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 フェミニスト系弁護士。その界隈ではいわゆる「アルファ」に当たる。
 重度の性嫌悪を発症しており、もう裸とか巨乳とか関係なく、萌えキャラなだけで「だいっきらいです」と公言するレベルに達している人。

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【幸色のワンルーム】、『ゆらぎ荘の幽奈さん』、【「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業】、『宇崎ちゃんは遊びたい!』献血コラボポスターなど、様々な作品なり広告なりに「放火」してクレームを煽るのを常習としている。
 ツイッターにおける行動パターンとしては、ターゲットに適当な理由を付けてはフォロワーに抗議先を示して煽り、自分自身は反論の渦中に置かれる前に撤退して次の獲物を探すという、ピンポンダッシュ戦略を採っている。また、よほど反論を受けたくないのか極端なブロック魔としても知られ、彼女の存在を知ったときには「一言も話したことないのにブロックされてたんだけど、誰なのこの人?」というツイッターユーザーが後を絶たない(ちなみに筆者もその一人である)。
 要するに、嫌いなクラスメートの悪口を他人に吹き込んで、素知らぬ顔でその子がグループを追い出されるかイジメに遭うのを待つ女子中高生のような「女の卑劣さ」を凝縮したようなスタイルの持ち主である。
 フェミニズムといえば「女らしさ」からの女性の解放を建前に掲げる思想であるが、彼女こそこんな不名誉な「女らしさ」からとっとと解放されて頂きたい、と祈ってやまない。

 さて、そんな彼女の意見を幾つか見てみよう。
(注:ブロックされている読者が多いと思われるため、閲覧の便を考えて太田氏のツイートは画像化してあります。)

1.真空パックとAVで検索!

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 なんでそんな検索を、という突っ込み待ちのようなツイートである。
 彼女はその後、「真空パックAVについてTLに流れてきたのだ」と弁解しているが、ざっと調べた限り、その流れてきたツイートそのものを太田氏が示せたことは(何度もリプライで聞かれているにもかかわらず)無いようである。
 見てしまったものが不快だというだけでクレームする、を飛び越えて、わざわざクレームやバッシングをするために嫌いなものを探してネットを徘徊する。クレーマーフェミニストの面目躍如といったところで、このツイートは半ば彼女の代名詞的存在になってしまった。

2.『ゆらぎ荘の幽奈さん』

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ちなみに引用RT先のアカウントもフェミニストで、「これだった」というのはこちらの画像を指す。

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「こういうことが今後もあるなら」も何も、あるに決まっている。
 昔から『少年ジャンプ』には常時1本くらいは「お色気枠」の作品があったし、むしろ少年誌のなかでいち早く導入したのがジャンプである。
 というか、太田氏はこのようにも言っている。

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「性教育が不十分だから」「まともな性教育を受けていないから」性表現の悪影響を受けてしまう、というのが彼女の考え方であるはずだ。してみると息子さんにジャンプのお色気漫画を見せない、という態度には疑問が生じる。御自身は息子さんへの教育を「まともに」やっている自信がない、ということなのだろうか。
 そもそも『ゆらぎ荘の幽奈さん』から受ける悪影響とは何だろうか。見てのとおり、太田氏が「息子に見せない」と反応したのは、水着が脱げて女の子が恥ずかしがっているシーンである。それが問題だというなら「まともな性教育」とはこれの「害」をなくすために何を言うべきだと想定しているのだろう。「現実に女子の水着を剥いではいけません」?――いや、言ったところで「するわけないじゃないの」と息子さんに笑われるだけな気もするが。
(そもそも現実の性犯罪者だって「漫画で見て悪くないと思った」のではなく「悪いと知っててやってる」だろうに。)

 なおこの「ジャンプ見せない宣言」であるが、のちにアニメ【鬼滅の刃】を批判した際に「私も息子たちも楽しんで見ていますが」とついうっかり口走ってしまい、守っていないことがバレてしまった。それとも、本誌でなくアニメなら良いのだろうか。

3.【「キズナアイ」のノーベル賞まるわかり授業】

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 「『キズナアイ』のノーベル賞まるわかり授業」については別のフェミニスト学者・千田有紀が「キズナアイが相槌しか打ってない!女性がバカ役にされてる!」とデマを流したのだが、太田氏はそれについてではなく「このイラスト」をやめろと言う。
 一体このイラストの何がいけないというのだろうか。過激な服装をしているわけではなし、胸だってのちの【宇崎ちゃん献血ポスター事件】の時よりずっと控えめなスタイルである。

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「見たい人がネットで見たりして楽しむのと、NHKがノーベル賞の解説に使うのは違う」というのもわけがわからない。NHKのノーベル賞解説など、それこそ見たい人が見れば良いものであるし、キズナアイがノーベル賞の独占解説権を保持している訳でもない。キズナアイが見たくなくてノーベル賞について知りたいのなら、他のを勝手に観れば良いだけである。
 そもそも「性的な表現を嫌っているわけではない、場所の問題」だというのなら、なぜ18禁の真空パックAVに噛みついたのだろう。

4.【幸色のワンルーム】

 ここではこちらの記事を取り上げたい。

 この中で太田氏は次のように言う。

太田氏いわく、『幸色のワンルーム』は、加害者や一部の人が事件に抱いたであろう妄想を作品にしたものであり、「実在の被害者に対する中傷そのものだと思う」という。作者が「事件とは関係ない」といった発言をしている点についても、「本人が言えばいいっていう問題ではないですよね」と、太田氏は疑問を投げかける。

 いや、本人以外誰が言うの!?
 ここで言われている「事件」というのは2014~16年の2年間、埼玉県朝霞市の女子中学生を監禁したという「朝霞少女誘拐監禁事件」のことである。同事件と「幸色のワンルーム」は、取り立てて関係があるわけでも、特に勘ぐるほど設定が似ているわけでもない。強いて言えば誘拐だというくらいにしか似ていない。「事件に抱いたであろう妄想を作品にした」などと、それこそ妄想している人がいるだけの話である。

 さらに太田氏は言う。

「現実の殺人事件、強盗事件の犯人は『これは人を殺す行為だ』『これは強盗だ』ということを通常は認識しているでしょう。その上で『こんなひどいやつは殺されて当然なんだ』『金に困っていたんだから仕方なかったんだ』『あいつは金持ちなんだから、これくらいとられてもどうってことないはずだ』などと、その行為を正当化したり軽く考えようとするようなことはあるかもしれませんが、行為そのものが『人を殺す行為だ』とか『無理矢理財産を奪う行為だ』という認識は普通はしているはずです」(中略)
 しかし一方で、誘拐犯はというと、「例えば、朝霞市での事件や新潟で女児を9年監禁していた事件などでは、犯人は『仲の良い友達として暮らしていた』『自分と一緒にいることを嫌がっていたはずはない』などという趣旨の供述をします。罪を軽くしたくて嘘を強弁しているというより、行為自体への認知が歪んでおり、本気でそのように思い込んでいるのではないでしょうか。強盗や殺人と違い、そもそも自分の行為が、被害者の意思に反する誘拐であること自体、認識していないことが往々にあります。行為自体への認知に歪みがあることが、よく見られるという点……それが、『殺人や強盗』と『誘拐』の重要な違いです」。

 はて。

 法律上、誘拐は本人の同意があろうが誘拐である。
 したがって同意が描かれているからといって別に「誘拐でないかのように」描かれているわけではない。
 そして『幸色のワンルーム』の作中ではこれが正しく認識されており、犯人である「お兄さん」と被誘拐者である「幸」の両方が「これは誘拐である」とはっきり認知していた描写がある。その上で、幸が家庭では虐待、学校ではイジメの凄惨な環境にいたため、まだしも「お兄さん」に誘拐されたままでいる生活の方を選んだのである。
 これは太田氏の言葉を借りれば、誘拐「自体への認知」は誘拐としてちゃんとあり、その上で作中の諸事情を考慮し「正当化したり軽く考えようとする」という程度のことだから、まさに殺人や泥棒についてのフィクションと同じであることになる。

 同記事内で太田氏はしきりに「公共」「公共」と錦の御旗のように排除理由として主張する。だが……キズナアイの時に彼女は、NHKがネットに掲げたイラストに「公共だからやめろ」と言っていたのではなかったか? 

 してみるとネットか電波かということではなく、放送母体をもって彼女は公共性を判断していたのではないのだろうか。それなのに、今度は民間のテレビ朝日に公共を拡張するのだろうか。いったい彼女の「公共」基準はどこにあるのだろう。
 ちなみに風評被害を恐れたテレビ朝日は、このドラマ版の放送を中止する被害があったが、関西圏での放送およびネット配信は無事行われた。
 要するに全国で放送されてしまったわけだが……誰か、このドラマのせいで「誘拐を誘拐だと思わなくなった」とか「現実に誘拐していいと思うようになった」って人、います?

5.【宇崎ちゃん献血ポスター事件】

 事件そのものについては独立項目を見てもらうとして、太田氏の意見に絞ろう。

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 これが「宇崎ちゃん」界隈では有名な「環境型セクハラ」発言である。
 ちなみに環境型セクハラとは「労働者の意に反する性的な言動により、労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じるなど、その労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じること」

 もちろん、そんな状態になった赤十字職員がいたという情報は、今に至るまで影も形もありはしない。

 弁護士のくせに下手に定義のある用語を使ってしまったのが運のつきで、この発言からたとえばニコニコ動画での配信版などでは胸が協調されるシーンで「環境型セクハラ」とジョークコメントが流れるなど、すっかり「宇崎ちゃんに関連してフェミニストをからかう用語」としての用法が定着してしまった感があったりする。

 さて、太田氏は宇崎ちゃんの何が気に入らなかったのであろうか。
 いやもちろん、萌えキャラであるだけで気に入らないのだが、それは措いといて言葉の上ではなんと言っているだろうか。

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 宇崎ちゃんのポスターは、民間団体である日本赤十字社(主体)が、献血ルーム(場所)で、宇崎ちゃんのコラボキャンペーン告知(目的)のために使用されたのであるが、全部検討してみても、いったい何がダメなのかは全く分からない。
 結局、宇崎ちゃんキャンペーンは盛況のうちに無事終了し(筆者など献血に行った時にはすでに完売ずみで、クリアファイルを貰えなかった)、第2弾も予定通り行われた。ポスターについては一時的な掲示縮小はあったようだが、現在ではそれも復活済みの様である。
 太田氏は第2弾のクリアファイルに対し、次のように悔し紛れの「勝利宣言」をしている。

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 もちろん、これが大嘘であり、第2弾はもともと第1弾と違うイラストになる予定であったこと、フェミニストの意見と第2弾の絵柄は全く関係ないということが、事前告知や作者の証言から判明している。詳しくは項目【宇崎ちゃん献血ポスター事件】をご一読頂きたい。

 なお、太田氏は本件に関して【献血ボイコット】が起こったことにつき責任を問うツイートについて「名誉毀損だ!」「【献血ボイコット】の呼び掛けなんてしていません!」と色をなしている。

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 だがそれを言うなら、『幸色のワンルーム』は誘拐を「呼び掛けて」いないし、『ゆらぎ荘の幽奈さん』も性暴力を「呼び掛けて」いない。それどころか、およそフェミニストの叩く「性差別表現」に性差別だか【性的搾取】だか、とにかく彼女らが唱える何らかの悪影響を直接「呼び掛けている」ものなどほとんどないはずだ。
 その一方で、自分にだけは直接呼びかけたこと以外の責任を問うな、とはあまりにアンフェアな話である。

 また、本件でフェミニスト達が多用したバッシング理由のひとつに「必然性がない女性の姿をアイキャッチにするな」というのがあるのだが、太田啓子氏は「特定秘密保護法」に反対して、モデル気取りでこんなものを作成したことがある。

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 なかなか笑える、置きオウンゴールであった。

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