻撃の対象にしてきた。
 しかし君野イマ・ミライには、これまでの攻撃の理由として場当たり的に持ち出してきた難癖が、どれも当てはまらなかったのである。

【人工知能学会表紙事件】のロボットのように、女性が家事をしているなどの性役割が描かれているわけでもない。
 【宇崎ちゃん献血ポスター事件】のように特に巨乳なわけでもない。
 【駅乃みちか】のように、脚の形が浮き出て【スカートが透けている】ように(フェミニスト限定で)見えたり、ましてや「おしっこを我慢しているポーズ」などしていない。
 「AIさくらさん」のように「セクハラを容認している!」などと難癖をつけられそうな余地のある台詞もない。
 【頬の赤み】も非常に控えめである。
 もちろん露出度の高い服装をしているわけでもない。
 彼女達自身がイメージキャラクターである以上【内容と無関係】でもない。
 
 では今回、フェミニスト達がすがりついた言い掛かりはなんだっただろう。
 それはなんと

身長158㎝

 という記載だったのである。これは不自然な設定でないどころか、『学校保健統計調査 年次統計』(文部科学省)によると令和元年度17歳女性の平均身長(157.9cm)にほぼ等しい。

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 繰り返すが「身長158㎝」である。
 性的さの欠片もない、あまりに無茶苦茶な言い掛かりであった。
 これによってフェミニスト達自身を除く誰にとっても明らかになった。彼女たちがこれまで様々なキャラクターにつけてきた「批判理由」はどれもこれも後付けの嘘に過ぎず、結局は「萌えキャラ」というだけで憎悪していただけだったのだと。

「身長が158㎝なのが悪いなんて言ってない!身長をわざわざ書くのが気持ち悪いと言っているんだ!」と主張するバッシング側もいるが、「キャラクターの身長を書くことを叩く」ことの方が輪を掛けて言い掛かりである。
 そもそもキャラクターを設定するに際し、身長を設定することは他のキャラクターと並べて描くときの重要情報(どちらがどのくらい高いか)であるので、設定されていてむしろ当然なのである。

 2021年9月29日、吉良智子というフェミ系の人物が東京新聞に出した「炎上考」という記事では「身長158㎝叩き」が伏せられており、「『地球温暖化防止を怠ってきたのは女子高生ではなく、大人だろう」などと批判が続出した」ことになっていた。

 イマとミライがフェミニスト達の嘘を暴き出してくれたことによって、表現の自由を取り巻く「環境」もこれから少しは良くなっていくことを願ってやまない。

参考リンク・資料:

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